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02|note登録から1記事目投稿まで1年かかった理由|校正者・Webライター|2児の母
お世話になっております。Sherryと申します。
校正者・Webライターをしている、2児の母です。
実は、noteの会員登録をしてから、↓の「01 自己紹介」を書くまでに、約1年かかりました。
われながら「遅すぎるやろ」と思います。
仕事に影響しそうなので、最初に1つ言っておきたいのですが、
書き始めたが、文章が書けなくて1年経ってしまった、ということではありません(大事)。
登録するだけして、1年放置していた、が正解です。
いずれにせよ、言い訳ですが……。
今回は、1記事目投稿までに、こんなに時間がかかってしまった理由について、ぼんやり考えてみました。
読み書きは苦ではない、はず
今ほどSNSが普及していなかった時代。
「mixi」が主流だったころから、「Twitter(現・X)」で「~なう」とか言っていたころぐらいまで。
この時代は、苦もなく毎日投稿していました。
今も、文章を読んだり書いたりする仕事をしているのに、趣味としての読書も好きで、さらにnoteを始めてしまうほど、活字中毒な状態です。
読むのも書くのも苦ではない、ということは、ここでなんとなくわかります。
時間が溶ける毎日
SNSに毎日投稿していたころは、結婚もしておらず、子どももいませんでした。
当時の私は、時間もお金もそのほとんどを自分のために使うことができていました。
夢を追いかけたり、好きなことに没頭したりと、今となっては自由にすごしていたなと思います。
結婚・1人目出産・2人目出産と、人生のステージがすすむにつれて、少しずつ私の自由な時間というものはなくなっていきました。
1人目出産ぐらいまでは「何も諦めない」「好きなことも続ける」みたいなことを豪語していた気がしますが。
結局、全部ではないものの、いろいろ諦めましたし、続けられなくなったものばかり。
これについては、結婚出産の前から、もちろんわかっていましたし、ある程度の覚悟もしていましたので、すべてを悲観的にとらえてはいません(重要)。
それぞれのステージで新しく得るものがたくさんあり、大きくて幸せなものも多かったので、人生の転換期を迎えたのだと思っていますし、トレードオフということも理解しています。
問題点は、「つくってもつくっても時間が溶ける」ということ。
子どもが不在の時間やお昼寝の時間など、まとまった時間があれば、
まず仕事。
並行して家事・育児。
優先順位的には趣味の時間は最後。
現状はこうなっています。
しかし、「さあ、趣味をするぞ」という時間はだいたい子どもが寝たあと。
こうなると、疲労がピークなので「趣味はもういいから寝たい」となってしまいがち。
気づけば、「しなければならないこと」だけで日々が過ぎていくような状態です。
こうならないように、仕事と家事・育児の時間をパズルのように組み合わせて、無駄のない動きを研究し、改善しつづけていますが、改善したぶんだけ、「家事・育児」とくに「育児」に時間が溶けていきます。
「溶けている」より「溶かしている」のかもしれません。
心のどこかで、趣味より育児の方が大事だと思っていて、育児にお金も時間ももっとかけたいと思っているから、結局こうなってしまうのかもしれません。
達成欲阻害と向き合う
「達成欲阻害」という言葉をご存じでしょうか?
私は、尾石晴(ワーママはる)さんのVoicyで、この言葉を初めて知りました。
字のとおり、「達成欲」が「阻害」される状態を指しています。
子どもがいると、いなかったときには想像すらできなかったような、小さなタスクが達成できないことがあります。
たとえば……
掃除機をかける・チャットやメールのお返事を1つする・洗い物をする
など。
ひどいときは、
トイレに行きたい・ゴミをゴミ箱に入れたい
すらも、できません。
疲労のせいではありません。さぼりたいということではないのです。
「私がトイレに行こうと思ったら、子どもがお茶をこぼす」
的な、想像もできないようなイレギュラーの嵐を子どもは巻き起こすので、
泣きたくなるほど何も達成できない! となることがあるのです。
これが本当にストレス。
「こんなことすらできない」「何もできない」と、自分が無能であるかのように感じ、自己肯定感が爆速で下がります。
邪魔や中断がなければすぐ終えられることに何時間もかかるなど、何度も中断することで、時間もエネルギーも浪費してしまい、無駄に疲れます。
私は、「ストレングスファインダー(クリフトンストレングス)」の上位資質に、「達成欲」が入っているので、もしかすると、とくにこれがストレスに感じるタイプなのかもしれません。
達成欲が阻害されまくる毎日の中で、仕事も家事も育児も並行しているので、私個人としては、通勤して、仕事に集中して取り組めていたころのほうが、メリハリもあってよかったな……などと考えることもありますが、これは完全に、隣の芝生が青く見えている状態。
だって、「家でマイペースに仕事がしたい」という願いがかなって、今こうして自宅で仕事できているのですから。
こんな状態なので、「noteを書く」というような、ちょっとまとまった時間と、ちょっとした集中力を要する趣味は、気づいたときには優先順位の最下層に追いやられてしまっていたようです。
完璧主義は人生の課題
子どものころから、私はいわゆる「完璧主義」なタイプで、それにともなって「考えすぎる」性格だと思います。
私は、完璧にできるほど優秀な人間ではありません。
しかし、今の私なりにできる完璧、を何事においても目指しすぎてしまうのです。
このnoteだってそうです。
ゆるく、制約なく、自由に、SNSの1つとして
ぐらいの感覚でやっていくつもりで、自己紹介にもそう書いて、ご丁寧にハードルも下げたのに、
めっっっちゃ時間かけて書いてます。
こればっかりは「慣れ」もあると思うので、ちょっとずつ力を抜いていけたらいいなと思っていますが、
「職業柄、下手な文章を書いてはならんぞ!」
という、完璧主義の私がすぐ顔を出します。
悪いことではないと思うんですが、良い意味で「手を抜く」ができるまでに、ものすごく時間がかかることも、noteが書けない原因として大きいと感じます。
やってみないとわからないのフェーズ
ここでは割愛しましたが、私はインドアで多趣味、かつオタクです。
なので、趣味のための時間なんて、ナンボあってもいいですからね(©ミルクボーイさん)。つまり、時間がいくらあっても足りないのです。
しかし、結局、今の私はおそらく「趣味より育児」だと思っている。
でもそればっかりだとしんどくなってしまう。
だから、趣味ややりたいこともなんとか時間をつくってやろうとするけど、達成欲は阻害されるし、仕事も家事も育児も趣味も、全部に完璧主義が顔を出すので、
なんか全部うまくいってない! しんどいぞー!
これが、現状なのでしょう。
とはいえ、1年間、始めたい気持ちが消えなかったnote。
しんどい私の、ジャーナリング(書く瞑想)になればいいな。
無理にでもスタートさせることが今の私に必要なんじゃないかな?
1年かけて、ここにたどりつきました。
石橋をたたきまくった感じです。
あとは、渡ってみないとわかりません。
無理なく、これからも、何か見えてくるまでは、とにかく続けてみます。
ここまでお読みいただいたみなさま、ありがとうございます。
今後ともよろしくお願いいたします。
失礼いたします。
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