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美しい服、美しい人 「アトリエシムラが羊を染めた。展」

アトリエシムラは染織家の志村ふくみさん、志村洋子さんの草木染・織物を継承するブランドです。
自然の草木から染められた糸は優しく、時に力強い色を見せます。

気仙沼ニッティングはその名の通り気仙沼にある手編みニットブランドです。全ての作品デザインをニットデザイナーの三國万里子さんが手がけ、地元の編み手さんにより一枚一枚丁寧に編まれています。

その、アトリエシムラと気仙沼ニッティングがコラボレーション!ということで展示をやっと見に行きました。
展示名は

「アトリエシムラが羊を染めた。」

(展示名のセンスの良さが抜群で羊好きとしては身悶え!)

会場となった赤羽橋のt-galleryでは気仙沼ニッティングの御手洗瑞子社長自らお出迎えしていました。
TVなどでは拝見していましたが、まさに「聡明さが素敵なニットを着て歩いている」ような女性!(こっそりうっとり)

今回のコラボではシムラの草木染で毛糸(羊)を染めたらどんな色になるのだろう?
そこから始まったそうです。
そして染め上った毛糸は、あまりに美しく、「なんらかの作品にせねば!」ということで、三國万里子さんがデザインを考え、新しい作品「mariko」が生まれました。

羽織る形のニットコートで、丈は長めです。前にも後ろにもシンプルだけど個性的な柄(お花かしら?)が編まれています。

ユニークな木のハンガーにかけられたニットがゆらゆら揺れています。
その様子はまるで自然の風になびく植物のよう。

色は、藍(あい)茜(あかね)玉葱(たまねぎ)枇杷(びわ)桜(さくら)の5種類です。
どの色も控えめなようでいて、個性がちゃんとある色でした。想像と違う色もありますね(玉葱のビビットさ!)。

羽織らせていただけるということで、じゃじゃーん。

まぁ、素敵!しかも見た目より軽いんですよ。

こんな美しい作品(商品と言うかもはや作品)に触れさせてもらって、とても幸せな時間でした。
応対して下さった御手洗社長もなんとも言えない内面からにじみ出る美しさがありました。

お値段はもちろんお高いです。
でも、わたしは高いから(すぐには手が届かないから)展示を見に行かないという選択はしないようにしています。
美しく丁寧なものを見る、というのは(たとえ買えなくても)計り知れないものを享受していると思うから。

最近ずっと、仕事から帰ると息つく暇もなく車で祖母の病院へ行っていたのだけど、本当にこの展示に行けて良かったです。

まずは自分を癒すこと、それが大切ですね。

最後まで読んでくれてありがとう!
では、また!

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Ai Yonekura
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