地球の学びブログ ハクガン
ハクガン
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
分類
界:動物界 Animalia
門:脊索動物門 Chordata
亜門:脊椎動物亜門 Vertebrata
綱:鳥綱 Aves
目:カモ目 Anseriformes
科:カモ科 Anatidae
属:マガン属 Anser
種:ハクガン A. caerulescens学名Anser caerulescens Linnaeus, 1758和名ハクガン英名Snow goose
ハクガン(白雁[2]、学名:Anser caerulescens)は、カモ目カモ科マガン属に分類される鳥類。
分布
カナダ、中華人民共和国、デンマーク(グリーンランド)、インド、日本、大韓民国、メキシコ、ロシア、アメリカ合衆国[1]
A. c. atlanticus オオハクガンカナダ北東部やグリーンランド西部で繁殖し、冬季になると北アメリカ大陸東部へ南下し越冬する[2][3][4][5][6]。A. c. hyperboreus ハクガンカナダ北部、アラスカ州、ウランゲリ島、シベリア東部で繁殖し、冬季になると北アメリカ大陸西部へ南下し越冬する[2][3][4][6]。日本には越冬のためごくまれに飛来(冬鳥)する[3][4][5][6]。
形態
全長66-84センチメートル[3]。翼開張132-165センチメートル[3]。頭部から頸部の羽衣は白い[2][4]。胴体や翼の羽衣が白く初列風切が黒い個体(白色型)と[6]、胴体や翼の羽衣が淡青灰色や暗青灰色の個体(青色型)、また上面の羽衣が青灰色で下面の羽衣が白い個体(中間型)もいる[2][3][4][5]。和名は白色型に由来する[2]。
嘴は赤紫色やピンク色[3][4][6]。後肢はピンク色[3][4][6]。
A. c. atlanticus オオハクガン
翼長オス43-48.5センチメートル、メス42.5-47.5センチメートル[4]。
A. c. hyperboreus ハクガン
翼長オス39.5-46センチメートル、メス38.7-45センチメートル[4]。
分類
Anser caerulescens atlanticus オオハクガン Greater snow goose、Larger snow goose
Anser caerulescens hyperboreus Linnaeus, 1758 ハクガン Lesser snow goose
生態
食性は植物食で、植物の葉、根、水生植物などを食べる[4]。
繁殖形態は卵生。5-6月(基亜種5-6月、亜種オオハクガン6月)に4-5個の卵を産む[4]。抱卵期間は22-24日[4]。
人間との関係
コメやトウモロコシを食害する害鳥とみなされることもある[4]。
日本では以前は冬季に多数飛来していたが、乱獲により1940年代までに越冬個体群は絶滅したと考えられていた[6]。
しかし、1993年より国際共同計画としてハクガン復元計画が実行された結果、飛来数は増加傾向にある[7]。
絶滅危惧IA類 (CR)(環境省レッドリスト)
出典
鳥 類
絶滅(EX) 鳥類 カンムリツクシガモ
絶滅(EX) 鳥類 リュウキュウカラスバト
絶滅(EX) 鳥類 オガサワラカラスバト
絶滅(EX) 鳥類 ハシブトゴイ
絶滅(EX) 鳥類 マミジロクイナ
絶滅(EX) 鳥類 ダイトウノスリ
絶滅(EX) 鳥類 ミヤコショウビン
絶滅(EX) 鳥類 キタタキ
絶滅(EX) 鳥類 シマハヤブサ
絶滅(EX) 鳥類 ダイトウヤマガラ
絶滅(EX) 鳥類 メグロ
絶滅(EX) 鳥類 ダイトウミソサザイ
絶滅(EX) 鳥類 オガサワラガビチョウ
絶滅(EX) 鳥類 ウスアカヒゲ
絶滅(EX) 鳥類 オガサワラマシコ
絶滅危惧IA類(CR) 鳥類 ハクガン
続きがあります。
ハクガンを見ていただきありがとうございます。
これからも、鳥をみてください。
カモ科の鳥は、どことなく愛嬌があり、ほっこりした気分になります。
よろしくお願いいたします。