都合の良い最高な男との決別。
彼とは、出会った日からお互い都合のいい関係になった。
経営者で華やかな世界にいる彼が
私を彼の都合のいい女にしたのかは不明だが
私にとって、彼との時間はとても学びの多い時間だった。
会った時には必ず自分が女性だと感じさせてくれるほどに
たくさんおもてなしをしてくれて素敵な時間だった。
でも、会う度に体を許さなければいけないことに徐々に嫌気が差した。
相性が悪かったわけではないし、彼の知識と思考が好きだった。
ただ、その行為が日々の恩恵に対するお返しの為の行為だった。
そんなことをしている内に、
私の行為自体の価値が低くなってしまったと思った。
キスをするのも手を繋ぐのも大事にとっておきたい。
だからさよならをすることにした。
軽い女から脱却に向けて。
それでも、少しいいなと思う人にはキスをしてしまうから
いつまでたっても素敵な男性が見つからないのかもしれない。