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ジェリーファントム⑤映画版オペラ座の怪人感想

第5回早くもやって参りました。

前回は皆様もお好きなMasqueradeの回までをお送りしました。華やかな舞台の裏に隠されたファントムの苦悩や焦りが垣間見えた場所でしたね…🎭

全身赤くて格好いい人はシャア・アズナブル位しか
居ませんでしたが、ここに現る。

自分以外の誰もが仮面を付けているMasqueradeに参加するファントムの心境を考えるだけで苦しくなるファントム過激派の自分としては、好きなシーンでもあり、苦しくもなる難しい場面です🥀(小説ファントムを読んでいる方には何となく伝わる箇所かな…と思います。この場面で私が感じるのは、一般的な感覚を養う機会が幼少の頃から無かったファントムにとって周りと同じ境遇になる、という感覚がない人生を送っている訳です。そんな彼が、皆が自分と同じように仮面を付けているのに、仮面の事で苦しまず他の誰かと楽しそうに踊っている…という状況が自分との違いを浮き彫りにし、更にファントムを苦しめるのでは…と感じている次第です) 

真面目な書き出しからスタートしましたが、今回もファントムことエリックに狂っている私がお届けします🥀最後までお付き合い頂けたら嬉しいです🌹

エリックは小説版でも映画版でも、その仮面に隠された顔を見世物にされ辛い過去を背負っています。
他の映画などでもチラホラ出ますが、昔は特異な容姿(巨人症や小人症、皮膚が異常に伸びる、アルビノ等の見た目が異なる人達)の人々は見世物にされることが普通に行われていましたが、そこまで大昔じゃないのが恐ろしいですね…。

そんな時代に生まれたエリック(ファントム)も小説版では家を出た先で身柄をある一団に確保され見世物にされます。映画版では詳細は語られませんでしたが、同じような経緯かも知れませんね。見世物にされていた年齢は大体同じ頃のように見受けられます。

マダム・ジリーがバレリーナを目指していた頃。
10代の頃ですね。20年前位の話でしょうか🥀
Devils Childとして見世物にされていました。
あんな美形に育つのに…なんという冒涜😠子供は宝ですよ…
顔を隠す布袋を被って生活していたファントム。
子供の頃に初めて身につけたものが仮面と話していたので
素顔で暮らしていたのは、ほんの赤子の頃のみでしょう…
何も顔に付いていない生活をしていないファントムは
クリスティーヌに仮面を剥がされる事にかなりの苦痛を
感じたのは言うまでもないでしょう…🥀
哀し過ぎる、この一瞬の目…
ここで猿のぬいぐるみが登場します!
手作りでしょうか…クオリティが高い。
天才の片鱗が見えます。唯一の癒しで友達…
😭😭😭😭😭😭😭😭😭😭
暴力は日常茶飯事だったのでしょうね…
言うことを聞かせる=暴力
そういう時代背景もありますが観ていて気分は良くない
シーンですよね…優しくしてあげて…
無理やり布袋を取られ、顔面を観衆に晒されるエリック。
ここでクリスティーヌに仮面を剥がされた時の
ファントムの反応があれ程になる理由がわかりますよね🥀
かなりのトラウマです。
少し前からお猿さんが鳴くんですが、これは抗議なのかな?
って思ってます。エリックは動物と仲良くなる描写が
小説ファントムでも多かったので、ここでの唯一の友達
だったのでは…。手作りぬいぐるみもお猿さんでしたし…
着ている衣装もオルゴールのお猿さんに似ていませんか?
ただ、ヨーロッパで猿は蔑まれる、侮蔑の対象だったとか。
オルゴールにしたのは友達を忘れない為、そしてこの時の
屈辱や苦痛を忘れぬために猿のオルゴールにしたのでは…
と個人的に思っています。哀🥀
監禁されていたサーカスを抜け出し、オペラ座の地下へ
匿ってもらうエリック。ここから彼のオペラ座での
生活が始まります🥀クリスティーヌと出会うのはまだまだ
先のお話…才能を活かして地下に自分の王国を築いていきます。地下の彫刻もエリックの手によるものでしょうね🎭🕯
現協会と同じ箇所。ここは出入り出来た場所だったんですね
子供時代のエリック。痩せては居ますがシュッとした手足の
長さに将来のファントムが垣間見えます…
沢山食べて育つんだよ…🥀
ここと造り一緒ですよね??
このステンドグラスの窓もファントムの手によるもの
でしょうか…天才すぎる…
クリスティーヌの目の前の天使の絵がある所は本来
通路があった箇所ですね…クリスティーヌに歌の指導で
会う時にこの壁の裏や上で歌ってるのかな?
ここです。クリスティーヌの時代は天使の絵になっています
これもファントムの絵の可能性…天才…🪽

そして現在の話へと戻りますが、こんなに少ない映像でも過酷な彼の幼少期が想像出来ます…😭

ファントムを助けたマダム・ジリー。言葉に愛がある🥀
天才と評する所に才能を認め、長年支えてきたマダムの
エリックへの本心が垣間見える。
家族の愛なのか、心酔した信者の様な気持ちなのか…
そしてエリックを狂人と化した天才と評するラウル
敵ながら天才と認め、貶める様な発言はしないところに
育ちの良さと人柄の良さが現れている
ライバルながら天晴れ🌹

この後、クリスティーヌが父の墓参りへ行くのですが、ラウルがクリスティーヌの部屋の前で椅子に座りながら警護している所も愛…クリスティーヌはそんなラウルを置いてひとりで出て行くが…(いいの?)

