貧困が極まると電話で福祉にアクセスすることができないということ
コロナの影響でみんなが困っている。福祉事務所に相談しよう、という話はよく聞くし、共産党やれいわ新撰組が相談に乗ってくれるという話も聞く。
でも電話相談は、実はとてもハードルが高い。人手が足らず、電話自体がつながりにくい上に、電話を止められてしまうくらい切迫した人はそもそも電話ができないからだ。
電話が止められてもインターネットにつなぐことはできる。コンビニでも、都市Wi-Fiでも、フリーのWi-Fiはいまどき色々なところにあって、通信が止められてしまっているスマートフォンからでも接続できるようになっている。だから実は、切迫している場合にはメールのほうが都合がいいこともある。
とにかく来て欲しい、電話してくれ、というのは福祉関係の窓口からはよく言われる。でも仕事を休むことができず、仕事をしていても逼迫していて、電話をしようにも電話を止められているというパターンもある。(自分はそういうことがよくある)
とにかく人手が足りていない。福祉はまったく行き届いていない。アクセスしようにもできない人が大勢いるはずだ。水際作戦なんかされなくても、みんなアクセスできてないよ。アクセスする前から諦めるし。だってどうせ、水際作戦で嫌な思いをさせられて終わるんだろって。
行政も警察も司法も、そうやっていつも諦めさせようとして来るじゃないかって学習させられている人は多いと思う。私もその一人だから分かる。
でもそれって正しいのか?
誰もが安全に幸せに暮らせるのが理想じゃないのか?
なんで諦めて苦しんで死んで行かなくちゃならないのか、そろそろ問い直すべきじゃないのか。自分が辛いときに水際作戦されたいのか、みんな。私は嫌だ。他の人にもしたくない。じゃあ、なんでそうじゃないんだ。