スポンサー企業とのお付き合いについて想うこと
先日立ち上げた200〜1000km級のウルトラマラソンへ挑むランナーのためのオンラインサロン。少数ながら精鋭が集まってきている。そこで、早速彼らのために自分にできることを考えた。1つは選手が失敗レースをする前に失敗リスクを指摘できることだと思っている。勝負に必ず成功する秘訣などは、ない。ただしコレに気づいていなければ失敗するだろうと言えることはある。選手が気づいていない盲点を補えるかは経験者の役割の一つだ。そしてコーチに出来ることの2つ目は情報戦だと思っている。特にコロナ禍の今、200km級のウルトラマラソンは開催そのものが不安定だ。世界一になろうにも、闘える舞台を見つけられる選手は少ないと思う。海外に目を向けるのは時期尚早かもしれない。普通はそう考える。そういうご時世である。
だからこそ、ブルーオーシャンは必ず存在すると自分は思う。そして、その情報は個人より先に大会スポンサーの対象となる企業が持っているものだと予想している。製品が日用品ではなく、エンドュランス系スポーツに特化したものなら、企業が求めているのは製品をPRしてくれる選手の存在だけではない。選手が実力を発揮するためのレースの情報にも飢えているはずだ。少なくとも、かつて自分の競技活動を支援してくれたカツサプはそうだった。
彼らとの繋がりがあったから、自分は他の日本人選手が縁のなかった中国での24時間走賞金レースを闘うことができた。自分の競技人生に本気で向き合ってくれた彼らは戦友だった。
井上真悟のオンラインサロン。所属するランナーの情報は今はまだ秘匿である。ただ、企業に価値のある企画の打ち出せるメンバーが集まってきている自信はある。