結婚式参列10回アラサーが思うこと〜何やる?〜
演出
ベールダウン
ぜひともチャペル内でやってほしいと思う演出のひとつ。あのシーンは本当に素敵な時間。ベールを下ろした状態での登場も神秘的だが、ゲストは母と娘のこのシーンを見たい人も多いはず。
母親が緊張するから、伝えたい思いがあるので二人きりで、とチャペル外で行うパターンもある。
ジャケットセレモニー・ブートニアセレモニー
新郎のための挙式での演出。新郎両親の挙式の出番になるし、ここで新郎への静かな眼差しで感じる両親の愛を見るのが私は好き。新婦のそれとは違う、良さがある。
できればジャケットセレモニーを父が、ブートニアセレモニーを母がやると良いと思う。(ブートニアをつける仕草は小さいので、黒留袖のお母様には楽だし、上品に映る。)
リングボーイ/ガール
1歳〜の姪っ子甥っ子、新郎新婦のお子様がいる場合におすすめしたい演出。かわいいお子様の登場に、会場は一気にあたたかい雰囲気になり、新郎新婦の緊張も解けるはず。ただ、その瞬間の主役はお子様になるので、自分たちが注目されたかったり、ぐずられるのは嫌な場合はやめた方が良い。緊張して泣き出したり、歩かなかったりする場合が多い。
エンゲージメントカバーリングセレモニー
結婚指輪の交換から、続く演出の一つで、婚約指輪を指にはめる演出。ゲストからは見えないが、この時に婚約指輪やプロポーズのストーリーがあれば司会者に紹介してもらえる。お金も時間もかからないし、写真映えするので、婚約指輪があれば追加しても良し。
ブーケトス
友人が多くてノリの良い人たちが揃ってる場合でないと、なかなか難しい。キャッチされず落ちるのも悲しいし、前に出るのもでしゃばるようで恥ずかしい。
伝統的な演出だけど、昔に比べて初婚年齢が上がっている現代だとなかなか難しい。
一方でブーケプルズは派手さはないが、この問題を解決できる。
ガーデンパーティー
挙式後、ガーデンでブーケトスしたり、写真を撮ったり、ピンチョスをつまんだり、そのまま乾杯したり。ガーデンのある式場ならではですが、2つ問題点が。
1つは悪天候で室内になった時にがっかりすること。天候は誰にも左右できないので、悪天候でも完璧にできるスペースがあるならアリ。
2つ目は立ちっぱなしになること。女性ゲストは慣れないヒールや着物を身につけていることも多い。出来ればすぐに席につきたいと思うもの。
菓子撒き
ある地域ではよくやる、菓子まき。知らない地域の人が「不潔で野蛮」みたいなツイートでバズったことも。友人が多いと楽しいけど、冷静に考えれば包装があるとはいえ地面に落ちたお菓子を拾いたくはないかも…?
盛り上がってめちゃくちゃになりやすいので女性ゲストは注意。
結婚証明書
ペイントタイプ、サンドタイプ、シールタイプ、タイルタイプ、様々なタイプがありますが、ゲスト(特に女性)はバッグを片手にかけて中腰で参加することを忘れないで。ペイントタイプのようなペンキなを使うタイプは、ゲストのお洋服が汚れてしまわないかヒヤヒヤします。
エスコートカード
直前の欠席にも対応ができるエスコートカード。中にメッセージを書くのが定番。ただ、お年寄りには慣れないし、名前が英語のおしゃれなフォントだと分かりづらい!下の名前だけで英語だと余計に取り間違いが。席次表を用意する方がベターだと思います。
スイッチングレター
挙式が始まる前に、チャペルでみんなで一斉に読んでもらうお手紙。「レター」というので、席札の裏に書くよりもしっかり長さがいるし、隣の人の中身がちらっと見えやすいので、全員にしっかり内容が書ける場合のおすすめします。
乾杯の挨拶をお子様に
5歳以上のお子様がいる場合は乾杯の挨拶をお任せできるかも。(人前に出るのが得意なお子様で)堅苦しい言葉や長いスピーチを避けられ、場も一気に和む。
ケーキ入刀
定番中の定番で、写真タイムにもなるが、10分ほどしか出番がないので、ケーキにこだわりすぎると勿体無い。それなら、ドレスにこだわりたいところだ。
また、ホテルだとイミテーションの場合も多いが、天井が高く広い会場のホテルでは、背の高いイミテーションは映える。
ファーストバイト
今では「新郎は新婦に一生食べ物に困らせない、新婦は新郎に一生美味しい料理を作り続ける」なんて古い言い回しを言わない場合もあるが、確認しておかないと時間の繋ぎに言われる場合もあるので、気にする人は要注意。
超BIGスプーンはケーキをすくいにくいし、もう驚きもしないので、少し大きめのスプーンぐらいがちょうどいい。
同時バイトとして、せーので食べさせ合うのは写真のタイミングを逃しやすい。かぶりつきパターンは顔にクリームなどが付くのは覚悟の上で、二人の顔が並ぶショットなので可愛い。
サンクスバイト・お手本バイト
サンクスバイトはお世話になったゲストやご両親にもケーキを食べてもらう演出。個人的には親に食べさせるのが、成長した証と感謝がこもっていて素敵ですし、母親たちもかわいいです。
