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WOLVRAVES の あれこれ

ARIESです。

今回はWOLVRAVES。

公開当初は「最高傑作」と銘打ち、
それ以降これを越える作品を生み出そうと試み、そして何だかんだ作り込みの面では
未だ(2024年8月時点) 最高傑作だと思っているこの曲。
思い出せるだけ語っていきたい。

YouTube(音ゲー版音源)

SoundCloud(Define 版音源、つまり初版)

WOLVRAVESは、
Fu'veさん主催の作曲サークル「ArsLonga」の1st EPである「Define」の収録曲として作られました。
Defineのリリースは'22年の初め辺りだったので、「あれ、割と最近の曲やん?」と思うかもしれませんが、
曲自体は'21年の夏には完成してたので、何とこの記事執筆時点で3年前の曲です。
もう全然昔の曲なんだよ…

「自分が一番好きな音楽」を表現しようとして、その当時聴きまくっていたTechcoreを自分なりに解釈して作った記憶があります。
リファレンスとしては、メガレのTechcore Evangelixに入ってる曲全体?って感じ。
特にここら辺かなあ。

https://youtu.be/AV1ri-RFvV4?si=7tQTdG0SAxZ6_9qK

https://youtu.be/ku92Awfz7pY?si=FfgWqn3wEYGdMu4h

Beyondcoreじゃねーか!
あとは一時的に3拍子になるのは、

これのマネです。
ドロップとラス殺しは、

https://youtu.be/ct6l23xQsUU?si=kWQl81jwCZtpTbvx

この2曲の影響を受けてます。

そんなこんなで懸命にTechcoreを再現しようとした結果、まず33秒くらいからのドロップが生まれました。
「Sa-a-a-a-a-aa-aa-ay」の部分ね。
降ってきたアイデアの勢いで作ったあのパートを通しで聴いた瞬間、オイラに電流が走りました。
ヘッドフォンを通じて脳内に響いたのは、あの圧倒的高密度のグルーヴ。
とんでもないものを作ってしまったと思いました。
気づけば手足が自然に動き、20分くらい爆踊り。

「これは絶対完成させる!!!」と思いつつ、時に展開に悩み、時にメロディーが枯れ果て、何だかんだ2ヶ月くらいかけて全体の骨組みが完成しました。
通話とかでArsのメンバーに聞かせたところ、めっちゃ高評価でした。嬉しかったなあ。


そして「Define」の1曲目として世に出たWOLVRAVES。
そこそこの人気を得ていたらしく、TAKUMI³公募に受かる前からじわじわと再生数を伸ばしていました。

第3回TAKUMI³公募へは既存曲枠として応募しました。
あの時は本命の書き下ろし新曲(現:Erosion)のおまけとして投げており、正直あまり期待していませんでした。
ある時、Gmailの通知が来ました。
詳細を見ると、TAKUMI³公募採用通知。
OK採用ゲット。さーて受かってるのは何かなー、まあErosionだよなー自信作だし。 なんて思いつつ、本文を展開。
選ばれたのは、WOLVでした。
そっち!?!? という声が出ました。
ちょっと複雑な気持ちでした。
ただオイラも単純なので、数日後には
やっぱWOLVだよなーー!!
という気持ちになってました。

そして、「どんな譜面になるかな〜」とワクワクしながら待つこと1年と少し、2024年3月末。
VS BOSSの課題曲として、WOLVRAVESが配信されました。
難易度は15。
オッハハ、これで収録曲全部15だ。ARIESコースが完成しちまったなァ。(Thearが14+になったので完成していない)
譜面を遊んでみる。恒例の32分トリル、微縦連、
普通にムズいサビ、ラス殺し。
あーあーあーあーあー
そうなるよなぁとは想定していたものの、まームズいこと。でも今となってはオイラの曲で一番ハイスコア高いんだよな。楽しいし全然良い

そしてつい先日。
LiminalityにもWOLVが収録。
譜面は君の目で確かめてみよう。

ムズい!!

