見出し画像

パリ流ファッションスタイル診断レポ

こんにちは、Shellyです。
パリ流ファッションスタイル診断(以下パリ流)を受診してきました!

今年に入ってから受診者さんが続々と増えている印象です。
私はもはやイメコン受診をアトラクション搭乗だと思っている節があるので、乗るっきゃないこの新アトラクション!という軽い気持ちでの受診でした。雑な動機でスンマセン。

せっかくなので備忘録兼ねてレポという形で残そうと思いますが、ここから先の話はすべて「私の場合の話」です。たとえ私と同じ/近いタイプだからと言って、記載されている内容がその方に当てはまるわけではありません。主語は全部「私」です。

■私のイメコン診断歴

■パーソナルカラー
・4PC:1st春(2ndは簡易診断も含めると夏/秋/冬いずれも診断歴あり)
・16PC:1stビビッドスプリング / 2ndビビッドウィンター
16PCは自分の中で参考情報程度に捉えています。ビビ色、負けないだけで勝てるわけではない気がするので…(個人の感想)

スペクトルカラー診断
外面:オレンジ→ピンク→黄→緑→赤→紫→青

■骨格
・3分類:ナチュラル
・12分類:リッチナチュラル
3分類はストレート診断歴もありますが、似合いやすい服の傾向から自我としてはナチュラルを採用しています。

■顔タイプ
・ソフトエレガント
ただいわゆる「数値ソフエレ」で、theソフエレ!な上品さは感じづらい顔立ちかもしれません。パーツがうるせえ。

■パーソナルデザイン
・キュート(ボーイッシュ)
サブ不要なほどにボーイッシュど真ん中、とのこと。ガーリッシュとアバンギャルドは入れるとしても微量まで。逆に微量ならどちらも○。
ちなみに、ここでのみPC冬判定を受けています。ふゆ…?(取り入れられていない参考情報シリーズ)

あるあるだとは思うのですが、診断結果がブレてる部分もありますね。
イメコンに興味を持った頃はガチのファッション赤子だったので診断結果ごとに路頭に迷ったりもしましたが、徐々に自分の中での採用基準(軸)が定まってよちよち歩きできるようになってきたかな?という頃合いでのパリ流受診でした。

パリ流を受診したサロンはSalon萠さん。パリ流の結果にも関わるので、Salon萠さんでのトータル診断の結果のみ以下に抜粋しておきます。
※Salon萠さんのパリ流は、同サロンでトータル診断受診済の人のみが受診可能なメニューです。トータル診断の結果を踏まえて提案して頂けます!

パーソナルカラー
1st春/2nd秋(意識するのは「明るさ」「暖かさ」「穏やかさ」)
スペクトルカラー診断
外面:オレンジ→ピンク→黄→緑→赤→紫→青
■骨格
ナチュラル
■顔タイプ
ソフトエレガント

全体的な印象としては「フランスの少年」という表現を頂いてました。

■パリ流ファッションスタイル診断とは

私が下手に説明すると胡乱になりそうなので、詳細が気になる方はトモミ先生のブログをご参照ください。

概要だけお伝えすると、

カジュアル(ナチュラル、スポーティー)
女性らしい、華やか(ロマンティック、セクシー)
ベーシック(クラシック、トラディショナル)
ハイクラス、洗練(シック、エレガント)
個性的(クリエイティブ、ドラマティック)

上記の計5カテゴリ(10スタイル)の中からスタイルを組み合わせて、

メイン(第一印象を決めるもの)
サブ(個性や自分らしさを加えるもの)
アクセント(エッセンスをひとさじ足すもの/無しの場合も)

を決めていく診断です。
また、事前準備として診断当日までに

カウンセリングシート(ファッションの悩み、重視すること、性格、好きなものなど内面にまつわる質問に記述形式で回答)
質問票(価値観にまつわる質問にYes/Noで回答)
コーデ写真(3枚以上)

の資料3点を診断士さんに提出しておく必要があります。

余談ですが、ここ数年外出制限でどうしても写真の枚数自体が少ない&写真があってもマスクをしているものが多くてコーデ写真の選定にちょっと悩みました。マスク写真もOKなのですが、私は口元を隠すと印象がガラッと変わってしまう顔立ちなので…。とは言え診断士の萠さんとは対面のトータル診断で実際にお会いしているので、顔が見えているかどうかは通常そこまで気にしなくてよいかもしれません。
さらに余談ですが、悩んだ末に50枚近く提出しました。大は小を兼ねると思いがちなタイプです。おおきいはつよい!

