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フォネティック・コードのすゝめ/『シャドウラン 5th Edition』コラム05

01 前口上

 この記事は新紀元社から発売されている『シャドウラン 5th Edition』日本語版ユーザーに向けた雑文かつ過去ツイートの再利用です。
 記事の閲覧・利用に関する前置きは下の記事を参照してください。


02 フォネティック・コードのすゝめ

 ゲームをする時、敵やモブNPCにA、B、Cなどと仮のアルファベットや数字を割り振っていることは多いと思います。しかし、声に出して呼ぶと、「ビー(B)」「ディー(D)」や「ニー(2)」との区別がつかず、聞き間違えたり、何度も言い直したりすることがあります。
 こういう状況を避けるべく、僕のチームでは以前からセッションでフォネティック・コードを使っています。

 フォネティック・コードとは、無線通話などで使われる(特に航空無線が有名)もので、アルファベットや数字を言う時に「エー、ビー、シー」と発音するのではなく、「アルファ、ブラボー、チャーリー」と言い換えます。例えば「SR5J」なら「シエラ、ロミオ、ファイブ、ジュリエット」になります。
 こうすれば、「B」と「D」はそれぞれ「ブラボー」「デルタ」になり、聞き間違えることはなくなります。原則として「頭の音」と「二番目の音」が重ならないようになっていて、例え最初の音を聞き落としても判別できる点もメリットです。最近ではオンライン・セッションの機会も増えたため、マイクの雑音などで音が欠けて聞こえることもありますし。

 フォネティック・コードは軍事でも使われるので、『シャドウラン』の雰囲気にも合うという点でもお勧めです。

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