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遠距離ノススメ【クリスマスデートを成功させよ】

クリスマス、それは世の恋人達にとっての一大イベントである。
そして、例に漏れず、私と夫も初めてのクリスマスを迎えようとしておりました。

が、前回の記事で書いた通り、私の両親はそれはそれは厳しい親でございました。
子どもの頃より、子ども同士でどこかに出かけるのはNGなのは勿論、お泊まりなんて以ての外。
自宅に友人を招くことも禁止され、自宅で自分の誕生日会を開くなんて夢のまた夢でございました。

年頃になり、行動制限はやや緩和されたものの、同級生達が夜遅くまでディズニーで遊んでいる中、門限のため途中で一人帰路に着く、なんてことは、私に取っては当たり前でした。

大学生になってバイトをするようになってからは、連絡を入れさえすれば、遅く帰っても怒られることはありませんでしたが、それでも、外泊は許可されていませんでした。
(もっとも、その当時付き合っていた人は近場に住んでいたので、泊まる必要がなかったのですが)

そんな時、遠距離恋愛という形で夫と出会い、迎える初めてのクリスマス。
折角ならば、24.25日の1泊2日でお泊まりがしたい…‼︎

そう考えた私は、とある作戦を思い付きます。
それは【共犯者による偽装工作】でした。

私には3歳上の兄がおり、当時兄はフリーターをしておりました。
兄は私と違って、教育面では厳しく育てられましたが、外泊などはユルユルだったので、普通に夜遅くに帰って来ては、【家の鍵を開けてくれ〜】と私を叩き起こしてくる人で、兄妹仲は良い方だと思います。

そこで、クリスマスデートに行く日、兄に連絡。

私【今日は外泊するので、親が寝た後、私の靴を玄関に出して、ベッドに抱き枕置いて、布団を被せておいてほしい。朝になったら、靴をしまっておいて欲しい】

兄【了解〜】

いや、ユルいな(笑)
そして、こんな偽装で上手く行くのかと内心ヒヤヒヤだったのですが、翌日、帰宅しても親からは何も言われませんでした。
まぁ、今にして思うと、気づいていたけど知らないフリをしていたのかもしれませんが。

そんなわけで、無事、初めてのお泊まり&クリスマスデートは成功し、思い出深いものとなりました。
偽装工作に加担してくれた兄には、未だに感謝しております。

ちなみに、翌年のクリスマスは、【就活合宿】を理由に親に外泊許可を取って、堂々と外泊しました←
何故かバレなかったですね(笑)

次回、遠距離恋愛ノススメ【変化】更新。

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