チムジルバンと釜山豚足
こんにちはー!
今日は釜山2日目、お寺巡りの後の日記です。
前回の記事はこちら。
8/13(火)午後3時
韓国でやってみたかったものの一つがチムジルバンだが、言葉も仕組みもよくわからないのに裸で放り出される心細さったらないよな、と思って敬遠していた。
だけど今回、新世界(シンセゲ)百貨店の中に比較的難易度の低そうな観光客にも人気のチムジルバンがあると知り、行ってみることに。
梵魚寺からバスで降りてきた町は、少しだけ寂れた雰囲気だった。
そんな中でコンポーズコーヒーのテヒョンさんを見つけ、旧知の人に会えた感じでなんだかほっとする。
思わず写真を撮るけど、遠いな。
新世界百貨店までは車で30分ほどかかる。
最初はバスで行こうとバス停にいたのだけれど、暑いのとお腹がすいてきたのと、時間を有効に使うためにタクシーを呼ぶことに。
カカオタクシーで今いる場所(バス停の近くのタイヤ屋さん)を指定して、行先を新世界百貨店にする。
少し待っているとタクシーが来た。
ドアを開け「アニョハセヨー」と乗り込むなり、運転手さんが歌うような口調で
「シンセゲ~シンセゲね~オッケーイ」
と、行先を確認する。愉快なおじさんである。
そして、こちらが外国人だとわかっているのにそのままの感じで
「アニ、なんでタイヤ屋さんなのかと思ったよ!」
「タイヤ屋ってどうしたのかと思ったよ!」
と楽しそうに笑っている。
あ、たぶん車が故障してタイヤ屋行って、そこからタクシー呼んだと思われてんのか!と気づいたがこの会話をこなす韓国語スキルはないので、とりあえず、勢いで笑って誤魔化す。
途中、左折する際に故障で停まってしまった車があって、前に進めずに後ろからもクラクション鳴らされる事件があったが
「こんなところで故障しちゃって~」
「クラクションされても進めないよ~」
と文句を言っていて、その文句の言い方が心からの文句じゃなくて、よく韓国ドラマで見る
”とりあえず文句口調でいってますけど、別に怒ってないですが?”
で面白かった。
新世界百貨店に着くと、
「隣はロッテ百貨店だよ。新世界の隣はいつもロッテ」
みたいなことを言っていて、ライバルなんだよ、みたいなニュアンスで教えてくれた。リアル『涙の女王』だな。
カカオタクシーを利用した後、運転手さんを評価するページになるんだけど、星をつけたあとに
「この運転手さんとまた会いたいか」
という質問があり、釜山の運転手さんたちにはまた会いたいと心から思うので、ボタンを押し続けている。
新世界百貨店に到着。圧巻の外観。
入口は可愛い。キティさんとコラボ中だった。
■ 新世界スパランド(Spa Land)
本当に百貨店の中の1階。
ハイブランドとハイブランドの間に入口がある。
ここから入ると受付カウンターがあるので、料金を支払う。
利用方法も教えてもらって(英語)エスカレーターで2階へ。
その下駄箱の鍵もさっきもらった鍵の番号のところを利用する。
靴を脱いだ後にカウンターみたいなところで館内着とタオルをもらえる。
ここまではほぼ日本のスーパー銭湯と同じだからなにも問題なし。言葉もわからなくても平気。
そして、この後ロッカーがあって、そこで着替えてチムジルバンを楽しむもよし、普通にお風呂に入るもよし。
私たちは、汗をまずは流したい!ということでお風呂へ。
お風呂も広くて、シャンプーなどが備え付けられた洗い場があって(間仕切りのあるスーパー銭湯スタイル)、お風呂も何種類もあって、ジェットバスなんかもあった。
欧米の方とかも結構いて、座って体を洗うのに慣れていないのか、シャワーブースが大人気だった。
ひとっ風呂浴びてさっぱりしたので、胃もさっぱりするためにビール。
袋麺を作って食べられるコーナーが大人気で混みあっていたので、ガラガラだったレストランに入った。
ほぼ貸し切り。
やっぱりみんな袋麺を漢江公園のコンビニで食べるみたいに調理して食べたいんだな~。わたしもちょっと食べたかったよ。
🍚 釜山三食目:ジャジャン麺(スパランド内レストラン)
ジャジャン麺って飛び上がるほど美味しいとかじゃないけど、安定なラインのおいしさがあるので、困ったらジャジャン麵。
永遠にビール浴びて休憩していたい感じだったけど、チムジルバンゾーンに行ってみることに。