■メイン決め

診断当日。
最初に実例となるコーデ写真を見ながら5カテゴリ(10スタイル)についての説明をざっと受けて、次に私のメインとなるスタイルを消去法で決めていきます。遠いところから順に消していく方式ですね。

ちなみに、事前に情報収集する中で立てていた自己予想は

・メイン:逆にクリエイティブ以外ある…?
・サブ:実質ナチュラルかスポーティーの二択しか残されていない…
・アクセント:あわよくばトラディショナりたいが…

という感じ。
正直上述の4スタイル以外は掠りもしないだろうなという実感があり、遠すぎるが故に消す順番が全く予想できませんでした。

🎀:萠さん 🐱:私

🎀「では始めます。ご自身でいちばん遠いと思うスタイルはありますか?」
🐱「はい!セクシーとエレガントとドラマティックとロマンティックとシックです!」
🎀「気持ちはよくわかりますが、ひとつずついきますね」
🐱「ハイ」

分からなかったので開始早々全部言ったんですが、萠さん側でちゃんとひとつずつ消していただけました。(ありがとうございます)

■消えた順――マイナス印象ゾーン

①ドラマティック:圧がない。
着ても変にはならないけれど、持っているスペック的にとにかく圧がない。ので、着たところでドラマティックの印象にはならない/なれない。

②シック:人工的、都会的すぎる。
持っているスペック的に似合いづらい。シック的ブラックコーデをすると「怪しい」というマイナス印象が先行

③セクシー:心配になる。
シックと同じく、持っているスペック的に薄い生地、タイトシルエット、露出などどれも苦手になりやすい。やむを得ない事情で着せられた感。

🎀「ここまでが『その印象にならない』『マイナスの印象が先行する』ゾーンです」
🐱「シックコーデ怪しくなっちゃうんだ……好みなんですけどね……」
🎀「コナンの犯人みたいな雰囲気になるかもしれないです」
🐱「www(爆笑)来世で着ます」

■消えた順――メインにできないゾーン

④クラシック:寂しい。
これをメインにしてお洒落感を出すのは難しい。今からお仕事に行く人かな…?お疲れ様です…。

⑤エレガント:おとなしすぎる。
理由はクラシックと同様だが、何もないより何か要素があったほうがまだマシなので消す順としては後ろ。

⑥ロマンティック:柔らかすぎる。
メインとするのは難しいが、コーデの一部に採用するのはアリ。ただ、それもマリメッコ柄などクリエイティブやナチュラルの要素を感じるもので。

🎀「そしてここまでが『マイナス印象とまではいかないがメインにするのは難しい』ゾーンです」
🐱「わかります(今クリエイティブとナチュラルって言ったな…)」
🎀「ちなみに、順番に消しましたが本当はここまでまとめて一気に消したいくらいです」

やっぱここまでまとめて一気に消したいんだ…と大納得しました。ですよね…私もそう思います…。

この時点で残っているのが「ナチュラル」「スポーティー」「トラディショナル」「クリエイティブ」。事前予想と同じ布陣です。

■消えた順――消す順を迷うゾーン

🎀「実はもうメインは最初から決まってるんですが」
🐱「(やっぱクリエイティブかな…)」
🎀「ここから先は悪くないので、消す順で悩みます」

⑦トラディショナル:堅すぎる。
取り入れられる要素はあるが、もっと抜け感が必要。典型的なトラディショナルのスタイルは私に対してカッチリしすぎ&大人っぽすぎる。

⑧スポーティー:アクティブすぎる。
取り入れられる要素はあるが、得意トーンやスペクトルカラー的にもう少し穏やかなほうがいい

⑨ナチュラル:足りない。
穏やかさを表現できていてとても良いが、メインをナチュラルにしてしまうと要素が足りない。ここまでの「メインにこそできないが要素として取り入れて着ることはできる」幅広さをメインナチュラルでは表現できない

🎀「ということで、残ったクリエイティブがメインです!」
🐱「やっぱり!」
🎀「服の機能上特に意味のないものが得意です」
🐱「わかる!(先週つけ襟買ってよかった…)」

ということで予想通り、メインは「クリエイティブ」
萠さん曰く、「どこからどう見てもクリエイティブというくらい分かりやすくクリエイティブです。メインは即決」とのこと。そ、そうなんだ…!?

