夏休みの思い出
夏休みは学生時代のいちばん大好きなものだった。
卒業して社会人になると夏休みがなくなっちゃってとても残念だと思った。
しかし今は留学生だから一応学生の立場に戻って、また夏休みを満喫できる。
留学してよかったな(笑)
でも大学生になった前の夏休み、特に中高生時代の夏休みは宿題と塾の授業がぎっしり詰まっていたので散々苦労をした。
自分だけじゃなく、猛暑の中に私を塾まで送ったははとちちもそう思っているだろう。
中国の大学入試試験はいつも6月7日と8日に行われている。試験が終わるか終わらないかのうちに一生に一度の三ヶ月間の夏休みが始まった。
普通は二ヶ月間だけど、「今までよく頑張ってきた!」みたいな感じで、一ヶ月間拡大の夏休みをサービスでもらえる。
すごいな!三ヶ月って、1年の四分の一だぞ!この前やりたいけどやれないことを思い切りやれるぞ!
といっても、あの三ヶ月間長い夏休みは全然面白いとは言えなかった。
外は暑いし、出かけなら化粧しなきゃ面倒くさいし、だから始めの二ヶ月間ぐらいはずっと家にこもっていた。
エアコンを付けてアイス食べたり、この間話題のドラマと長いテレビアニメを見ったりしてベッドでゴロゴロしていたんだ。
かくして、何百話のナルトとコナンを全部見切って、8月後半にいよいよワンピースに進んでいった。
こうして毎日日本アニメを見ていて、日本のことに対してなんとなく興味が湧いてしまった。
今は暇だし、これから大学でどうせ第二外国語を勉強しなければならないから、いっそこれをきっかけに今日から日本語の勉強を始めたほうがいいんじゃない?こう考えていて、初心者向けの日本語クラスを申し込んだ。
二ヶ月間一歩外に出なかった私、ようやく夜にクラスに通い始めた。週に4回、18時から21時まで、3時間で日本語を勉強していた。
最初は授業の内容が楽ちんだと思うけど、勉強すれば勉強するほどだんだん難しくなっていく。
しかも週に4回、毎回3時間の知識の量がさすがに多すぎて、ちょっと辛かった。
でもその甲斐があって、大学三年生のとき、第二外国語の定期テストに苦しめられたクラスメートみんなに対して、私は誰よりも楽だった(笑)
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