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最新2023年版 機械系エンジニアの独立事例 7選


私が発信する狙い

大半の機械系エンジニアは、

・大手に入ってキャリアを積めば将来安泰
・専門性を磨けば、市場の価値は上がる
・企業で出世し経験を積めばどこでも通用する
・会社員の業務延長でいつでも副業も独立もできる

と思っている人が多いと思います。


これは誤解で、すべて間違いです。

そのため、私は発信を通して正しい機械系エンジニアのキャリアと独立までのステップを伝えています。


なぜそんな重要な発信を無料でするのか?と思う人もいるかと思います。

怪しい、何かある、悪だと思ったり考えたりする人がいるかと思います。

私自身は一部、人数限定でコンサルサービスをしていますが、それ以外情報商材、アフィリエイトなども行っていません。

これには明確な答えがあります。

①製造業の市場規模は非常に大きいので競合が増えても困らない
②地方の人材不足は深刻で一人でも多くの人が独立して助けてほしい
③発信を通じて面白い人と知り合いたい

ということです。

これは昔出版したKindle書籍にも書いており、変わっていません。


そのため機械系エンジニアとして独立して

・遠回りしたくない、時間を無駄にしたくない
・失敗や損失を極力避けたい

と考えている人は、読んでください。


 私が独立を決意したとき、機械系エンジニアの独立に関する情報は、Web上には無料、有料含めてまったくありませんでした。

 そのため、どうやって独立すればいいのか全く分からず、苦労しました。


おそらく私のように思った人はかなり多いのではないでしょうか?


 多くの人は独立が出来ないと諦めたり、独立を考えていたにも関わらず、キャリア設計の仕方がわからないため、とりあえず新卒で入社。

さらに企業で仕事をしているうちに、10年経ち、気づけば家族もでき、35歳を超えて守るべきものが多く、身動きが取れない。

さらに自分を振り返る時間が出来たときには、思ったように結果が出ないという人が多いはずです。

 転職、副業をしようとしても通用スキルも経験も専門性もない、案件の獲得方法もわからないとなり、会社にしがみつくしかないということは珍しくありません。

 そんな人のため私の経験が少しでも役立ってほしいと考え、このnoteを書いたり、発信をしています。

当たり前なのですが、企業で出世したり、上手く仕事を進める為のスキル・経験と、独立する為のスキル・経験は全く違います。


 使えるスキル経験、専門性はありますが、それだけで独立し、案件を獲得し続けることは相当難しいのが現状です。

 私が独立を決意してから、10年もかかったのはこの当たり前のことさえわからず、自分で試行錯誤するしかなかったからです。

そのため、私のように同じ間違いをしてほしくないと強く思っています。


今ならSNSを通じて知見者にアプローチすることもできますが、当時はスマホが出たばかりでSNSがここまで一般的なコミュニケーションツールにはなっておらず、まったく選択肢にありませんでした。

ただし、今でも昔よりも情報やアプローチ手段が増えたとはいえ、まだまだ機械系エンジニアの独立に関するものは少ないことが事実です。


だからこそ私は、皆さんが同じような失敗や苦労をしてほしくないという思いから

・機械系エンジニアって本当に独立できるの?
・独立の仕方がまったくわからない
・独立しても会社員より稼げないと聞くけど本当?

という疑問、質問に対して、X(旧:Twitter)、YouTubeで発信したり、noteを書いたり、Kindle書籍を通じてお伝えしています。


 私が独立して年収1300万円を超えた仕事術、営業方法からすべて書いてあるのがこちらのKindle書籍です。

今ならKindleUnlimitedからは無料で読めます。



読んだ方からコメントをたくさん頂いています!
一部抜粋です。

 

自己紹介もぜひ読んでもらえるとより理解できます。



 大きな目線で見ると、最近の中小企業の人材不足は加速しており、事業の維持も難しい状況になっています。

 その解決手段の1つとして、機械系エンジニアのフリーランス化により、人材の流動性を上げて、特に地方の製造業の人材不足という課題を一部、解決する手段になるのではないかと考えています。


そうした背景、目的をもちながら

・会社員として雇われ続ける不安を解消する
・独立する為の具体的な方法を知る
・本業をしつつ、副業で月10万円以上稼げるコツがわかる
・手取り17万円から年収1000万円稼げた思考法

を具体的にわかるようにお伝えしています。


私のように遠回りしたり、失敗をしないようになっているので、ぜひ参考にしてください。

それでは本編にいきましょう。




機械系エンジニアの独立事例集

 ここからは実際に具体的なエンジニアの独立前後の年収推移と共に、やっている仕事や、独立の経緯、そして私ならどうするかを書いています。

 年収は独立前は簡単に話しくれますが、独立後はふわっと〇〇倍くらいかなーとはぐらかされることが多いので、複数人の証言から推測して置いています。安全よりなので、もっと稼いでいる方は沢山いると思います。