■サブ決め

メインが決まったところで、次はサブを決めます。
私の場合は先述の「消す順を迷うゾーン」の中からメインクリエイティブと組み合わせられる要素を探すことに。

🎀「クリエイティブとの組み合わせで見た場合の、各スタイルの典型的なイメージはこんな感じです」

■クリエイティブ×トラディショナル
ハリーポッターの世界観。英国感&制服っぽさ。

■クリエイティブ×スポーティー
ポップで元気なスタイル。スポーティーの中でもちょっと変わったもの。

■クリエイティブ×ナチュラル
フォークロアスタイル。パッチワーク、ノルディック柄など。

実はここまで聞いた段階で、「あ、サブナチュラルかな」と思い込みました。イメコンを知るよりはるか昔から「おばあちゃんのちょっとダサい手編みのセーターめっちゃ似合う顔」で通ってきたので、人生の伏線回収かと(どんな顔や)。

🎀「正直どれをサブにしても悪くはないくらいメインのクリエイティブが強いんですが…」
🐱「あ、そうなんですね…(ナチュラル一択じゃないんだ…)」
🎀「サブは『ナチュラル/スポーティー』にしましょう!どちらかを別々に取り入れるもよし、混ぜて同時に取り入れるもよしです」
🐱「まさかのカジュアルグループ欲張りセット…!?」

ということで、サブ「ナチュラル/スポーティー」に決定!
理由としては、以下を挙げて頂きました。

メインクリエイティブに追加する必要がある要素で考えると…

ー ビタミンカラー、スニーカーなどスポーティーな要素
ー きちんとしすぎない着こなしなどナチュラルな要素
どちらも得意で、どちらも取り入れ可能で、要素として「カジュアル」がマスト

トラディショナルも悪くないが、あくまで「カジュアルなアイテムが含まれること(ジャケット着るならスニーカー)」や「ラフな着こなしをすること(ジャケット着るなら前ボタンを閉めない)」が前提となる(ので、優先すべきは「カジュアル」)。

どうやら
・コーデ全体はクリエイティブな印象
・かつカジュアルさを死守した状態

であれば、トラディショナルに限らず割と幅広くアイテムを取り入れられるようです。テイストMIXコーデ大好きなので嬉しい!

ちなみに、トラッドスタイルが好きすぎるあまり消えていったトラディショナルを握りしめる気持ちで「トラ…何とかしていけませんか…!?」と聞いた結果、上記の「サブを死守すれば全然取り入れOK」の回答をあっさり頂いた次第です。やったあ。

🎀「あと、やっぱりサブトラディショナルのイメージでお伝えしたハリーポッターの世界観だと画面が暗すぎると思います。Shellyさんにはもっと太陽の光が必要ですね」
🐱「なるほど…」
🎀「魔女の宅急便でキキが降り立つ街の感じ、いいと思います。トンボくんのコーディネートなんかがまさに…」
🐱「あ、ああ~~(納得)」

余談ですが、以前フォロワーさんからも「トンボのイメージ」と言って頂いたことがあったのでまさかの着地点の一致に笑ってしまいました。赤ボーダーのトップス…買おうかな…(笑)

■アクセント決め

最後に、事前提出した質問票の結果なども踏まえてアクセントについて検討します。
ここまでで決定したメインサブでは要素が足りない場合や、似合うメインサブと内面テストの結果に大きな乖離があるような場合にアクセントで調整を入れるそうです。

内面テストの結果は…。

1位 洗練/ハイクラスグループ (6点)
同率2位 カジュアル、個性的、ベーシックグループ (4点)
5位 女性らしい/華やかグループ (2点)

ここまでひとしきりカジュアル!カジュアル!という話だったので1位がハイクラスだと内面との乖離が大きいのでは…!?とちょっとドキッとしたのですが、曰く

・洗練/ハイクラスグループは社会的に与えられた役割を果たそうとするタイプ。服装で言うと社会(周囲)に求められる格好をする傾向がある
・なので、外面で先に消えたシックやエレガントを「内面に合うから」という理由で取り入れるのはむしろ矛盾する

つまりクリエイティブでカジュアルな装いを周囲に求められる(似合う)ならばそのようにするのが内面にとっても自然、ということですね。
よって「内面でアクセント調整をする必要はない」とのこと。

ここ、私は非常に納得感がありました。
私は他人と合意を取る工数がだるいという人間としてまあまあ最低寄りな理由でひとり行動が好きだったり、会社で二次会行って金払うよりさっさと家帰って本でも読んでたほうが有益だからマジほんと帰りたいと思うようなそこそこ人づきあい悪いタイプなんですが(突然の社会不適合暴露)、それはそれとして周りがそれを良しとしない場ならそうしないタイプでもあるんですよね、昔から。心底嫌だったら適当に理由つけて帰りますけど(笑)
それゆえなのか確かに実態以上に明るく朗らかに見られがちではあるんですが、それも周囲に無理して合わせている・演じている・苦であるという感覚は正直まったくなく…。社交的(?)な外面に助けられてる部分も、気づいていない領域含め大いにあるでしょうし。
そういうふわっとした特性まで上手く回収してくれたなあ~という、なんだかファッションを越えた感慨に浸ってしまいました。自分語り失礼しました。

また、外面だけで見た場合も「メインとサブだけで完結しているのでアクセントは不要」
所感レベルですが、サブの「カジュアルさ」さえ死守すればあらゆる追加要素をメインクリエイティブが内包・回収してくれる=メインとサブだけで充分なのかな、と考えています。

