『終わりのない』の世界
こんにちは!
昨日、世田谷パブリックシアターにて舞台『終わりのない』を観劇してきました。
そして、今、その感想を書くべく、パソコンの前に座ったまま、髪を掻き毟っています、そう、まるで宮本浩次のように。
さらっとしたあらすじ書きますね。
18歳の引きこもりがちな青年が、あるきっかけで時空を超え、自分とそっくりの肉体で目覚める。そこは地球を失った千年後の宇宙船の中。彼は自分の居場所を、自分自身を見つけることができるのか?
そんな感じ(ざっくりがすぎる)。
昨日、舞台を見た興奮で全てのストーリーを夫に語って聞かすwithワイン一瓶、という行動をしてしまったのだが、彼も混乱しただろうね。
いや、あれは多分聞き流していたね!
ちょっとストーリーを口伝するには無理がありすぎましたw
ということで、非常に言語化が難しい、感想を書くことすら難しい舞台でした(観た後は興奮でフラフラ)。
ただ、一つ確実に言えるのは、この作品からどんなメッセージを受け取ったにせよ、それはわたしたちの<無意識>に働きかけられているだろうということ。
SFといえばSF。
でもこれを、従来のSFというくくりでまとめてしまうのは何か違う気がしています。
2年前、『メッセージ』と言う映画を見た時、わたしはこんな感想を書いていました。
わたしは《いま》というものを信頼しているんですが、この映画を見ている間、同時に別の世界(パラレルワールド)が、時間を超えて存在している気がして、本当に目から鱗状態で、ポロポロと涙が溢れたんです。
それは不思議な新しい感覚で、壮大なdejavu感ともいうものでした。
わたしたちの選択肢は無限にあるのだなと。
選択肢は無限にある、だから《いま》その最善を尽くすのが大切なのだと。
《いま》目の前にいる人を大切にする。
《いま》感じたことを大切にする。
今回、『終わりのない』を見て、全く同じ感想を持ちました。
いや、二年前よりはっきりと、全てのことが同時に存在している感じ、そして、<原因>があるから<結果>があるのではなく、<結果>があるから<原因>があるということ。
これは、この間noteの「想いと実現の間に」にも書いたんですが、
ちょっと不思議な話をすると
・わたしが撮影案を書いたのが先なのか
・田中さんがそのシチュで撮影したのが先なのか
こんな世界です。
こういう話をSFと捉えるか、量子力学と捉えるか、スピリチュアルと捉えるか、呼び名は人それぞれだと思うけれど、悠理(山田裕貴)のセリフにあったように、これは「私たちの物語」なんだということです。
それを自覚した時、確実に何かがアップデートされる。
この舞台は宇宙(または地球)が前川さんに書かせた「メッセージ」な気もしているし、それを私たちが2019年の秋に見ているというのも面白い。
ちなみに、悠理が意識の旅をするのが2020年の夏のキャンプ場です。
つまり来年のお話なのね。
その頃には何か意識がまた少し変わっているんじゃないかなぁと思っています。楽しみです。
他にも色々と感想をかけばキリがないのだけど、結局は、目に見えないことをどう面白がるか、なのかなと思っています。
目に見えたものしか信じないよりは、そんなこともあるかもね!面白いね!という柔軟性があった方が、何だか生きていて(そうせっかくこの地球というプレイランドに生きているのですから)面白いと思っています。
さて、さて、舞台上の皆さんに目線を戻しますね。
山田裕貴くん!素晴らしかった!!山田ーーー!(呼び捨てごめん!)
なんか、ドラマのイメージしかなかったので、こんなに舞台向きな声の方なのね!っていうのが新鮮でした。
特に別世界に行った時に、それまでのキャラにないような声でその土地の人たちに語りかけるシーンがあるんだけど、すごい迫力でした。
何度も涙が溢れそうになりました。てか、泣いてた。力強い演技でした。
カーテンコールの時、真顔なのをみて、ああ、身も心も込めてこの舞台に立っているんだなと。そして、きっとこの不思議な舞台を終えた時、山田裕貴くんにも不思議なことが沢山起きるんだろうなという気がしています。
もう、起きているかもしれないけど。
ほんと、山田くんごめん、田中圭くんの『チャイメリカ』観劇した時、わたしの前に座って開演ギリギリまで漫画読んでた山田くんとは思えないよ←そりゃそーだ。
仲村トオルさんはもう言うことないです!(安定のかっこよさ、安定の舞台映え、声の響き、何あれ!同じ人間??)
舞台中心に活躍されている皆さんは、さすがの舞台の<間>だなぁと。客席との笑いの間も完璧で、心地よい一体感でした。
個人的には、もう安井順平さんが気になりすぎて、舞台に人が沢山いるシーンとかでも目で追っちゃって、最高でした。
今回初舞台の奈緒ちゃんも、初々しい中に凛とした輝きがあって、とっても良かった。いい女優さんになるだろうなーと(おま誰状態でごめんなさいね)。
観劇は久しぶりだったんですが、『終わりのない』をチョイスした自分を褒めてあげたい。
というか、もう<観劇した>から<予約した>のかもしれないですね。
ふふふ、とっても面白い体験でした。
当日券、まだ出るんじゃないでしょうかね。
インスピレーションが働いた方はぜひ観てみてください。
わたしももう一回観たいなー。
最後まで読んでくれて、ありがとう!
では、また!
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