映画「メッセージ」を観て
《言語》とりわけ《言葉》に対して、わたしは強い思い入れがあり、愛情があり、そこには畏怖の念すらありました。
この映画を観た後、「わたし」は「わたしでないもの」と疎通するためのツールとしての《言葉》ではなく、「わたしのまだ知らないわたし」と疎通するための《言葉》、そして「わたしでないもの」が「わたし」になる瞬間の《言葉》というものがある、という感じに包まれました。
それは時間や常識という概念を超えることすらできるのです。
(以下すこーしネタバレあり)
わたしは《いま》というものを信頼しているんですが、この映画を見ている間、同時に別の世界(パラレルワールド)が、時間を超えて存在している気がして、本当に目から鱗状態で、ポロポロと涙が溢れたんです。
それは不思議な新しい感覚で、壮大なdejavu感ともいうものでした。
わたしたちの選択肢は無限にあるのだなと。
選択肢は無限にある、だから《いま》その最善を尽くすのが大切なのだと。
《いま》目の前にいる人を大切にする。
《いま》感じたことを大切にする。
そして、なによりルイーズが彼らに教えてもらったように「あなたの武器はなんですか?」ということをもう一度考え直すきっかけをもらいました。
あなたの武器はなんですか?
それに気付いていますか?
もう、持っているものですよ。
あなたが大切にして、愛情を持って、ほんの少しの畏れを抱いて、ねぇ、もう分かってるんでしょう?
そんな風に語りかけてくる…邦題「メッセージ」とは、なんてすごいタイトルなんでしょう。
ネタバレしてますが、ここまで読んでしまってまだ映画観てない方、観て下さいね!
感じ方は人それぞれのはずです♡
パンフレットも素敵なんですよ!
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