お手本バイトは親や夫婦ゲストにお手本でまず食べさせ合いをしてもらうものだけど、新郎新婦より先にやることや、親の食べさせ合いは恥ずかしいので、本当に自分たちの見せ場の前にやってもらうのか?考えた方が良い気がする。
突撃インタビュー
よっぽど話が上手い人でないと、まとまりのない話や、みんなの前でそれ言う?!なんてことになるのでリスキー。ゲストからメッセージをもらいたいなら、当日ムービーで撮ってもらったり、メッセージカードを書いてもらう方がベター。
中座
サプライズのパターンがほとんど。司会者が呼ぶより、本人たちが呼んだ方が、呼ばれた方たちも嬉しそうなのでひと工夫を。ここでも、呼ばれた方に話を聞くパターンと、司会者から説明があるパターンがあるので、適したものを。
きょうだいや祖父母など親族を呼ぶと、親たちは喜びます。友達だと楽しい雰囲気に。
プロフィールムービー
なぜ披露宴の途中でプロフィールムービーが流れるのか、不思議で仕方なかった。お料理の時間にしても良いのでは…とも思うが、新郎新婦が中座してから15〜20分ほど空くので、その間を埋めるには仕方ないのかと思う。
親や友人ゲストだけでなく、親族やいとこの幼少期、亡くなった祖父母などの写真を入れると親族も喜びます。
出来れば多くの人が知っている曲で。あんまりチープだと恥ずかしいので、数千円でテンプレを買うかプロに任せるのがベター。
再入場
新郎新婦が踊る、みたいなのは登場の瞬間だけならいいが、一番のサビ終わりまでずっと踊る、みたいなのだと間延びするし正直気まずい。
盛り上がるような、みんなが知ってる曲だと拍手も大きくなりやすい。
ここのインパクトは大事。
ラウンド系演出
キャンドルサービスは幻想的だが意外と時間がかかるのと、暗くなるので写真が撮りづらい。
陽気な酒飲みのカップルはビールサーバを持って回るのも楽しい。高砂でついでもらった分、つぎ返します。
フォトラウンドは完璧に全員と写真が撮れるので人気。
やはり親族は遠慮しがちなのと、他のグループのことを考えると高砂でゆっくり話す時間はない。ラウンド中は距離が近く、自分たちのテーブルの時間、と思えて少しはゆっくり話せるのでおすすめ。
スピーチ
最近の式では、スピーチをやらない場合も増えてきた。なんとなく、新郎友人はウケ狙い、新婦友人は感動モノという印象があり、任された方の責任も大きく、友人だけでなく新郎新婦の上司や親族の前で話すことを考えるとプレッシャーは大きい。
新郎友人スピーチは中座前にすることが多いが、そもそも式前半は写真撮ってケーキ入刀したらあっという間に中座なので、ほとんど時間は無くなってしまう。
余興
こちらもお願いしない場合が増えている。社会人でそれぞれの地でがんばっているゲストたちに、一つのことを頼む方が難しいと思う。ダンスをするにも練習が必要、サプライズムービーですらアポを取って動画を撮って、とかなりの重労働。
「会社の同僚で」みたいな集まりやすい場合や、過去の習い事・部活などで練習がそこまで必要でない場合のみお願いできるかと思う。
ゲーム系イベント
ビンゴや、クイズ大会、利き〇〇(利き酒や、利きチョコレートみたいな、どれがどれか当てるもの)など。親族が明るい人たちでないと、全員が楽しめない。また、時間がかかるので要注意。
カラードレス色当ては男性ゲストにはあまり興味がないのが残念ポイント。
景品はアマギフや高級肉、スタバカードなどが無難でベスト。
スイーツビュッフェ
時間をかけて出てくるコース料理で十分お腹いっぱいになるので、正直ビュッフェはなくても良いと思う。ウェディングケーキもあるし、コース料理にデザートを一品つけることもできるので、量的にはそれで十分。かなりお腹いっぱいになるので、品数の少ないコースでビュッフェをつけるのはアリ。
新郎新婦がビュッフェの一角に立ち、振る舞うパターンもあるが、ゲストとあまり写真が撮れなくなってしまうので少しもったいない。
親族や高齢ゲストは遠慮しがちなので注意。
花嫁の手紙
ムービーで感謝を伝える場合もあるが、手紙には到底勝てない。花嫁が会場後方に並ぶ両親を見て、家族やゲストとの話を手紙に読むのはやはり感動的で、結びのシーンにはぴったりかと思う。女性ゲストはこのシーンを楽しみにしている人も多く、プレッシャーもあるけど、素敵なご家族に育ったのであればぜひ。
両親贈呈品
記念品を両家で揃える必要はないかと思う。それぞれ、自分の親が喜んでくれるものを贈れば良い。
母親には花束を贈ると華やかだが、遠方の場合は造花やプリザーブドフラワーで飾った子育て感謝状など贈るのも良い。
エンドロール
当日の出来はカメラマンの編集技術と当日の撮れ高にかかっているが、ゲストたちが知らない支度のシーンやファミリーミートのシーンが見れるのは感動的で、その日を振り返り「良い式だったな」と改めて感じてもらえる演出。
ただ、高額なので、当日のムービーを選ぶか、エンドロールを選ぶか、の選択をする新郎新婦が多い。
様々な種類の演出があり、そのやり方も多岐にわたる。自分たちの雰囲気やゲストの雰囲気に合わせて、その演者は適しているのかよく考えて選ぶことが大切です。