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ブルーな2月をスリヌケル
少しご無沙汰になってしまった。
ここ何週間かの日記を読み返すと、「寒い」とか「風で窓がカタカタ言ってる」とかそんなことばっかり書かれてる。
2月の気候が苦手なので、もう生き延びることを最優先で最近はやっている。
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一昨日はとても久しぶりに演劇を観に行った。馴染みの書店の店主さんが出演されると聞き、ずっと楽しみにしていた。
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ぼんやりとした灯りに照らされた舞台を、役者の二名が力強く、かつ繊細に動き回っているのを観た帰り道、寒さで滞っていた私の魂がぬるりと身じろぐのを感じた。
なんというか……、自分はただ座って観ていただけなのに、役者の演技と舞台の空気を浴びて、身体がなにかから解き放たれたような不思議な感覚。
演劇を観ると、圧倒されると同時に畏怖の念のようなものを抱く。
なんで、自分ではない誰かを演じているのに、あんな滑らかに身体を動かせるのだろう。
自分の言葉のように台詞を話せるのだろう。もちろん日々のお稽古の賜物なんだろうけど…。
演じている時、素の自分もそこにいるのだろうか。自分を持ったまま誰かを演じることが想像できない…。
今度質問してみようか。いや、こんなこと聞いていいものか。
そもそもなんで私はこんなことここに書いているのだろうか。
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ここ数日は新しく頂いたお仕事をちくちくやっている。初めてやる業務なので、分からないことが出てくるたびに調べながら書いていく。
文章を書くってものを組み立てることに少し似てるよなぁとか、分かったようなことを言ってみる。
少し暖かくなったと思ったのにまた寒さが戻った。ほんと自律神経に優しくないな……2月ってやつぁ。