■結果・キーワード・キャッチフレーズ

出揃った結果は以下の通り。

・メイン:クリエイティブ
・サブ:ナチュラル/スポーティー
・アクセント:無し

診断の翌日夜(!)には早くも提案資料が届き、萠さんちゃんと寝てるのかな…とちょっと心配になりました(笑)
以下が頂いた世界観です。

■キーワード(一部抜粋)
遊び心のある ちょっと変わった 年齢不詳 親しみやすい 
活動的な ポジティブ 暖かい 自然体 気さくな 創造的な
楽しそう ポップ 身軽な

■シチュエーション
『リュック1つで旅するバックパッカー』

リュックを1つだけ抱えて、時には赤い自転車で、
時にはレトロな丸いヘッドライトの車を借りて、
各地を旅するバックパッカー。
荷物は少ないけれど各地で見つけたブローチやピンバッジが
リュックたくさん付いていて、これまでの思い出を感じさせます。
旅先でより好きなものを見つけたら
現地の人と物々交換して「好き」を更新。
いつまでも旅は続きます。

■キャッチフレーズ
陽だまりを駆けてゆくチャーミングな自由人

良、良~~~!(満面の笑み)
キャッチフレーズ、実際につけて頂くと「これがほんとに私…!?」と照れますね。個人的には「いつまでも旅は続きます」という広がりのある締めくくりがとても嬉しかったです。人生まだまだこれからや…!

またまた余談ですが、図らずも事前アンケートのコアとなる部分を拾って頂けたなあと感じています。
基本「強いて言うなら…」でも聞かれた質問の範囲内で何かしら答えるようにしていたのですが(これも例の内面…⁉)、「好きな国はどこですか」という設問にだけどうしても答えられず、以下のように回答していました。

すみません、ここ!というのが思いつきません
海外旅行は好きなのでよく行きますし、「行ってみたい国」ならたくさんあるのですが…。国に限らず「心から"好き!"と言えるものを探し求めるために生きている」が信条です。
フィクションにはなってしまいますが、『魔女の宅急便』でキキが降り立つ街は素敵だなと思います。(それなりに都会だけど、海や森など自然も多い。湿度の低い爽やかな夏のイメージ)

先述のトンボのくだりも、実はここからの派生でした(笑)
唯一答えになってないかなーと思いつつ回答した部分だったのですが、その要素を拾って頂けたことが無性に嬉しくて。このマインドで生きていっていいんだ~!と勇気をもらえた気分でした。

■所感

率直にとても楽しかったです!
……で充分な気もするのですが、個人的にパリ流よかったなと思う点を。

私の場合、「立ち戻れたこと」だと思います。
私は性根がどうにもオタク気質なので、ハマればハマるほど枝葉末節が気になってしまうタイプなんですね。
例えば「リンゴって赤くて甘くて美味しいよね」と言われたときに、「なんで赤いの⁉」「なんで甘いと美味しいの⁉」が気になってしまうと、そこからはもうズブズブとやれ色彩がこうでそれ甘み成分がこうで味蕾にああで栄養価はこうで桃との違いはどうで……。

でも、そうやって辿り着いた情報って、どれも正解ではあるけれど決して「リンゴの良さの本質」ではないんですよね。
リンゴの本質って、せいぜい「赤くて甘くて美味しい」だと思うんです。いや最初からみんなそう言っとるやないかーいっていう。

で、その「最初からみんなそう言っとるやないかーい」に納得感のある形で戻ってこられたのが私の収穫だなと感じています。

イメコンをいろいろ受診して知識も増えた今、改めて「まあ、リンゴって結局赤くて甘くて美味しいんだよな…」と噛みしめた感覚というか。いや知ってたわ。でも腹落ち感がこれまでとは段違い。

なので、私の場合もし中途半端な時期にパリ流を受診していたら逆に「そんなこと知ってるよ、でもそれってもっと詳しく言うとどういうことなの?」というフラストレーションが溜まってしまったかもしれないと感じます。
自分にとって受けるべきタイミングで受けられて良かった診断だな、と。

という感じでこれまでのイメコンの総まとめ的にすら感じているのですが、私は受診が趣味化しているところもあるので(笑)これからも楽しく色々受診する気がしています。ただ、これで軸足はもうぶれないはず。
これからも「好き」を更新しながら終わらない旅を続ける人として、ファッションも人生も身軽に楽しんでいきたいと思います。

思った以上に長文となってしまいましたが、ここまで読んで下さった方がいらっしゃいましたら誠にありがとうございました&お疲れさまでした。

最後になりましたが、Salon萠さん、素敵なイメコン体験をありがとうございました!

いいなと思ったら応援しよう!