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【イベントレポート】スキルアップからマインドチェンジまで!未経験でITベンチャーに転職&フリーランスライターに。Sherpa特別イベント:私を変えてくれた出会いと選択②

未経験で、異業種に転職する。それには並大抵ではない努力と、えいっと飛び込む勇気が必要ですよね。

2023年11月2日に行われたSherpa特別イベントでは、10月にSherpaを卒業した綾尚世(あや ひさよ)さんが登壇。パン屋のパート兼主婦だった尚世さんが、Sherpaを経て、どうやってITベンチャーに転職&フリーランスライターになったのかをお話しいただきました。

順風満帆に学習を進めてキャリアチェンジできたかと思いきや、育児や仕事に追われる毎日でくじけそうになることもあったとか。
その中でも、どのようにスキルをつけていったのか?どうやってモチベーションを保っていたのか?この記事では、イベントで語られた内容を特別に公開します!

ぜひ最後までお付き合いくださいね✨

ひのりほ
株式会社Sherpa代表取締役

2014年4月、教育/人材業界の営業職を務める。2020年3月、半年間SHElikesを受講し、パン屋のパートから2ヶ月でライターとして独立。2020年にSHEBEFOREAFTER Award2020を受賞。2023年3月、株式会社Shepraを設立。現在は「ことばの伴走者」として企業に寄り添いながら、中小企業のオウンドメディア運営、コンテンツの執筆や編集、メールマーケティングなど幅広く担当している。
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綾 尚世(あや ひさよ)
IT企業のマーケティングサポート&フリーランスライター
独身時代は化粧品の販売など、接客業を中心に勤務。子どもの小学校入学を機に、一般事務職に就職するも半年で退職し、パン屋でパートを始める。
2022年11月にSherpa of writersを受講開始。約10ヶ月の受講を経て、2023年9月よりITベンチャー企業マーケティング部へ入社。マーケティングサポートとして、SNS運用やメルマガ配信、社内資料の作成に携わる。同時に、ライター活動を開始。
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Sherpa of Writersを受講したきっかけ

尚世
Sherpa受講のきっかけは、「私を変えてくれた出会いと選択」のイベントです。
Sherpa受講前は一般事務職で働いていました。条件はよかったのですが、今までやってきた接客業と職務内容が全然違って。ストレスで身体を壊して退職したんです。家族との時間を大事にしたかったので、在宅ワークを探したのですが、スキルがないので応募さえもできませんでした。結局パン屋さんでパートをすることにしました。

1人で考えながら、「時間・お金・やりがい」の3つ全部を手に入れるなんて無理じゃない?女性として生まれて、子どもが生まれて巣立つまでは仕事なんて無理じゃない?と決めつけ、諦めていました。ただ不満に蓋をしていたので、だんだんくすぶってきたんです。夫にもあたりだして、プライベートもあまりよくない状況でした。

そんなときに出会ったのが、りほさんがポストしていた「私を変えてくれた出会いと選択」のイベントの案内です。

りほさんのことは、Xで知りました。プロフィールの「パン屋のパートから2ヶ月でフリーランスライターへ」というパワーワードがすごすぎて、一目で覚えていたんです。当時、私もパン屋さんで働いていたので、親近感を覚えてとても注目していました。

最初は勉強したことないし、「私がイベントに参加したらあかんやろ」と思ったんです。でも、りほさんが何回も案内を発信しているのを見て背中を押されました。
そして、えいっと申し込みました。

尚世さんに起きた4つの変化 ~スキル編~

1. 文章で認められ、周囲の人との関係が変わった

尚世:
パート先でLINE集客で、りほさんからパンが焼き立ての時間に「ただいま焼きたてです」と送ったらどうですか?など、さまざまなアイディアを出していただき、全部やってみたんです。

今まではいまいち戦力になれてない感じがありました。しかし、LINE集客を通して積極的に動いていくことで周りとの関係が変わったんです。

できることを探してる姿勢を見て、他のパートの人とも仲良くなり、今では仕事仲間以上の何でも話せる友達になりました。
いいコミュニケーションが生まれると、自分が認められてると思えるので、さらに主体的になれました。

2.未経験から、合計10件の実績をつめた

尚世:
Sherpaでは、合計10件の実績をつめました。内訳は、Sherpaのイベントレポート3件と、Sherpaと関係がある企業様の案件7件です。

Sherpaに入る前の私の文章のレベルは初心者レベルでした。そんな私が、案件に企画から携わることができたのです。最初からがっつり1からやらせていただけたのは大きな経験でした。
クラウドワークスの案件は、すでに企画が済んでいるものが大半です。チャレンジしやすいのですが、収入はなかなか上がりません。単価を上げていくときに、企画ができるというのは大きな武器になります。

Sherpaの案件中には、りほさんや講師の方に、こんなこと聞いていいのかと思うレベルまで質問していました。もし、全く顔合わせもしたことないクライアントだったら、聞けなくて1人で抱え込んでもうできませんとなっていたと思うので、気軽に相談できる場があるのは大事なポイントです。

3.モヤモヤな気持ちを言語化し、相手に伝えられるようになった

尚世:
Sherpaでの経験から、なぜ私はこんなにイライラしてるのかと、俯瞰的に見れるようになりました。

自分の感情を言語化することで周りの人との関係が良くなったのは予想外の副産物です。

4.IT企業のマーケティング部門に採用!