 まず最初に、独立する人が企業と締結する業務委託契約について、触れておくと、近年、技術者の人数や単価は近年上がっています。

こちらのポストを参考にしてください。

時給換算で5,500円程度です。

この傾向は、少子化、生産人口低下の日本では続くことは間違いないと思います。そうしたことから、今後も機械系エンジニアの独立、フリーランスは増えていくと考えています。

ここからは様々な機械系エンジニアの事例をみていきます。


・機械設計エンジニア編

  年収600万円→年収1100万円

 これは王道ですね。私は機械系エンジニアの中でも最も独立のしやすいのが、機械設計エンジニアだと思っています。ただ私は以前から言っているように機械設計だけで独立を目指すことはお薦めしていません。


 機械設計の場合、どうしてもソフト更新など初期費用とランニングコストもかかるので少し多めに見積もる必要がある点も知っておきましょう。機械設計で独立する時、躊躇する方が理由がソフトの費用で、どうしたらいいですか、とよく相談されます。今は安いソフトや、クラウド型もあるので、最初から大きな必要が関わることはなくなっていますが、それでも障壁の1つになることは今後も変わりはなさそうです。

 機械設計で年収を上げるなら、上のポストが参考になると思います。反応も良かったので、大筋、界隈の方と同じ意見かと。


・機電エンジニア編 

  年収500万円→900万円

 機電系とは、機械に組み込まれている電子系の技術のことです。電子制御や電子基板の設計などをさしています。私は産業機械の開発を取り扱ったことがあり、その際、外部のフリー機電系エンジニアと交流することが多く、その方の事例は参考になると思ったので、書きます。

 私が知っているのはシーケンス関連、基板化を設計・実装、パネル実装デザインする人です。シーケンスは三菱やオムロンの機器、配線を用いて試作機や小ロットの機械を立ち上げる人、そして小型化、コストダウン、基板化設計したり、その周辺部品を調達をしていました。

 彼らが独立した会社が理由は、企業に勤めており年収が上がらないから自分で独立開業してやっている人、勤めていた企業が倒産したり、派遣で仕事をしていたが正社員に誘われたたが、業務委託にして独立したなど様々ですが、結果は個人で食べていく分には、問題ない収入を得ています。


 案件はどのように獲得しているかというと、大半は前職、知り合い、人脈、商社経由で、仕事が沢山あるのでそこから紹介されることや、継続案件が殆どで営業はほぼしないようです。これを聞いて、需要はあるので、自分たちで営業すれば、もっと売上も利益も上がるなと思い、提案してみたのですが、あまり乗り気ではなかったです。現状に満足している人が大半ですね。

 自分でも少し機電系フリーランスについて、調べてみるとこんなサイトを見つけました。FREE AID(https://freelance-aid.com/)という機電系に特化したフリーランス支援サイトです。ただ現場の人はこういった情報を知らなかったので、ネットを活用する場面は少ないようです。

 独立できている機電系エンジニアをみると、案件はたくさんあり、仕事が継続されているので、満足している人が多いです。もちろん、それでも問題ないのですが、困って、求めている企業はたくさんあるので、ご自身で営業するなり、契約している企業で周辺の仕事も巻き取っていければ、もっと稼げるのにと思っています。

 もしかすると、自分たちでどうやって営業をすればいいのかわからないこともありますが、そもそも自分たちの技術の価値を過小評価している気もします。

 エンジニアあるあるですが、ここは過大評価しては案件が取れませんが、採用する側はできるだけコストを抑えようとするわけで、独立で大事なスキルの1つに交渉スキルがあるのですが、そこをしっかりとしていれば、極端に安い価格で言われることはありません。


依頼する側から考えると、こんな人が重宝されるので意識して交渉しておくと有利です。

・ざっくりとこんな感じでと渡したらある程度形にできる人
・調達や資材コスト管理もしてくれる人
・調達先と折衝してくれる人
・試作から量産まで一貫して対応できる人

 あとすべてのエンジニアに共通して言えることですが、レスポンスが早いことは大事です。外部からの内部は特に意識したほうがいいです。相手より先に、連絡し、進捗や予定を確認すると相手はそのことを考えずに、作業が進むので安心できます。

