２００９年公開　シャーロック・ホームズ（ロバートダウニーJr主演）感想レビュー

　今までのシャーロックホームズのイメージを打ち壊そうとして制作されたアクションミステリー大作映画です。

　主演は中国の詠春拳の達人でもある俳優ロバートダウニーJrを起用し、今までにないアクション重視のシャーロックホームズとなっています。

　その結果、推理よりも腕力で事件を解決する武闘派シャーロックホームズが出来上がりました＾＾；。

　＊↑より詳細な情報を追加した動画版も併せてご視聴するとより本記事の内容が理解しやすくなります。



　どちらかというと初老の男性というイメージが強いホームズですが、比較的若い（と言っても当時４０代）ホームズなので動きはキレキレです。

　地下闘技場で大男と殴り合いをしたりなど今までのホームズのイメージを大きく覆しています。

　

　ちなみにシャーロックホームズの原作小説では初登場時はまだ２０代という設定でした＾＾；。

　また、助手のワトソンに対してホームズが上司（？）と言ったイメージですが、こちらの映画では完全に対等な関係として描かれています。

　

　ちなみにロバートダウニーJr版のシャーロックホームズは２作目まで制作されていますが、どうもテレビドラマ版のシャーロック（ベネディクトカンバーバッチ主演）に食われてしまった感があって続編が制作される気配はありません。

　あとロバートダウニーJrはアイアンマンの出演で忙しくなってしまってシャーロックホームズに出ている場合ではなくなったのかもしれません・・。

　とはいえ、頭脳が優れていて腕っぷしも強い、それでいて傲慢なホームズは主演のロバートダウニーJrの当たり役だと思いました。

　推理よりも腕力で事件を解決するという”脳味噌まで筋肉”なホームズもアリではないでしょうか？

　ただ残念なことにアクション重視にしたせいなのかストーリーがやや雑なようには感じました。

　一応キャラクターの設定や舞台背景、大まかな話などは原作を元にしていますが、結局はシャーロックホームズをベースにしたカンフー映画になっています＾＾；。

　今でしたらAIに脚本を考えてもらうことも出来るでしょうし、よりストーリーを練ったシャーロックホームズを作り出すことも以前よりは容易だと思います。

　出来ることなら３作目のロバートダウニーJr版シャーロックホームズはぜひぜひ公開してほしいものです＾＾。

　追記：調べましたら３作目のロバートダウニーJr版シャーロックホームズは今現在制作中のようです。

　やはりアイアンマンの出演で忙しすぎて続編を撮る余裕がなかったそうですが、助手のワトソン役のジュードロウももちろん出演されるそうですので本当に嬉しく思います（T-T。