尚世:
会社の求人ページを見たときに「私絶対この会社向いてるわ。いい感じに進みそう」とピンときたんです。これは、Sherpaで自分軸をみつけていたからだと思っています。

Sherpaでの経験を通じて、社内外問わず色んな方と長期に渡って関係構築していく過程が好きなこと、逆境を前向きに捉えられる強みがあることなどの自分軸に気づきました。かつ、「社会課題を解決しようと奮闘する中小企業様に伴走していきたい」という、自分のミッションが定まったんです。この会社は自分軸とマッチしているし、伴走したい企業像ともぴったり。必ず活躍できるし、貢献したいという気持ちが湧いてきましたね。実際にこの強みを面談の際にアピールしたところ、無事に採用していただきました。現在、やりがいをもって働けています。Sherpaを通じて自分を見つめ直し、自分にあった会社を見つける目を養えたからだと思います。
信頼してSNS運用やメルマガ運用を任せていただいているので、スキルをもっと磨いていきたいです。

尚世さんに起きた4つの変化 ~マインド編~

1.思考の変換が身についた

尚世:
1番変化があったのは、自責思考を身につけたことです。自責とは、「なんで私はできないんだろう」ではありません。「どうしたら私はできるだろう」と思考を変換することだと学びました。自責思考は難しいのですが、講師の方々がほめてくださったことでできるようになりました。例えば、初めて記事を書いたときに、これであってるのかと迷いながら提出したんです。そんな私に、講師の方が「まずやりきった自分をほめてあげてください」と、涙が出るようなコメントくださいました。
自分を責めるのではなく、ポジティブに失敗をチャンスととらえて次の一歩に。この考え方ができたのが、10ヵ月を通して得た大きなことでした。


2.学びを実生活にも取り入れられた

尚世:
家事や育児、パートに忙殺され、勉強の時間が思うように作れなくて焦ったときがありました。そのときに、りほさんが「Sherpaでの学びとパート先での学びをくっつけてみたらどうですか?言葉は実生活にも活かせます。何もパソコンに向かって記事を書くだけが、ライターとしての学びではないですよ」とおっしゃったんです。

突破口になった、印象的なことがあります。当時パン屋のLINE集客を担当しており、1000名にLINEを送っていました。しかし、100名しか開封済みにならないんです。
それを嘆いていると、りほさんが「でも100人も開けてくれてるんですよ。そのパン屋さんに一気に100人くると思うとすごくないですか」とおっしゃったんです。「確かにそうやな」と思えて、発想を変えたらトントンと主体的に動けるようになりました。

また、Sherpaの企業案件で社外の方と面談させていただいたときに、「尚世さんってどんな人ですか?」と聞かれたことがあります。そのときうまく説明できなくて。自分のことを瞬時に説明できないライターが、人様のいい記事を書けるわけがないとすごくショックでした。

しかしこの出来事で、いかに普段アウトプットしているかが大切だと学び、今では熱い思いを、その熱量ですぐに発信することを習慣にしています。チャンスが来たときにぱっと自分のことを説明できることはすごく大事だと気付いた経験でした。

3.自分の才能を見つけ、認めることができた

尚世:
以前、「自分の才能を見つけよう」がテーマのSherpa特別イベントがありました。そこで「接客業=大きな声で元気な挨拶」という、一見小学生の標語のようなものを自分の強みだと言っていいんだ、ずっとやってきた私を認めていいんだと納得できたんです。

今まで、リモートワークをしたいのに、ずっと接客業なんかしてきたから今こんな困ったことになっていると思っていました。しかし、「自分が今持っている才能・強みに目を向けて認めましょう」というりほさんの言葉で、「私は人とのコミュニケーションが好きだから、接客業のスキルとライティングを生かして、今後仕事をやっていきたいんだ」と、自分軸がはっきりしました。

4.「私はプロのライター」覚悟と気合いが言葉に乗ってきた

尚世:
「自分はプロなんだ」と、覚悟と気合が入った出来事があります。夏にSherpa内で特別開催された、「フリーランスライターで稼ぐ」というテーマのマーケティング講座です。

ライターは経験値が必要なので、単価が上がっていくまで時間がかかります。このままでは目標収入に届かないかも、ライターは違うのかもなと、いろいろ悩み出してたときでした。

マーケティング講座で、「クライアントの儲け=自分の儲け」であると学びました。
フリーランスライターとして活動していくことと、それに見合った収入を得られることが腹落ちしました。講師の方の、プロとしてのビジネスマインドやライターの在り方にも触れたことで、「フリーランスライターで収入を得ること」に希望の光がみえました。そこからプロの自覚が芽生えました。