こう考えると提案する幅も広がりますし、長い付き合いができ、高い利益を確保できます。参考にしてください。


・素材系エンジニア編

  年収450万円→1000万円

 素材系は、化学系というより材料工学の化学よりみたいなイメージをもってください。化学(有機、無機)と工学のハイブリッドで、かなり需要があります。

 これにはいくつか理由がありますが、まず1つ目は、雇う側に理由があります。素材系企業のビジネスモデルの大半が消耗品ビジネスであり、利益率が高めで、売上が安定していること、商品、中小企業の数も多数にあり、小規模でも生き残りやすいためです。消耗品ビジネスは、昨今のIT業界で使われるSaaSとよく似ており、単発ではなく、継続ビジネスであり、LTVが高いです。そのため、新しい製品開発や、事業を展開しやすく、外部人材にも投資します。

 消耗品ビジネスで有名なものはコピー機があります。ハードは赤字で出しても3〜5年使い続ける前提で利益を回収できるモデルですが、それでも儲かるということです。

 コピー機以外でも、固定、液体、気体などさまざまな形態で素材は販売されており、幅広くビジネスが成立しています。身の回りの製品にも多いと思います。スポンジ、洗剤、化粧品、フィルター、ドッグフードなどがあり、toB/toC両方に強い分野なので、需要は多くあります。

 次に、供給する側(独立している人)ですが、実はあまり人材が多くありません。これは私が企業で採用活動をしていた時に担当者に聞いた話ですが、転職市場にでさえ、化学系、素材系、材料系と言われる分野の技術者は滅多に出て来ないらしいです。

 それは化学系の仕事をする場合、設備が高く、大手企業に勤めないとできないことが多いこと、また化学系企業はビジネス的に参入障壁が高く、利益率も高いので、職場として満足している人が多いからです。

 人材が少ないもう一つの理由は、意外と素材系というジャンルは希少で、化学がわかっても、工学がわからない人材だと、中小企業では中々活かせないのです。中小企業の化学素材を製品として使う場合、どうしても物理や機械工学的な知見も必要となることが多くなるので、供給側の人材が満足にされないという現状もあります。

 私は専門性の複合化し、2次元的に専門性の面を大きくすることを推奨していますが、面をなるべく大きく作る方法の一つに、近い専門性より、遠い専門性を選ぶことにあります。機械と化学は比較的離れており、かつ需要も多く、供給も少ないので特におすすめの領域です。


・金属加工者編

  年収400万円→760万円


 これは実際、一緒に仕事をした人が独立した話です。私は、父親が60歳から金属受託加工の経営を始めたり、自身も金属加工周辺の商材を扱っていた経験があることや、部品の調達先を検討するにあたり、数百社の受託加工企業に連絡、相談した経緯があるため、この業界にはそこそこ詳しいので、本情報はかなり再現性が高いと思います。

 以前、とある協力会社の40代の金属加工技術者が年収が低く、会社の先行きも不透明なので雇ってくれないかと相談がありました。この当時、私は受託加工企業の人材不足を知っていたので、内心独立したらどうかと思っており、

 そこで何ができますか?と聞くと、その方は旋盤歴が長く、工作機械で大手メーカーの部品を毎月数万本歩留まり98%以上で、5年やって品質製造をやっていましたと教えていただきました。

 確かにそれも実績としては凄く、重要なのですが、もう少し仕事を依頼する企業側の課題を解決できる方がいいと思い、

企業側が求めていることは
・コストダウン

   └取り代最小化、歩留まり向上、材料調達最適化など

・生産効率向上

   └加工条件を上げる(回転送りを30%上げられる)、工程を短縮できる、納期を短縮できるなど

つまり、
・利益を上げたい
・売上を上げたい

ということなので、それに対してどんな方法を実現可能なレベルで提案できますか?と聞きなおすと

 改めてコストダウンと売上を上げられる方法として、例えば、ステンレスなどの難削材を公差0.02μmの研削なしで高速加工できできるというわけです。これは製造企業でも共通して求められることなので、コンサルもできますし、営業力次第では複数の企業にまたがって活躍できる可能性もあります。

そうなるとこんな独立の方法が考えられます。

個人事業主:加工技術者
マクロ法人:コンサル&若手の教育

独立前:年収450万円 ⇨ 独立後:年収60万円


 私の知っている先を紹介したり、教育の方法を考えて、最初副業で始めたところ、人材不足の業界なので、引く手あまたになり、結局、会社員サラリーマンの時よりも年収も上がって手取りもあがります。

 その方の年収は当時で1.7倍になっています。組織だってやれば、もっと売り上げを立てることができると思いますが、元々エンジニアであることもあり、仕事の仕方や年収には満足している様子でした。おそらく個人でも1000万円までは普通にいくだろうなと思います。

