「友達がやってるカフェ」で働いて1年が経った。 【しあの備忘録】
どうも、シンガーソングラッパーのしあです。
私のもう1つの側面、「友達がやってるカフェ / バー」の店員😉!
あっという間に働きはじめて1年が経つよ〜!
「なんで働くことになったの?」とか
「実際どう?」とかよく聞かれるので
今日は改めてまとめてみることにしました。
どうやってこの求人をみつけたのか
遡ること1年ちょっと前。
2023年の2月。Xにすごく興味を惹かれる投稿が回ってきた。
「友達がやってるカフェ」という名前のお店を開店するという投稿。
なんでも、お店に来るお客さんが元から友達だったという設定で接客をするらしい(?)
「な、なんじゃこりゃ?」っていうのが
最初の正直な感想。
しかも、投稿者の人は友達でもなんでもない、全く知らない人だった。
だけれど、そのポストがなんとなく頭の隅に残っていた。
1週間経っても、気になる気持ちが変わらなければ、応募してみようと心に決めていて、申し込み最終日に勢い余って「エイッ」と応募してみた。そんでもって働くことになった!
それが、こんなお店。
同僚達は役者が多くて、みんな何かしらの芸事をやっている人たち!
最初は、すっっっっっごく緊張した。
2024年4月22日にスタートしたから、
今月でオープンからちょうど1年が経つ。
この1年、Tiktokで何百万回も再生されたり、
テレビやメディアがめちゃくちゃ取材に来たり、
その結果、なんと2023年度上半期のトレンドとして取り上げられたり!
とうとう、サントリーさんとコラボレーションして
お酒をコンビニやスーパーで販売する(!)ことにもなったり…!?
…?
……!?
すごすぎて、もはやよくわからない。笑
正直、あんまり実感はないんだけれど、お店でお酒見つけるとインスタとかでメンションしてくれるのはすごく嬉しいです。ありがとう!
そんな「友達がやってるカフェ」は、一般的には面白いコンセプトのカフェなのであることは間違いないが、働き手の自分にとっては日常の一部。
もはや「久しぶり〜〜😊」と初対面の人に対していうことに、何も緊張しないし、当たり前の光景になってきた。この特殊な「友達がやってるカフェ / バー」の中の人である私から見た世界を、シェアできたらな〜と思うよ〜〜!
友達って年齢じゃなくてバイブスだよな〜
って、心の底から思えるようになった!
例えば、親子とか親戚の関係性であれば、年齢がすごく離れていても当たり前にタメ口を使う。だけれど、家の外に出ると途端にそれが難しくなるのはなんでだろうね。
年長!とか年下!とか、そういうことが挟まることで、本来だったら友達になれたはずの人と、友達になれないのは寂しい。
(もちろん仕事を動かす上では、上司と部下みたいな構造が役に立つことは往々にしてあると思うけれどプライベートな場所で!「友達」となるには!ってことに関してはそう思う!)
TYCにくる人は3歳とか5歳とか自分よりも圧倒的に若い人から、超年上の人たちまで幅が広いの。本来初対面だったら、なんとなくお互いに年齢差を感じて距離を取ったりするよね。
だけれど、そういう距離を取り払って、最初から「やっほ〜」っていうテンションで話してたら、実際に友達の距離感で喋ることができる。その人の属性というよりは、その人自身の好みとか、考えとかを知りたいな〜って思う。
時間帯とかその時にいるメンバーで、お店の雰囲気やテンションは生き物みたいに変わる。だから、そこで話されてることもかなり幅が広いんだけれど、好きなお店や、食べ物、キャラクター、人生相談まで、色々な話しをできるのはすごく楽しい。
どんな年齢の人同士でも、お互いが「友達だ!」という認識を持って接したら友達になれるんだよな〜〜〜!
