見出し画像

ゲーム『ATRI -My Dear Moments-』面白かったよ。

ATRIむっちゃ面白かったよというお話。
全年齢の恋愛でもシミュレーションでもないビジュアルノベルです。
今アニメもやってるので、アニメでもゲームでもいいので見てください。

概要

 大規模海面上昇によりテクノロジーが衰退しつつある近未来。
 主人公は、人類救済を夢見る青年だったか、財政難により義足を売り払ったことにより幻覚痛が再発し、大学を辞めてしまう。
 地元に戻った青年は、祖母の負債を返済する為、自称借金取りの女性と一緒に祖母の遺産のサルベージ作業を開始する。
 海の底から回収したのは、ほぼ少女に見えるロボット、ヒューマノイドのATRIだった。

共感したポイント

ストーリーはそれぞれ見てもらうとして、色々共感したポイントを語っていきたいと思います。

①地元の温かみ
 主人公、地元の青年と協力して沈んだ町からのサルベージや、大人のいない学校の先生をやったりしながら、地元の青年、少年、少女、大人とかかわっていきます。
  ATRIを囲む少年少女の無邪気さ、快活な青年の励まし、役割を担う中での達成感の中で、主人公は挫折から立ち直っていきます。そうして挫折から立ち直った主人公は、また本来の目標に戻っていきます。
  ただ単に田舎ではなく、地元での人間関係の温かみはいいですね。また、挫折を乗り越えてまた目標に向かっていくというのは、感情を揺さぶられるものがありました。

②ロボットと少女を行き来するATRIの魅力
 どこまでも少女らしいロボットとして作られたATRIは、自分が高性能なロボットであることに誇りがあります。
 ATRIは人間的な失敗を行い、それは高性能なロボット故の機能だと主張します。つまり人間を模倣する機能は自分のロボットの機能なんだからロボット的だという主張です。
 人間を模倣する機能を指しておいてロボット的と表現するのは、本人の自我が出ている証明であり、それは人間的な感情を持っている証明であるという魔不思議な矛盾を達成してしまいます。
 人間的な感情を持つことにより自身が高性能なロボットだと主張できるようになったロボット、それがATRIなのです。

③背景が綺麗
荒廃した世界で生活をしているとという設定ゆえに廃墟のリアリティは没入感に影響でます。描写がむっちゃ気合入ってます。ここだけでも見て欲しい。ちょうどゲームのページが廃墟になった学校ですね。時間帯によってまた良さが出るので見て欲しい。

お疲れ様でした。お付き合いありがとうございました。アニメみよう。
 


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?