金属加工は昨今、海外の方が人件費も安く、品質も良くなっていること、かつ若手がやりたい仕事ではないため、日本国内で人材を確保し続けることが難しいことから、企業淘汰が加速しています。

 そのため、金属加工自体ができなくても、技能継承やノウハウを教えることで、企業側は十分価値を感じてくれます。

 業界の現場の人は特に周りの変化や自分の市場価値を客観的に把握しにいため、従来の価値観で独立できないと決めつけず、スキル・経験を具体的に棚卸しすれば、市場からの需要はあり、あとは営業出来れば案件は取れます。


・溶接加工者編

  年収400万円→年収700万円

 私もこれはある製造業ベンチャーに在籍していたときに知ったのですが、溶接技術はかなり熟練度が必要で、今、日本国内でも人材が育っておらず、景気や日本企業が元気がないこともあり、どんどん規模を小さくし、リスクを取る企業が少ないことから量をさばける企業も少なくなっており、品質も一発で担保できないことが、増えつつあります。そもそも溶接技術は、人によって、品質やスピードにかなり差が出る技術です。

 また溶接は工場、プラント、組立など小物から大物まであり、幅広く使われており、かつかなりの価格で取引されています。それこそ、一朝一夕では習得できないことや、機械加工と異なり、人の手が介在する為、価格が下がりにくいことがあげられます。

溶接だけでも価値がありますが、さらに切削や研削の知見をもっていると対応できる企業や人材はかなり希少です。図面をみて、最短で低コストできる手順や調達先を提案できる人は私もほとんどあったことがありません。最近は形状が複雑化し、幾何公差も多く、かつ厳しい場合も増えているので、中々、思ったような価格で作れていないようです。複雑化している理由は、結局メーカーが事業を発展させるうえで、他社と差別化するため、複雑化/小型化/薄肉化していると考えています。

 ちなみに、製造業の技術者が特定の技術や工程を深堀りする傾向は、キャリア設計に要因があります。詳しくは下記noteに書いているのでぜひ、読んでください。


 例えば、最初にマシニングで技術を習得したらマシニング、旋盤で始まれば旋盤+複合レベル、そしてその後は製造管理、品質管理とキャリアを広げ溶接や表面処理などは実際にやる人はいないです。第4章 機械系エンジニアが独立しにくい致命的な理由でも述べたようにこれが製造業の構造とキャリア形成の複雑性がもたらす、弊害です。

 企業側や経営者からするとその方が都合がいいわけです。 

 しかし、独立することを前提にすると、企業勤めであれば生産効率の最適化は、知っている人に聞けばいいのですが、独立した場合、自分で出来る方が断然有利です。

 逆に言えば、この状況はチャンスで例えば、10〜15年かけて溶接、金属加工(マシニング、旋盤)、研削まで出来て外部との折衝や管理、調達先の最適化ができれば独立は容易できます。めちゃくちゃ重宝されると思います。

 実際、私の父の会社でそれに近い人が独立していました。その方は溶接を主体に切削が協力会社を使って受注したものを捌いていました。


・表面処理技術者編

  年収500万円→900万円

 これも溶接、素材系と似ています。薬液の配合や管理、工程そのものにノウハウがあること、需要が大きいこと、そして図面からリスクを推測し、回避できるなどすると、重宝されます。

 最近、受託加工業界で問題になっていることの1つに納品物の傷や手垢・汚れが少しでもあると、やり直して手直しが入り、作業が増加することで、受託企業側の利益が圧迫されるケースです。これは板金、金型などに多く見られるのですが、表面処理後の部品全般にも同じことが言えます。処理後は表面が綺麗になっているので、特に目立つのだと思います。

 例えば、この課題を認識して未然に防ぐためにマニュアル作成を作成し、手戻りをゼロにできるのであれば、それでも大きな価値です。そして、そのマニュアルは、各社カスタマイズする必要があるので、ニーズは多く存在します。私もマニュアル作成は業務の巻き取りの1つとして活用しています。


 その他、表面処理の場合、他のよりもノウハウが必要なことがあり、それを活用する手があります。

 まず表面処理の前に、一般的には切削や溶接などいくつ工程を経た部品が多く存在します。そして、前工程は大概別会社でやっていることが多いです。例えば、丸もの形状で溶接があり、幾何公差もついているとします。その後、表面処理した場合の精度も求められる場合、研削がはいる可能性もあります。つまり、旋盤→研削→溶接→表面処理になり、それが各社設備やノウハウをもっている協力会社を回って完成される場合、納期も1ヶ月程度みないといけません。

