【書き出し用】年単位で放置された18禁_二次創作の続きを書こう2_薄桜鬼_狂咲鬼哭_21
「お前、あの女とも角を触れ合ったのではないのか?」
あの女とは、千姫のことだと気づくのに、少し時間がかかった。
千鶴は金の瞳に玉の涙を浮かべて、肩を小さく震わせながら答える。
「いえ、鬼の姿になるのは滅多なことではないですし、角を触ろうという発想すら浮かびませんでした」
「ほう」と。満足げに風間は笑う。
「俺も触れようなどとは思わなかったな。なるほど、こうして触れてみると、普段から肉体に隠されている理由が分かる」
そう言って、千鶴の角の根元をつまみ、くりくりと弄り始めた。千鶴の息が詰まり、つま先までぴんっと伸ばした足が敷布を蹴る。
「っ、千景、さんのいじわるぅ……んっ」
負けじと千鶴も風間の角に触れて根元を刺激し、上下にしごくように擦り始める。思いがけない強い刺激に、風間の大きな体が跳ねた。
「くぅっ。小癪なッ!」
触れる、擦る、舐めて、口づけて、吸い上げる。
刺激を与えるごとに、二人の肉体に甘い感覚が走り、熱が下腹部にたまっていく。体を汗で濡らして、交互に互いの角を口に含みながら、太ももを絡ませて小刻みに揺らした。
「ああぁ……んッ、んッ……ッ」
身体の奥から、とろみを帯びた蜜が繁吹(しぶ)き、千鶴は華奢な身体を痙攣させた。
どうやら、軽く達したらしい。
「つづく」