クリスティーヌがお墓参りに行く直前に見つける薔薇
奥が黒に近い赤になっている🥀

これはXでもポストしましたが、クリスティーヌが父の墓参りに行く支度をして、出掛けようとした所で見つける赤い薔薇。5本置かれている薔薇の花言葉は「あなたに出会えた事の心からの喜び」🥀

しかし黒に近い赤を混ぜてるあたり、黒い薔薇の花言葉である「あなたはあくまで私のもの」「決して滅びることのない愛、永遠の愛」を含ませている様に感じる...ファントムならやりそう…🥀

馬車へと向かうクリスティーヌ。ここが1枚の絵のようで
好きなシーンです。
御者に扮するファントム。これだけでも美形なのが
分かるのが凄い👀おでこの形の良さでしょうか🥀
そして気付いたんですが、2人きりで出掛ける初めての
デート…(クリスティーヌはファントムって知らないけど)
クリスティーヌが抜け出た事に気付いたラウル
この馬に飛び乗って鞍なしで馬を駆る姿は
ライバルとはいえ流石に格好よすぎる👀✨
特典インタビューでも自分で鞍なしで乗りこなしたかったと
答えてるパトリック・ウィルソン…イケメン…
ここの造形も好きなシーンです!
天使の彫像がファントムへ誘っている様に見えます🪽🥀
14名の彫刻家を集めて作られた彫像達。
オペラ座屋上の彫像も同じ作家達によるものですね
美しくも恐ろしいものにしたかったそうで、
その意図がよく現れていますよね🪽‎🥀
クリスティーヌのこの衣装もとても好きです。
登場した全ての衣装が似合っていますが、ここのドレスは
ファントムとペア感のある黒とバーガンディのような
色合いのショールでとても良いと思います…🥀
(ファントムガチ勢)
ここでのファントムとのデュエットがとても好きです🥀
光が灯る演出はクリスティーヌが催眠にかかってる為と
言われていますが、その説+ファントムの奇術師としての
才能があれば、この演出も造作もない気もします…🎭
再三ですが読む機会があれば小説ファントムをお読み
頂けるとこの説もありかも…って思えるかと👀
復刊しませんかね、扶桑社様…(何回でも言う)
光を見て恍惚とした表情のクリスティーヌ


そこへ馬で駆け抜けてきたラウル到着
光も消えています…あと一歩の所でいつもラウルが
登場しますね…王子兼騎士ポジション…
ダーエ家の墓より降ってきたファントム
ラウルに剣で戦いを挑みます
Xでもポストしましたが、ラウルのは幼少の頃より鍛えた
基本からしっかりしている剣術って戦い方でしたね
反対にファントムは独学で身につけたタイプでしょうから
(教えてくれる相手も練習相手も居なかったでしょうしね…)
生きていく為の剣って感じでしたね。
きちんとした師が付けば、その道でも才能を発揮した
でしょうね…。悔やまれます…🥀
この競り合う所もファントムの生きる力(我武者羅さ)が
ラウルを押し退けます。

めちゃくちゃコマ送りになります😂
対峙する2人。ファントムの眼にただならぬ殺気が
宿っています。屋上での出来事後ですもんね…😡
ここのマント捌きがまた別格なんですよね。
戦闘や暗殺系の映画を観ていると布物を上手く使える人は
戦闘力高いイメージがありますね👀
マントが巻き込まれない様に左手で掴んで戦う所も好きです
(マニア)
ここの剣を振り払うファントムは2回目ですが、
(最初にラウルを段差下に落とした時)力が強いですね。
戦い方も違うのでラウルも勝手が違うのでしょう

ファントム優勢の時はパイプオルガンが表に出ている曲調になり、ラウルが優勢に変わるとオーケストラが全面に出てくる所も最高に良い演出ですよね✨

ファントムのモチーフは基本髑髏。鼻先から剣が出る所も
自分の事を暗喩しているのか考えてしまう…
原作では鼻はなく黒く穴が空いているという表現されていますもんね…ジェリーがイケメン過ぎて忘れがちですが…
(ブケーも言ってましたよね💀)
決着が着きラウルがファントムに引導を渡そうとした所を
止めたクリスティーヌ。
ラウルが切られた時は何も言わなかったじゃない…?
違う意味で決着しているのでは…🤦‍♀️
悔しがるファントム。天才故に大人になってから敗北も
無さそうなので屈辱は計り知れないですね…
そして注目です。中々出ないファントムの足首。そして
膝を曲げてるのにその長さ…?!!と驚く所です👀
なぜ止めるんだ…クリスティーヌ。と言いたげなラウル
ここは少し同情します…🥀
いやでもファントムを傷付けるのは許しません😡
2人が去った後、最後の決着を付ける覚悟を決めた
ファントム…物語は佳境へ…🥀

過去最高にコマ送りな上に文章まで長い!

書いてる本人も驚いています……めちゃくちゃ書いてる…。①と比べたら倍以上👀(笑)映画を観てきた直後は筆が乗りますね…(9回目を観てきました🌹✨10回目も行く予定です🌹✨🥀✨🕯✨🎭)

ここまで書いてきましたが、遂に次でラストになりそうです!ジェリーファントムを語るnote…書いてる自分でも驚く位に好きな所が多すぎました…。
次回ドン・ファン~EDまでになります。
皆様最後までどうぞよろしくお願いいたします…🥀


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