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間違ったシャーロックホームズのイメージを正します:ホームズの真の姿とは?
こちらの記事はシャーロック・ホームズに関する様々な俗説や誤解について解説しています。
本記事のより詳細な解説を知りたい方は上記の↑動画をご視聴下さい。
鹿撃ち帽とインパネスケープ?
多くのシャーロックホームズ映像化作品にてホームズは鹿撃ち帽とインパネスケープ姿で登場します。
また、ホームズの挿絵イラストでもそのような姿で描かれていることが多いです。
ただ実は原作小説においてホームズがそのような格好をしていたことはありません^^;。
では鹿撃ち帽とインパネスケープというイメージがどこから来たかと言いますと、シドニー・パジェットというイラストレーターの描いたホームズの挿絵が元になっているそうです。
シャーロックホームズの作者のコナンドイルはその挿絵を大層気に入り、その後、何度もパジェット氏に挿絵を依頼しています。
ホームズの誕生日は1月6日?
シャーロックホームズの誕生日は1月6日だと言われています。
だけど原作小説にはシャーロックホームズの誕生日に関する言及はありません。
ホームズの誕生日は1月6日というのはあくまで推測ですので実際のところは分からないのです。
ホームズは初老?
シャーロックホームズと言えば初老の紳士というイメージがあります。
ところがホームズの初登場時「緋色の研究」という作品ではまだ20代だったそうです。
映像作品でもホームズを老人として扱った作品は多くはないですので”初老の人物”というイメージがどこからきたのか疑問ではあります。
ただ、ホームズのような頭脳明晰キャラは若者よりも老人であったほうが説得力はあると思います。
![](https://assets.st-note.com/img/1704856977858-ah0Vp6hW4t.jpg)
あと、ホームズの挿絵では痩せこけてやや頭髪の薄い人物として描かれていたりして若者感はありません・・(^-^;。
ホームズは貧弱?
頭脳派な印象の強いホームズなのでアクティブな印象はありません。
ロバートダウニーJr版シャーロックホームズのようなカンフーアクション満載なホームズには当初かなり違和感がありました(-。-;。
ですが、原作小説でも容疑者を捕らえたり格闘したりなどといった描写がほんの少しだけ出てきます。
実際に私の知人でも探偵をしている方が何人かいらっしゃるのですが、それなりに危険な仕事みたいですのである程度は自分の身を守る術がないと厳しいと思います。
あと、ホームズはボクシングやフェンシングなどの心得があるということは意外に知られていなかったりします。
ホームズは傲慢?
シャーロックホームズ原作小説の日本語訳版ではホームズがやや”上から目線”な物言いをすることがあります。
でも僕の個人的な主観ですと、英語で原作小説を読んでみるとそこまで”上から”な物言いをしていないように感じるのですが、いかがでしょう?
そうは言っても最近のシャーロックホームズ映像作品(ロバートダウニーJrのシャーロックホームズ、BBC版シャーロック)などに登場する傲慢でプライド激高なホームズは嫌いではないです^^;。
シャーロックは社交性なし?
これもBBC版シャーロックのイメージだと思います。
発達障害か自閉症の毛があるのではないかと疑いたくなるぐらいベネディクトカンバーバッチのBBC版シャーロックは社交性がありません。
ただ原作小説のホームズでは社交性はあるものの、空気が読めない行動をして人を怒らせてしまうこともありますのであながち間違ってないような気がします^^;。
ホームズはアウトロー?
ホームズは現代の法律では違法とされるおク〇リを吸っている描写が度々出てきます。
それもあってシャーロックホームズは紳士というよりアウトローな人物だとする解釈があります。
ただ、当時のイギリスの法律ですとホームズの吸っているおク〇リは違法ではありませんでした。なのでアウトローということにはならないと思います。
とはいえ、普段からパイプをふかし、痩せこけていたのでやや怠惰な人物ではあるような気はしました^^;。