尚世さん&ひのりほのパネルディスカッション

Sherpaの実際によかったところ

尚世:
Sherpaでたくさんチャレンジできたことです。案件やイベントの運営に、気軽に手を挙げてきました。その勢いで、いいなと思った企業を見つけたときにも、自分のペースを崩さず波に乗れました。

ひのりほ:
Sherpaのなかで「これやりたい人」と声をかけたらSherpa生が「やります」と言ってくださるんですよね。すごくいい循環があると思っています。

尚世:
失敗しても大丈夫と、前向きにりほさんや講師の方が背中を押してくれる環境はすごく大きいですよね。例えば、これを1人でやっていたら、ここまでくるのに3年ぐらいかかったと思います。

ひのりほ:
それをギュッと凝縮して10ヶ月でやれたってめっちゃすごくないですか。

尚世:
本当にすごいと思います。また、疑問に思ったことをSlackですぐ聞ける環境はとてもありがたかったです。モヤモヤが積み重なると大事なことも決められないので。守られている環境は大事です。

案件について

尚世:
企業案件のうち1件は、企画から取材まで担当しました。お相手に「尚世さん」と呼ばれたり、認識されだしたころから、自分はプロだという意識が確実になったんです。つねに、りほさんや講師の方が近くにいてくださったので、迷わず一気に進めることができました。

ひのりほ:
印象深いことがあるんです。新卒3年目の女性の取材案件のとき、すごく堂々と取材をされて、納品ややり取りまでしっかり丁寧にしてくださいましたよね。特に、尚世さんの気付きがすごく素敵で。取材を経て、尚世のお子さんが成人になるころにもっと働きやすい会社が増えてほしいと記事の後書きに書いてあったんです。

それを見たときに、こういう視点を身に付けててくれたことがとても嬉しくて。先のことをちゃんと見て、広い視点で物事を見れるようになっていく。Sherpaの経験を通じて、尚世さんが丁寧に受け止めて、キャッチアップしてアウトプットしていたから、このような発想になったのかなと思います。普通に過ごしていたら、10ヶ月でその視点は絶対見つからない。本当にすごいことだと思います。


Q&A

最後に、参加者の皆さんからの質問にお答えしました。


子育てをしながら勉強するための時間配分や心がけていたことは何ですか?

尚世:
一番は、何のためにライターの勉強してるのか「目的」を考えることです
パート、育児、Sherpaの課題案件と予定を詰め込みすぎて、子どもの予定がポンって頭から抜けたことが3回ぐらい続いたことがあります。
本当に駄目だと思って、そもそもなんでこんなにいっぱい詰め込んでライターしてるのかなと考えました。ライターはあくまで目的で、その先には家族等の時間を大切にしたいという思いに気が付いたんです。
子どもとの時間は必ず確保する。そのために逆算して、夕方の5時までに終わらせようと決めました。

ひのりほ:
最初に目的を決めることや逆算して考えることは、まさにSherpaでお伝えししていることですね。子育てや私生活にもちゃんと絡めて活かせていてすごいです。

尚世:
この発想になったのは、インタビュー講座のときに構成の目的を考えることを学んだときでした。無意識に目的を考える癖がついたかもしれないです。

ひのりほ:
思考の癖がついてくるのは、Sherpaにいてくださった副産物の賜物だなと思います。

参加者から寄せられた感想

イベント終了後には、Twitterに参加者の感想がたくさん寄せられました!

Xユーザーのあけさん: 「お話された言葉1つ1つが心に響きました! 爆速で成長し、ライターとして活躍しているひさよさん素敵🥹 自分の力でチャンスやきっかけって掴み取れるんだと勇気を貰いました✨ #シェルパオブライターズ #私を変えてくれた出会いと選択 」 / X (twitter.com)

Xユーザーのみずか | 9期ライコミュサポ隊✍️さん: 「#シェルパオブライターズ の #私を変えてくれた出会いと選択 に参加!スキルとマインド両方の変化によって、理想のキャリアを掴んだ姿が素敵でした✨ 【主な学び✍】 📝いかにアウトプットするかが、瞬時に自分を説明するために大事 📝目的を決め、逆算して考える(ライティングの構成も、日常でも)」 / X (twitter.com)

まとめ

Sherpaを受講し、ライティングのスキルだけでなくマインドも変化した尚世さん。Sherpaでの学びがプライベートへの変化まで起こしたのは、まさしく「実生活と学びをくっつけた」を体現していると感じました。

1人では途方もない時間がかかるかもしれなかった道も、心強い味方がいれば最短で、かつ自信を持って進むことができます。
Sherpaには安心・安全な環境があります。ぜひあなたも一緒に新しい道を踏み出してみませんか?

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このnoteを読んでSherpa of Writersやひのりほに興味を持ってくださった方は、ぜひ一度無料の事前面談にて、お話を聞かせてください✨

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Sherpa of Writers|ことばの伴走者養成講座✍(@sherpa_writers)さん / X (twitter.com)

Text:Yuko
Design:Saki Matsumoto
Edit:Haruka Hayashi

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