そんな訳で音ゲーのWOLVRAVESは、割とムズめのノリノリ系楽曲として定着しましたとさ(要出典)。
ちなみにDefine版聴くと分かるんですが、音ゲーに投げるにあたってドロップ前の音数を加減してます。ドカドカやったらめっちゃ難しくなっちゃうかなーと思って。

ふう、ここまでで1500文字くらい書いちゃったぞ。
ここからは楽曲の世界観についてです。
ただ、この曲の世界観に触れるなら…
語らねばなるまい…PAINtWorldProjectについて。

まずオイラは、
頭の中の想像で起きていること全てが反映される、箱庭のような世界がどこかにあると考えています。
その世界を取り巻く様々なシナリオを、オイラは「PAINtWorldProject」として捉え、絵だったり曲だったりを作っています。
実は8年くらい続けてたりします。

その箱庭の世界「トポス」に生きる、
「トモリ」という少女が、WOLVRAVESのテーマです。
以下、現時点で何となく考えているシナリオをざっくり説明。

トモリは、どこにでもいる少女でした。
しかしある日、トモリはイデアギアという謎のパワードスーツ(正確にはイデアギアを装着するためのソフトのインストーラー)を拾ってしまいます。
自動的に起動したインストーラーによって、無事イデアギアに適合したトモリ。
こういう類の代物のお約束に漏れず、イデアギアは尋常ではない戦闘力を秘めている様子。

奇しくも、トポスは度々、外界から襲来する「バグ」という敵対存在に悩まされていました。
トポスにいる文明も様々な兵器を開発してバグを撃退してきましたが、バグは日に日に力を増しており、最近は苦戦することもしばしば。

そんな訳で、トモリはトポスの命運を左右するヒーローのような存在になってしまうのでした。
それでも元々一般人のトモリ。バグ退治には乗り気ではない様子。
トモリの、そしてトポスの明日はどっちだ。

というようなお話から、
「イデアギアの強大な力に振り回されるトモリ」
のイメージを楽曲に落とし込んでいます。
よく分からなかった?
オイラもよく分からないから大丈夫。
ヒーローっぽい雰囲気のメロディーで、ドッタンバッタンしてる、不器用ながら戦っている。
そんな情景が見えれば十分だと思います。
どうせ細部は続編で詰めるので。

タイトルは
「Wolves(オオカミ、トモリのイデアギアのモチーフ) + Braves(勇気)」
から来ています。
ここでの勇気は、そんなに高尚なものじゃなくて、嫌々ながらも敵に立ち向かう時の、そういう勇気の方が近いです。
そういう勇気も、勇気であることには違いない、とかそんな事を考えていたり、いなかったり。

いや、ホントに。WOLV周りはずーっとシナリオ考えてるんですよ。
見てこれ。

下書きリスト

この赤線の下書き、全部WOLV関係なんですよ。
書いては没にしてる。
ちゃんと描写できる日は来るのか。
まあ今は続編を待つべし。

最後にアートワークについてです。
実はずーっと描いてたんですけどね、これ。1年くらい。ちょこちょこと。

ここまで描いてた。

完成したらTAKUMI³の方とかにも提供しようと思ってたんです。
でも、画力が、追いつかなくってェ…一生完成する気配が無くてェ……
Liminality収録にあたって、下絵として、軽目くおさんに託しました。

そしたらね、もうすんごいの。
とんでもない名画になって返ってきた。

作:軽目くお(atApostle)


感動しました。ガチで。

ぜひ楽曲パック買ってな。

あ、あとこれはドット絵のトモリ。

瞳の色は数日前に修正しました。

グルーヴコースターの自機風に描いて、YouTubeの音源動画でジタバタさせました。
ちなみに動画のトモリの瞳の色は緑色なんですが、あの動画作った後に設定が変わりました。
最新版のトモリの瞳の色は赤です。

まあだいたいこんなところかな。
3000字くらい書いてしまった。レポートか?
後々思い出したことがあれば追記します。
んじゃなー

ARIES

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