ガラス張りだから真夏の太陽をこれでもかと集めてしまっていて、暑い。
もはやただの温室。熱帯の温室。
外にも足湯があるんだけど、そこも暑すぎて長居できなかった。
サウナは、秋とか冬がいいのかもしれない、とふと思う。
人気のサウナは人が多くては入れないのもあった。
平日の午後なのに人気だなぁ。
いろんな種類があるので、体調とか気分に合わせて気に入ったサウナに入れるから良いと思う。
そして、どうしてもやりたかったこれね。
卵とシッケ。
シッケと卵がチムジルバンの定番だけど、シッケがちょっと甘そうだったので、レモンエイドにした。
この卵だけど、燻製なのかな?ぶっちゃけそんなに美味しいものでもなかったよ(小声)
でも、雰囲気大事ですからね!ということで。
廊下にはどうみても外国人のためにヤンモリ(羊頭)にするためのタオルの巻き方を教えてくれる看板があって、アジア系の外国人の皆さんがこぞって巻いていた。
わたしは羊頭やらなかった。
というのが、タオルが、日本のスーパー銭湯だとバスタオルとフェイルタオル貸してくれるけど、なんかフェイスタオル(この羊頭にする大きさの)しか貸してくれず、男湯はお風呂出たところに交換タオルが積んであったというんだけど、女湯はそんなのなくて。
最初の一枚で身体も拭いたのでしっとりしていて、頭に巻く気にならなかったというのもある。
でも、なぜ男湯だけ?
と思って最後にもう一度汗を流しに入った時に観察したら。
女湯のタオルは、風呂場から脱衣所へ向かうところにある棚の中にしまわれていて、それは番人のようなアジュンマによって管理されているじゃないですか!
ビショビショで脱衣所に入ろうとする外国人や若い子なんかを見つけると、新しいタオルを出して「ほら!」と渡しているじゃないですか!
わたしも欲しかったけど、こちとら銭湯通ってうん十年だから、小さいタオルだけでお風呂入れちゃうから、番人の目には「おとがめなし」と映り、そのまま通されたのだろう。
仕方ないね。
でも、タオル下さい、と言えば多分くれると思う。
という感じで初めてのチムジルバン体験は無事に終了。
ホテルにバスタブがなかったので、大きな湯舟はリラックスできて良かった。
次回はソウル近郊にある「森の中健康ランド」という、まさかの炭窯の熱でサウナを体験できるという施設に行ってみたい。
(なぜ初級からいきなり上級に行こうとするのか)
あまりお腹は空いていなかったけれど、夕飯へ向かう。
🍚 釜山四食目:冷菜豚足(ネンチェチョッパル)(釜山豚足)
[NAVERマップ]
부산 중구 광복로 13-1
釜山名物料理と言えば、デジクッパ、ミルミョン、釜山おでんなどが有名だけど、釜山冷菜豚足というのも名物だと聞き、チャレンジしてみることに。
場所はチャガルチ駅から徒歩7分ほどの一大繁華街の中にある。
店内、とても広い。なのにウエイティングが発生していたほどに大人気のお店。お客さんはほぼ韓国人。
kellyを頼んだけど、他の席だれもkelly飲んでなかった。
TERAばっかり。そして、ソジュを皆さん飲んでいる。
チョッパルをつまみながら、ソジュ、そして、会話に花を咲かせるスタイル。
隣の男性4名のテーブルは何度もビールとソジュを注文していた。
まるで花金だけど、ただの火曜日。
こちら、勝手に出てくる基本のおかず。
キムチやアミの塩辛も来る。
そして、とうとう釜山冷菜チョッパルが登場。
たっぷりの野菜の下に薄く切った豚足が隠れている。
タレの匂いは冷やし中華。
チョッパルはほのかに漢方みたいな匂いと味がする。わたしは好きな味。
日本ではなかなか食べられない味だし、この冷やし中華な感じのチョッパルは夏にぴったりの爽やかさだ。
ただ、二人で行くには量が多い!まったく食べきれなかった!
(一人前だけ注文しようとしたらダメだと言われちゃったので、二人前(中?)を注文したのです)
朝はデジクッパ夜は豚足。
豚で寺とサウナを挟む有意義な一日だった。
(つづく)
翌日は韓国近代史に触れにいきました。
また次の記事で書きますので、読んでいただけたら嬉しいです。
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