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あの頃はずっと一緒にいたのに、今は1年に1回くらいしか会わないマブ。親しくなくなってしまったの?【しあの備忘録】

しあには大事な心の友がいる。
通称:グロ。
しあがラップ始めたてピヨピヨの時に、B-boy parkっていうHIPHOPイベントの現場で出会って。しあがやってたHIPHOPサークルに入ってくれて、毎週のように顔を合わせて。文化祭やイベントに向けて一緒に曲を作ったことも何度もある。己の醜いところも含めて、互いにぶっちゃけた相談をすることができるマブダチ。

今はもうそのサークルはなくて、彼はラップをやっていなくて。
新たにやりたいことを見つけて邁進していて。
年に1回くらいしか会わなくなってしまった。
そんな彼は今、映像をつくる道を歩んでいる。
先日、彼が初めて自分の個人制作を展示すると聞いてすぐに観に行ったの。

その日に思ったことを、忘れたくなくて。
衝動的に書いた日記を、グロにスクショして送りつけたの。笑
このnoteにも残しておくね。

今日ね、グロの展示に行ってきたのよ。

はじめて展覧会に出すって言ってて、もう行かないわけがないよね。
彼は私の唯一無二のマブ。
特に「しあ」初期において、ラッパーの友達が全くいなかった私の唯一の仲間だった。
サークルのみんなは大好きだったけれど、やっぱりダンスとラップでは違うところもあって。
グロがいたから、すごく頑張れたというか、独りじゃなかったなって思う。
一緒に曲を作ったのも1回ではないしね。
ふと、サウクラに上がってる「We are HIPHOP」を聴いて、恋しくなった。
グロはラップしてないし、ジュンソクは韓国に帰ってしまったし。
もう二度と、きっと、ライブが実現することのない曲。
若かったからこんな大胆なタイトルをつけられたんだよなっていう曲。

そんでもって今日、展示を見て、きっともう一緒に制作をするとかそういうことはないんだろうなって改めて思った。
寂しいけれど、きっとそうなんだと思う。

というのも、展示に行ってみて、まじでしあと世界観が違うなって思った。
彼の作品もそうだし、イベント自体の雰囲気というか、取り囲む全てが。
むしろ、これが正常だよなっとも思った。
全く違う私たちがマブなことの方がちょっとおもろいなって思った。
側から見ても不思議なんじゃないかと。

お互いが赤ちゃんだった頃に「ラップがしゅき!」っていうところで、一緒に育てられた犬と猫みたいな感じなんだと思う私たち。よちよちだったから、だからこそ、一緒にいられたというか。作れたというか。
発芽して、成長すればするほどに、あれ、ちょっと実は違う動物??みたいな。www
個性がね、磨かれて研ぎ澄まされた証拠だと思うんだよね。

ただただ、お互いに自分の世界を諦めることなく築きつづけてることを確認できて嬉しかった。
技術的にもそうだし、思想的にもそうだし、いろんなところでグロが成長を続けていることがよくわかった展示でもあった。
あの頃と同じような関わりではなくなっていくことが寂しくはあるけれど。
好みが違っても、つくるものが違っても、会う頻度が減っても、仲間なんだから、きっとこれからも一生仲間なんだと思う。
どこで何をしてたって、幸せであってほしいと、そう心から想ってるよ。

しあ


しあとは?

長崎生まれの福岡育ち、東京を中心に活動しているラッパー・シンガーソングライター。6歳の頃から詩を書くのが好きで、自らが全ての作詞を手掛ける。等身大の感情や価値観を楽曲を通して世に提示している。

2016年より活動開始。2019年リリースの1st single「Petrichor」はテレビ朝日系「BREAK OUT」にて取り上げられた。2021年12月に1st album 「WORLD OF SHEER」をリリース。2022年5月には「スシロー行きたい」が期間限定でスシロー全店でオンエアされた。2023年10月末、共著本で『言語学的ラップの世界』を出版予定。一層制作活動に力を入れ、日本のみならず世界へ向けて、“しあ”の音楽を発信していく。

ホームページ:

instagram:

http://www.instagram.com/sheer_jp/

夜中にへこたれそうな時の美味しいコンビニスイーツ代や、作品の制作費になります!!!