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【掌編小説】この町で
「ぬけられます」
今日は、そんな立て看板が建てられた迷路みたいなこの町で出会った、あの男の人のことを話したいと思います。
その人はお姐さんの家に時々やってきては、狭い階段をトントントンと軽やかに二階に上がっていってました。
洋装の時もあれば、着流しの時もあって、夏の夕暮れなんかは浴衣ふらっと現れて、やはりトントントンと二階に上がる。
その時のふくらはぎの白さが今でも目について離れません。
お姐さんよりも白く細く美しいふくらはぎ。
追記
2020年9月20日に販売する『あいのほん』に収録しますので、有料noteに変更しました。
『あいのほん』は発売日以降にストアタブからもお求めいただけます。
2020年9月2日
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1,546字
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