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井上が走ってきた意味②

※たぶん駄文です

もやもやの続き

なんやかんやで、まだ先週のチャリティイベントのモヤモヤを引きずっている。今日は小一時間ほど歩いて隣町のマンガ喫茶へ到着し、先週 ボランティア大学生が教えてくれた「人生最良マンガ」の続きを読むことにする。「チ。地球の運動について」3巻と「ここは今から倫理です。」とても面白そうだ。


そもそも井上が駅伝活動でやってきたこと

端的に言うと、先週のイベントはボランティア大学生への扱いが酷かったことに自分はムカついているのだと思う。そもそも井上が10年前に出逢ってきた施設の子たちも今や20歳前後になってるはずで、なんだかそのコらと同世代の大学生への愛情のない対応を見ていると、チャリティイベントの根底にあったはずの「親といっしょに暮らせない施設の子達にも幸せになってほしい」という目的が瓦解している気がする。


何様でもないですが

たぶんこの投稿自体は、井上への好感を下げるものになるのだろうけど、それでもまだ自分のことを好きでいてくれる人に知って欲しくて、自分が過去にどんな活動をしてきたかを書いておく。

リンクの記事で当時、取材してもらったことをまとめるだけなのだけど、自分は2016年に競技活動自伝を台湾で出版したあと、2017年にはGARMIN台湾にスポンサードもらい、台湾一周1000kmを14日間で走る駅伝企画を実施した。

20代のころに個人でおこなった東京→鹿児島1500kmや東京→青森800kmのような個人の走力を証明するものではなく、ライバルだった台湾ランナー達とタスキリレーをしながら井上は半分の500kmを。ライバル(仲間)にはもう半分の500kmを負担してもらうという移動方法をとりながら、全員のSNSの発信力とGARMINの機能を活かして、台湾の市民ランナーに活動を知ってもらいながら児童養護施設の子供たちへ大人として何か少しでも意味のあることをするための挑戦をした。

具体的に言うと、14日間のタスキリレー走をとおして、台東、高雄、台南、新竹4ヶ所の児童養護施設、未成年犯罪者構成施設へ走って訪れ、子どもたちと交流をとったあと、自伝の売上全額を使って、彼らへ一人一冊分の図書カードをクリスマスプレゼントした。

ココが自分の福祉についての考え方の根本であって、親といっしょに暮らせない子や、すでに道を外れて違法なことしてしまった子たちに大人としてせめてプレゼント出来ることは、教育…ではなく「学習」の機会ではないかと自分は思った。

彼らは、基本的に自分のお金で好きなものを買うことも、クリスマスプレゼントをもらうことも、一般家庭の子よりは経済的に難しい。

ただし、図書券を贈ることで、1冊分の本を買う機会を受け取ってもらえれば、好きな本を一冊だけ「自分で考えて」買ってもらうことができる。

この時、大人としてとるべき姿勢として大切だと自分が思っていたことは「どんな本でも良いから必ず何かを買って欲しい(義務)」「どんな本を買ったのか?教えてほしい(義務)」「ただし、例えその本が漫画であれエロ本であれ、本心から自分が欲しいと思って買ったのなら、全然それでOKだよ(承認)」ということをちゃんと伝えておくことだと思っていて、

そもそも大人だって、本を買う行為にハズレもミスもするわけで、たかだか千円程度の選択に臆さず、まずは本屋に行って、自分が求める知性や情報、もしくは娯楽が何なのかを本気で向き合うきっかけがあるだけで、その子の今後の学習意欲は全然ちがったものになってゆくような気がしているのである。

24時間走元世界チャンピオンの井上真悟として、昔の自分と同じような原体験をもつ子ども達に千円の図書券をクリスマスプレゼントする機会をもらえるのなら、こんなに利回りのイイ社会貢献&競技の価値認知度向上はない気がして、当時 そんな支援をチャレンジしていた。


そんなこんなでJET BOOK

そんな考えがもともとあったのでチャリティランの方は、いまだモヤモヤしているが、JET BOOKという別のクラファンを知れたことは、嬉しい。

昨日の投稿でも紹介したけれど、このJET BOOKは、僕たち大人が「児童養護施設の子供達に読んで欲しいと思っている本を施設に贈ることのできるリターン」を通じて、支援金を集めるプロジェクトである。


すべてオンラインで完結するこの交流方法は、とても理にかなっていると思っていて、今回のコーチ報酬をこのクラファンへの支援に充てることで、自分の今の胸のモヤモヤを晴らそうと思っている。

そんなこんなで、今日の投稿はここら辺で切り上げて漫画の続きを読みます。

JET BOOKについての投稿は、また書くつもりです。Have a nice day 🍀

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