ありがとう、風間先生
5月15日に放送された「マツコの知らない世界」でディズニーが特集された。
放送を見た私は「ありがとう……ありがとう、風間先生」という気持ちになった。放送から数日たった今でも、「風間先生マジ感謝だ」とつぶやいている。
私は以前別番組のディズニー特集で、彼の持つ知識の豊富さとディズニーへの愛情深さに敬意をこめて勝手に「風間先生」と呼んでいる。
ゴールデン放送でありながら、アトラクションの魅力や現在行われているディズニーランド35周年の話題は特になく、景観の楽しみ方など20年以上年間パスポートを持つ風間俊介個人的な楽しみが紹介された。それも、自分で台本まで作ってきたという熱のかけかた。
例えば、家族で一年に1回行く。という層には「もっと楽しい話してよ!」とガッカリされたかもしれないが、私は「この人は本当にディズニーが好きなんだな」と感じた。パークだけでなく、アニメやディズニーのエンターテイメント全てを彼は尊敬しているのだろう。と思った。
私もディズニー好きを豪語しているが、アニメーションを全て見た訳でもないし、パークへ行く時も1デイパスポートなので、彼と同じ遊び方をする事は出来ない。
私はアトラクションはともかく、パレードやショーを見て写真を撮りたいし、ミッキーとハグしたい。
大人の1デイパスポートは現在7,400円。私の場合はそこに交通費と食費を入れて1回遊びに行くのに約20,000円。20,000円かけて読書には行かない。(パレードやショーの場所取り中に読書や勉強をした事はあるが、それが主の目的ではない)
私には出来ない。私には出来ないが「乗り物」「パレード」などメインコンテンツだけでない「それぞれの楽しみ方」を語った事に意味がある。
実際、私も自分の周りではディズニー好きと認知されており、友達が遊びに行く時に「これ見た方がいいよ!」「レストランはここがおすすめ!」とアドバイスする事はある。これはなるべく、相手に合わせたアドバイスをする様にしているので相手の希望を聞いたり、普段自分ではほとんど行かないレストランなどを紹介する事もある。
東京ディズニーランドと東京ディズニーシーはそれぞれ東京ドーム10個分以上の広さをほこり、その大きな敷地の中にアトラクションだけでなく、ショーのステージ、レストラン、キャラクターやキャストとの交流と様々なエンターテイメントが詰まっている。それぞれの楽しみ方があって当たり前なのだ。
友達と行く人、恋人と行く人、家族で行く人、一人で行く人、違う楽しみ方が出来る場所である。
ディズニーに批判的な意見を聞くと、自分の楽しみ方を考えずに「混んでる」と否定するなら同じ金額、同じ時間を掛けて他の遊びをしたいいのでは?といつも思う。
この考え自体も人それぞれなのでなるべく直接言わないようにしているが、ファンからすると文句ばっかり言っているゲストが一人でも減る方が空気が良い。パークに遊びに行って、パーク内で批判的な意見が耳に入ってくるのは残念でならないから。(運転、場所取り、荷物持ち、撮影係の子連れパパから出た場合は「お疲れ様です」と、流せるが)
雑誌やテレビで特集されるおススメコースで回る必要など無い。その日、その時のパークを楽しむ、柔軟な心で遊びに行くと良い。
私個人としては、カメラを始めてから、ここ8年くらいはほとんどアトラクションに乗っていない。1日遊んでも2つくらいだ。
しかし、前回行った時空いていたので久しぶりに、それこそ5年ぶりくらいにピーターパンに乗ったのだが、乗る前のアナウンスがウエンディとジョンに変わっており驚いた。そういえば、前に乗ったプーさんのハニーハントもティガーとラビットに変わっていたし、白雪姫も先生とおこりんぼに変わっていた。こうして未完成のパークは日々進化しているのだ。
風間先生の話に戻そう。
彼は番組内であるランキングを紹介した。
他の番組なら、人気のアトラクション、おススメお土産のランキングが紹介されるだろう。しかし、これは「マツコの知らない世界」だし語るのは風間俊介だ。
何かと思えば、好きなゴミ箱(トラッシュカン)のデザインだった。
パーク内はいつでもゴミが捨てられるよう、かなりの数のゴミ箱が設置されており、清掃員であるカストーディアルキャストも常にパークの綺麗に守っている。
そして、あちこちにあるゴミ箱はディズニーの世界観を守る為、配置されている場所によりデザインが異なる。また、イベントに合わせて変わる事もある。
今までも色々なデザインを見てきたが、そこまで意識した事は無かった。こんな所にまでチェックしている、愛情が凄い。
次にパークに遊びに行くときは、自分のお気に入りのトラッシュカンを見付けたい。
ありがとう、マツコの知らない世界。
ありがとう、風間先生。
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