福岡とチャイメリカの余韻の中で
舞台「チャイメリカ」の大千穐楽を観劇に福岡へ行ってきました。
チャイメリカの余韻が半端ないんですが、色々書くのはもう少し後にして、今日はちょっとここ数日考えていたことを書きますね!
何この無理矢理感?
だって、田中圭くんがブログ更新したもんで!だもんで!(一人で勝手にやっているラリーの件です)
実はわたし2年ほど福岡に暮らしていたことがあって、8年前の今日、2011年3月11日は福岡にいました。
あの時、東京の家族を心配しながらも、東北が想像を絶するような被災状況になっているとはつゆほども思っていませんでした。
そして、あの頃、エンターテインメントに携わる人たちは皆「自分はどうしたらいいんだろう」と模索していたように思います。
そんな中、「元気な人はいつも通り元気に」と言ってライブを再開してくれたのが、”元彼”こと福山雅治氏です(あ、今でもファンですよ)。
今回、福岡に行くタイミングがまさに東日本大震災の日から8年と言うことで、舞台を楽しもうと言う気持ちと同時に、そのことがずっと頭の片隅にありました。
チャイメリカ最後のシーン、「ベートーヴェン交響曲第九番第三楽章」(リンクの38分くらいから)がゆったりと流れ、ヂャン・リンが歩いていく後ろ姿を見ながら考えていたんです。
悲劇の真っ只中にいる人の背を私たちはどんな目をして見つめればいいのだろうと。一緒になって悲嘆に暮れるのは簡単、同情するのも簡単。
でも、わたしたちは生きている。生きていかないといけない。もし自分が元気なのだとしたら、より元気に生きていくことが、悲劇の真っ只中にいる者への正しい眼差しなのではないか?と。
看護師が言った「あなたは大丈夫?」と言うセリフ。とても力強かった。
「あなたは生きていかないといけないのよ」
わたしにはそう聞こえました。
あ、少し話がずれてきちゃって、すみません。チャイメリカのこと書かないとか言って、すぐチャイメリカに引っ張られるよねー。もう余韻がすごいよねー。観に行った皆さまもそうなんじゃないかしら?
そうそう、久しぶりの福岡!
美味しいものをたくさん食べました!(久しぶりのごまさば最高)
お酒もたらふく飲みました!
フォロワーさんから素敵な心遣いも頂きまして(可愛いミニタオル、可愛くて使えないぜ)もうお腹いっぱい!
今日は飛行機まで時間が少しあったので、昔住んでいた大濠公園に遊びに行きました。
変わらない景色を眺めながらも、圧倒的な物語に触れたわたしはどんどん新しくなっているなという不思議な感覚がしました。
変わらないもの、変わっていくものそれら全てを愛しながらまた新しい1日を始めようと思いました。
羽田空港へ着くと、震災発生時刻に黙祷を促すアナウンスが流れました。
時刻になり、ゆったりと足を止める人々を吹き抜けの3階から眺めながら、わたしもゆっくりと目を閉じました。
いつもせわしなく賑やかな空港が一瞬だけ静寂に包まれました。
ー あなたは大丈夫? ー
力強い、看護師の声が聞こえた気がしました。
最後まで読んでくれて、ありがとう!
では、また!
あ、そうそう、田中圭くんのことを考え続けた2泊3日だったもので、帰りに福岡空港で飛行機を待っていたら、こんな場内アナウンスが聞こえましたよ。
「田中さま、田中圭さま、ご搭乗予定の飛行機のご出発時刻が近づいております。お急ぎ◯◯ゲートまでお越しください」
は?空耳?www
え?こんな盛大に呼び出されちゃうことなんてないですよね?
もう田中健さんとか似たお名前の人だったのかな?
とうとう空耳が聞こえ出しましたよ!大変!
では、また!(2回目)