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1日の行動をはじめる前にノートに思考を書き出してみる【しあの備忘録】

最近の美容室はハイテクで、様々な種類の雑誌を待ち時間にタブレットで読むことができる。この前、美容室で髪の毛のメンテナンスをしてもらっている時に、たまたまラッパーのKREVAさんのインタビューが載っている雑誌を手にした。

文房具が好きということで、文房具に纏わるインタビュー記事だった。
(記憶が不鮮明だが、多分この下にリンクを貼っているGoodsPressの連載だったと思う。)

そこで、朝起きてすぐに思考を紙に書き出す習慣があるということを語っていた。夜に物を書くことが多い自分にとっては、なんと画期的なことだと思って、それ以来、できるだけその日の活動を始める前にノートに頭の中を書き出すようにしている。

誰が何をいうかということが、人の行動を左右するのが世の常。私自身がラッパーで彼を尊敬しているから、それはもうめちゃめちゃ安易に影響を受けた。カッコいい人と同じ行動をとることで、少しでもその心境に近づきたいってやつだ。

元々、私はなんでもありで自由に思考を書き出すノートを持っている。歌詞だけではなく思ったことをなんでも殴り書きにするような場所だ。ただ、最近使う頻度が減っていたことに気づいた。ここ1年くらい、ノートの減りが遅い気がする。(文房具店に行く頻度が減っている)

意識しないと直ぐにパソコンを開いて、そちらに全てをまとめようとしてしまう。デジタル大好き人間だからな……。

久しぶりに紙に書き留める頻度を上げてみると、なんだかホッとするような感覚がある。

その日の日記ではなく、朝に書くことによって、寝てもなお忘れることなく頭の中に残り続けている選抜されしトピックだけを書くことができるというのは利点なのかもしれない。

私の中の、「重要だぜこれは!オーディション」の合格を見事に勝ち取った関心事だということだ。おめでとう。

また、普段のデジタルのメモ帳だと、今までの情報を検索して必要な時に取り出すというような使い方をすることが多い。そのため、前に書いた内容を振り返るのは意図した時に限られやすい。

一方で、ノートは、今日の内容を書こうとパラパラとめくっているうちに数日前に書いた内容が目に入ってきやすい。つい見入ってしまって、時間が溶けることもあるけれども。それでも、自分で自分に引っ掛かるというのは良いことだなあと思う。

ざっくばらんなノートの中身

個人的な私の好みだが、基本的に線などがない真っ白なノートをよく使っている。だから、日によって、ページによって文字の大きさや粗さが違ったり、突然イラストが現れたりする。自由帳状態。そこまでフリーだからこそ、自分の状態を俯瞰して観察しやすいというのもあって面白い。

また、ノートと向き合うと、パソコンで文字を打つよりも書く速度が遅いため、思考がゆっくりになる感覚がある。その、ほんの数秒の差だけれども、緩やかさが心地よく感じる。

ということで、ノートに一旦書き留め生活、いい感じだよ!という共有をしてきた。ただ、やらなきゃいけない!というような焦燥感に駆られてしまっては良くないとも思っている。私自身が心地よく感じられるうちは、なだらかに続けていきたいなと思う。

2024.7.28
しあ

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しあとは?

長崎生まれの福岡育ち、東京を中心に活動しているシンガーソングラッパー。6歳の頃から詩を書くのが好きで、18歳の時にラップに目覚めた。己の幸せのコップを満たして、溢れさせることを信念に、等身大の感情や価値観を楽曲を通して世に提示している。

2016年より活動開始。2019年リリースの1st single「Petrichor」はテレビ朝日系「BREAK OUT」にて取り上げられた。2021年12月に1st album 「WORLD OF SHEER」をリリース。2022年5月には「スシロー行きたい」が期間限定でスシロー全店でオンエアされた。2023年11月、『言語学的ラップの世界 / 川原繁人feat.Mummy-D,晋平太,TKda黒ぶち,しあ』を出版。また、エンタメ音楽イベント「せれんでぃぴぃてぃ」を主催している。
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しあ
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