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不屈のおさげ娘
可愛いと強いのギャップ
ラピュタのヒロイン、シータ。2つの三つ編みおさげにした髪型が可愛い12歳の女の子です。シータに憧れておさげにした日もあったなぁ。どうしてシータのことが好きなのか。逆に、ムスカが嫌いすぎてシータの味方になるといった方が正確かな。それくらいムスカがクズすぎる。
ムスカは30代の男だし、肩幅、筋肉ともにシータをはるかに上回る体格です。男と女で体格差があるのは当然だし、女の子に暴力を振るうなんて最低の行為です。しかしコイツはお構い無しにシータを暴力で支配していきます…
シータのおさげを引っ張って捕まえたり、胸ぐら掴んで突き飛ばしたり、顔を殴りつけたり…
もうひどすぎる。
おさげは引っ張るものじゃねぇっての。
それでも怯まないシータがカッコ良すぎる。可愛い女の子が悪男を止めようと1人で戦ってる…視聴者の私はここからだんだんシータを応援するようになるのです。
ペンダントをムスカから取り返して、走って逃げるシータ。シータの足は速い方ですが、当然ムスカはそれ以上。追いつかれて銃を向けられます…
男でも2人きりの空間で銃を向けられたら腰が抜けたりビビるに決まっています。女の子だったらみんな泣くでしょう。でもシータは泣きもせずムスカに立ち向かいます。
しかしそれがムスカの逆鱗に触れ、シータはおさげ髪を撃ち落とされてしまいました…
すっかりシータ推しになっていた私はこれを見て涙が止まりませんでした。おさげを切られた直後、痛みや恐怖、悲しさを押し殺したシータの表情を見て切なくなりました…。
でも決して、すぐには泣かないのがシータの凄さ。パズーが助けに来るのだが、それを拒み、死ぬ覚悟を決めているのだ。最終的にシータと話がしたいというパズーの要求をムスカが飲む形でパズーが歩み寄り、ここで初めてシータが泣くのだ。
私はパズーの代わりにシータを抱きしめてあげたい気持ちでいっぱいになりました。
シータはとても強い女の子だと思います。
追いかけ回されたり殴られたり、銃を向けられ髪を切られ…それでも決して泣かない。しかし、好きな男の子の前では大粒の涙を流していた…
そんなギャップこそが、シータが人気を集める要因だと思います。