あすけんの事例で理解できた「行動を変えるデザイン」
「バナーには人の顔を載せると良いらしいぞ!」
こんなウラワザみたいな話を先輩や同僚から聞いたことはありませんか?
駆け出しの頃にこういうTIPSみたいなヤツを一生懸命まとめてたなあ…
でもこれって根拠はなんなんだろう…
そんな疑問を持ちながらも「先人達の知恵みたいなもんか」とそこまで気にしてなかったのですが2012年に発売された「インターフェイスデザインの心理学」という本を読んで衝撃を受けたのを覚えています。
そう、人間には行動原理があるんですよ。
我々デザイナーは行動原理を理解する必要があるのでは…
更に言うと、この行動原理をコントロールできたら…
そんな事を考えてた時に出会った本が今回読んだ「行動を変えるデザイン」です。
どんな本なのか?
ざっくり説明すると…
人々の行動や習慣を変える「行動変容」を促すプロダクトのデザインをどうすれば作れるか、どういうアプローチをすれば良いか…について書かれています。
行動経済学と心理学を活用してみよう!という感じですかね。
この行動変容、つまり人々の行動を変える方法には
① 理解
② 探索
③ デザイン
④ 改善
の4つが必要になります。
人の心はどのようにモノゴトを決めているかを知り
どのようにゴールを明確にしてユーザーを理解するか
どのようにデザインするか
そしてどうやって改善していくか
このやり方について丁寧に書かれています。
…が、正直全然イメージできず(笑)
これ…どうやって仕事に活かそう…と思った時に巻末に載っていた事例が全てを解決してくれました。
あすけんアプリの事例が最高だった!
実は僕、あすけんアプリのユーザーでして。
しかも課金してるヘビーユーザーです。(但しダイエットは成功していない)
なのであすけんの事例をなぞりながら、自らが制作サイドの気持ちとユーザーの気持ちを切り替えて考えるとめっちゃ理解しやすかったです。
でかいプロジェクトで試してみる…というよりも、日々の小さな改善案件でこの「行動を変えるデザイン」を応用してみるのが一番活かせそうな気がしました。
積極的に実践で使っていきたいと思います。
ではでは!
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?