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先生を消す方程式、わたしの方程式
『先生を消す方程式』
最終回を見終わりました。
ここからは全話見終わった方に向けて、いや、自分に向けて気持ちをまとめようかなと思います。
見終わった時、パリのポンピドゥーセンターで現代アートを見せられた後と同じ気持ちになりました。
つまり
「なんだか分からないけど、すごいものみたぞ!」
です。
現代アートもなんだか分からんけど面白い、惹きつけられるなってことが多く、そしてその芸術はちゃんと裏付けられた基礎(ベース)があります。
主演の田中圭さん、松本まりかさん、山田裕貴さんも役者として今まで色々な経験をされて、それこそ王道の古典も、恋愛ドラマも演じられる俳優さんたち。
それが鈴木おさむ氏の“現代アート”の世界に、ホイッて投げ入れられた。
さぁ、さぁ、これは大変ですよ。
辻褄の合わないこと、回収されない伏線、トンデモ設定、苦手な人は多いですもの。
(ぶっちゃけわたしも他のドラマ見ていて「そこは繋がらなくない?」ってなって一気に醒めて見るのをやめること多いです)
でもね、これはおさむの現代アートです(敬称略)。
しかも、素地のない人が「お金ないし、ちょっと現代アートっぽいことしようぜ」って作ったんじゃない。スタッフさんもそう。
大真面目に作ったんです。
田中圭さんとは舞台を何度もやり、そして記憶にずっと残る『田中圭24時間テレビ』で24時間でドラマを撮影して放送したという経験もある。
だから、なんだか分からんけど、すごいもの見たぞってなる。
しかも、最後はゾンビカップルのがっぷりよつの(言い方)キスシーンですよ。
なんかもうキス界の東の横綱の西の横綱の対決ですよ。
見せ方が綺麗!ブラボー!スタオベ!
もちろん、ストーリーとしてはちゃめちゃだったり、結局何が伝えたかったの?ってなって醒めてしまう人がいるのも理解できますし、だよね、だよねって思う。
役者に頼りすぎとかそういう意見も見ましたしね。
でも、わたしが2020年を田中圭さんの一ファンとして振り返った時、瀬野さんも王道でカッコ良かったし(いい血の吐き方してたなぁ)、黒木なんかはもうビジュアルからして好きだし(いい感じで殴られて唇切ってたよねぇ)ってなるんだけど。
義経はなんだか分からんけど凄かった!(ボロボロにされてカッコイイシーンなんてほとんどなくてゾンビのくせに最後あんなにエロいキスするんだぜ)
ってなる。
もちろんどの役も田中圭だから好きっていうのも大きいんですけど、瀬野と黒木は他の俳優さんでも成立するんですよ、たぶんね。
だけど、あの義経を演じられるのは田中圭しかいないの。
それが“おさむの現代アート”の匙加減、筆加減なんですよ(だから敬称どこいった)。
わたしたちがここまで混乱するって分かっててやったのなら、ガッツポーズよね、ほんと。
ということで、、、
わたしが昨日最終回を見終わって深夜二時まで眠れずに導き出した方程式でこのブログを終わらせましょうか。
田中圭×キスシーン=眠れない
いや、ほんと眠れなかった。ねぇ、なにあれ。
楽しませてもらいました。
圭くん、おさむさん、共演者のみなさま、スタッフのみなさま、ありがとうございました!
では、では、またね!
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