 そんな案件は珍しいですが、あれば単価が高いですし、それができる=他の容易な条件はもっと早く正確にできるだろうというブランド価値にもなります。 こういった部品を表面処理の観点でマネジメントでき、量産まで対応できれば、かなり価値が高いです。

 先ほどの例は工程を幅広くみて最適化するという全体側を俯瞰して見えれる人材事例でしたが、次は表面処理のプロフェッショナルとして確立出来ている人も重宝されます。

 例えば、メッキはメッキ槽の形状や、メッキ液の配合や管理で大きく品質が異なります。表面の品質や膜厚の均一性など。ここは化学的な要素と工学的な要素が合わさっており、私がおススメする専門性の複合化が当てはまり、市場価値が高くなります。

 またこの業界は現在、環境規制で新規参入が難しくなっているので、そもそもできる人材、企業が少なくなっており、急速に価値が高まっています。

 しかし、需要は減らないので、そこで知見を活かしてコンサルをしたり、利益率を高める試作を提案できるといいと思います。出来れば前工程まで踏む込み、調達先も選定できるといいですね。

 Xでもよく発信していますが、特定の専門性や工程を深堀りするより、専門性を複合化したり、工程全体を把握し、ボトルネックを瞬時に判断し、手を打って、売上利益を上げられる技術者の方が重宝されることは、すべてのエンジニア共通です。それはニーズがあるが、できる人がいないという点も覚えておく必要があります。


・Webエンジニア編

  年収400万円→年収900万円


 これもおすすめしています。私は製造業に長く関わっていますが、Web集客を活用できている企業は本当に稀です。Web集客の利点は、潜在顧客の獲得ができる点です。

 そして、製造業はtoBがメインであり、一般的にネットで検索している9割以上は潜在顧客と言われています。つまり何も対策せず、自社HPに訪れるユーザは、すでに何かしらの課題や調査をしている段階で顕在化しているため、成約率は高いですが、そもそも来訪する数が少ないことが取りこぼしているという点において課題になっています。

 そのため、HP内のコンテンツや導線設計をやることで、集客することはまだまだ伸びしろを感じています。

 製造業でWeb集客に成功している事例としてキーエンスがあげられます。彼らの営業は既存顧客(工場)のルート営業、Webからアクセスがあった企業へのアプローチが主になっているようで、確かにサイトをみるとお役立ち情報、技術コンテンツ、ホワイトペーパー、メルマガ、問い合わせへの導線がしっかりと設計されています。

 Web集客は有効であり、成功事例もある一方で、製造業領域で積極的にこの方法が進まない理由は、製造業という業界は閉鎖的、というか暗黙知・ノウハウが多く、それが競争力になっているので、外に情報があまり出てこないこと、Web/IT関連者との接点があまりに少なく、比較的年配の経営者や現場が多いので、有効性が理解できていないのだと思います。

 toCよりもtoBのWebマーケティングは5年以上遅れていると聞いたこともあります。

 しかし、今の時代、発注側はネットで情報を集め、あらかじめ比較検討している人が大半です。そこでは10社同じような会社があれば、HP上で3社程度に絞ってくることも十分あります。また先ほど言ったように潜在顧客はネットを回遊しているだけで、自分たちの企業にたどり着く導線がなければ、課題に気づくことも、企業に気づくこともまずありません。

 そうした既存の商社頼みの情報収集から、新しい情報収集の方法に変わっているのであれば、企業側も対応する必要があります。

 また最後にこの仕事のポテンシャルがあると考える理由は、これから来る人材不足ではまともに営業ができない企業が増えることが目に見えています。そこでWebで集客できるようになれば、高いコストパフォーマンスで売上利益を上げられるはずです。

 こうした背景やメリットがありますが、今この領域の人材はほぼいないので、狙い目だと思います。私もこの仕事を一部受けています。

 Web関連が出来る人は、製造業の知識や経験を組み合わせることが出来れば、引く手あまただと思います。


ここまで6種類のエンジニアの独立事例を載せてきました。
どれももっと稼げているはずです。

独立している人に共通しているのは

・売上/利益を上げられる複合的な分野を跨ぐ提案ができる
・消耗品やメンテナンスなど顧客との接点が続く企業や事業に提案できる
・ノウハウや情報の非対称性がある領域に強みをもつ

この3点は意識しておくといいと思います。

■機械系エンジニアの独立に関する無料相談

機械系エンジニアの独立に関する無料相談をやっています。

一部しか載せれていませんが、これまで無料相談を始めて3ヶ月で30人以上と多くの方に来ていただきました。


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引き続き、機械系エンジニアの独立に関する情報を発信していくのでよろしくお願いします!

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