年の差婚!があるなら、年の差友達だっておっけいでしょ〜〜〜とは、私の思想的に元から思っていたことではある。その感覚が、ここで働いてより強固なものになった。
きっと、言い訳が欲しいんだ
何となく許されている感覚、というか。おっけ〜っていう空気感があるの。
大人たちがお酒を飲んでいつもよりフランクになったりするのと近いのかもしれない。「(元から友達なんだから)タメ口でいいよ!!!」って空間が規定されてるのが、むしろその制限があることが心地よい。
働いている私自身、「友達として接することがこの空間では許されている!」っていうルールがあるから、のびのびとタメ語でコミュニケーションを取れてる。最初の1ヶ月くらいは、正直なところソワソワして肩肘を張っていたような気がするけれど、むしろ今はこの接客スタイルの方が楽だ!とまで思います。
もし新しく別の場所で接客の仕事をすることになったら、いつもの癖で友達対話しちゃいそうで怖いけれどね。笑
全く異なった人生が交差する場所
色々な人生を歩んでる人が来てくれる。
「今9歳!最近は"マッシュル"っていうアニメにハマってて〜」
「葬儀と結婚式、どっちもやるところで働いてるんだよね〜」
「昨日、婚姻届だしてきた〜!」
「1回うまくいかなかったけど、別の場所でまた起業しようと思ってる」
「もうすぐクラス替えだから緊張する〜」
「大学に入ってもテニスは続けたいかな」
「目標としてたことは叶って、次どうするか迷ってる」
「頑張ってきたけど、資格取った方がいいのかな?」
「今日は美容室に行ってきたばっかりなんだ」
「飛行機逃しちゃった〜〜」
「修学旅行できてるんだ〜〜!」
etc……
日本全国、そしてたまに海の向こうからも多くの人が来てくれる!
「北海道から来た」「大阪から来た」「新潟から来た」「沖縄から来た」「韓国から来た」「アメリカから来た」「来週フランスに引っ越すの」etc……
原宿・表参道エリアで働いている人もいるし、観光をしに来る人も多いし、本当に色々な人が来て、喋って。多様な人生を肌で感じるのはとても楽しい。
本当は、どんな場所だってそうなのかも。他のカフェやレストランだったとしても、同じように多様な経験を持った人が訪れているはず。それに、電車に乗ってたら、同じ空間にめっちゃ色々な人がいるはずだよね。
ただ、そこで対話が許される環境だとこんなに面白いんだ!って思った。様々な場所から訪れてくれた人と親しい距離感で話して、聞くことができるっていうのが、TYCの面白さだな〜って思う。
おしゃべり多めなバーとかと似ている部分もあるのかもしれないけれど、うちは赤ちゃんや幼稚園児、小学生……といったような若い方から、年上の方まで幅広く色々な人が来ることができるっていうことが大きな違いなのかも。
おわりに
うちは観光で来てくれる方が多いから、せっかくの東京やこの近辺を楽しんで欲しいな〜〜って思って、いっぱい探索してる!
(お財布が許す限り)近場のランチだったり、パンやスイーツだったりは実際に食べてみて、ガチなおすすめをシェアできるようになりたいなって思ってる!目指せ、原宿の観光大使(?)w
逆に、全国からくる友達から、それぞれのエリアの美味しいお店や素敵なスポットを教えてもらうことも多いの!Google Mapの行ってみたいところのピンがどんどん増えていく毎日です。ここで働き始めてから、旅したい欲求が2倍マシくらいになったかも!!!笑
……っていう感じで、日々楽しく働いてます。
せっかく1年経つから、頭の中で日々思っていることを書き留めたいなと思ったわけなのだけれど。もっとある気もするな〜〜!また、思い立った時に追記でもしようかなというふうに思います。
遊びに来てくれた友達、一緒に働いてる友達、SNS上で気になってくれてる友達、全ての友達にBIG UP!
しあでした!
2024.04.30
💐
しあとは?
長崎生まれの福岡育ち、東京を中心に活動しているシンガーソングラッパー。6歳の頃から詩を書くのが好きで、18歳の時にラップに目覚めた。己の幸せのコップを満たして、溢れさせることを信念に、等身大の感情や価値観を楽曲を通して世に提示している。
2016年より活動開始。2019年リリースの1st single「Petrichor」はテレビ朝日系「BREAK OUT」にて取り上げられた。2021年12月に1st album 「WORLD OF SHEER」をリリース。2022年5月には「スシロー行きたい」が期間限定でスシロー全店でオンエアされた。2023年11月、『言語学的ラップの世界 / 川原繁人feat.Mummy-D,晋平太,TKda黒ぶち,しあ』を出版。また、エンタメ音楽イベント「せれんでぃぴぃてぃ」を主催している。
しあのホームページ:
楽曲をApple musicやSpotifyほかで配信中。ここから聴けます。
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ミュージックビデオがいっぱい。チャンネル登録よろしくね。
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