川渕優子です。私はホリファさん、アリさんの二人それぞれと一緒にインタビューとテキスト創作を行いました。今回は、ホリファさんとの制作を紹介します。
1.インタビュー
まずインタビュー。こちらの動画で、ホリファさんが、私からの3つの質問に答えてくれています。「日々の生活の中で、どんな時間が一番好きですか?」という質問への答えの中で、「ただ座って家の雰囲気を味わう」とホリファさんが言っていたのがとても印象的でした。
他には、演劇を始めたきっかけ、今一番行きたいところを聞いています。ぜひご覧になってみてください。
2.テキスト創作
テキストのやり取りが始まったのは、7月17日、東京オリンピックがはじまる直前でした。コロナ禍の中、今の自分たちが置かれている状況が見え隠れするやり取りとなったように思います。
これが、最初に送られてきたテキストです。このころは確か、ジャカルタでは感染者が増加して外出に制限があった時期でした。東京も、オリンピックを前に感染者が急増し、4度目の緊急事態宣言下にありました。
文章には長短ありましたが、一日に一往復くらいのペースで、二週間行われました。タイトルはその後のミーティングで『行き先(Destination)』に。私たちのやりとりは、二人がまったく別々の場所にいて、それぞれにひとりごとのような言葉を紡いでいる、といった雰囲気のものになりました。