子どもを読書好きにしなければならない理由
私が塾講師をしていた頃に気づいたのが、勉強が苦手な子は読解力がないということです。
計算問題はそこそこ出来るし、出来ていなくても教えるのは解答の手順のパターンを教えるだけなので容易に結果を出すことが出来ます。
しかし、文章題となると途端に出来なくなってしまう子が多くいました。
原因は読解力のなさでした。
問題を解こうにもそもそも問題文を理解できなければ問題を解けるわけがありません。
読解力を身に付けさせるのは教える側にも非常に難しい問題でした。
文章の構造を理解しやすくするテクニックを教えることは可能なのですが、読解力がない子だとそれだけでは太刀打ち出来ません。
逆に読解力はあるけど勉強をしてこなかっただけという子は1〜2ヶ月教えるだけで定期テストで30点アップということも珍しくありませんでした。
こうしたことから、私は基礎体力的な基礎読解力というべきものが必須だと当時から痛感していた為、自分の子どもには基礎となる読解力をつけさせようと子どもが生まれる前から考えていました。