2022寄稿テキストベスト10
おかげさまで2022年は様々なテキストを寄稿する機会に恵まれました。ここで総括として、今年書いたものを集めてみました。せっかくなのでちょっとずつコメントもつけてます。
JamsCollection、#ババババンビ、タイトル未定……コロナ禍に始動、頭角を現したアイドルの共通点
最初のテキストはこちらでした。音楽的なことというよりはシーンの分析ですね。何事にも例外はあるので共通点って実は難しいんですが、コロナ禍以降だからこそ起きた変化、それがアイドルシーンにおいてどういった意味を持つのか、といったところから書いていったテキストです。この記事は5月公開だったんですが、挙げたグループは8月のTIFでかなり爪痕を残してるんですよね。#ババババンビはアイドル総選挙企画で、タイトル未定はメインステージ争奪LIVE企画でいずれも優勝しています。JamsCollectionも夏までは順調だったんですが、9月に色々あって界隈をザワつかせてましたね…。
ライブでの声出しに対する意識に変化も コロナ禍以降、セットリストや楽曲に与えた影響
こちらはコラム。ライブにおける声出し、したい人もそうでない人もいるわけです。その人の性格、或いは行くライブの性質などによっても変わるのでしょう。声出し禁止ルールは、やりたくない人にとっては静かにライブを楽しめるのだからそれでいいじゃないか、と思ってしまいがちですが、実はそういう人にも無関係ではないんですよというお話です。最近は幾分規制緩和の方向に進んでますし、これは後から読んだ時にすごく時代を感じるテキストなんだろうなあ。
連載「lit!」第8回:クマリデパート、OCHA NORMA、fishbowl、NELN……これからの季節を熱く盛り上げる女性アイドルの新曲
こちらはアイドルの新譜レビューでした。RHYMESTER・宇多丸さんのBUBKAでの連載をまとめた書籍(『ライムスター宇多丸のマブ論CLASSICS アイドルソング時評2000-2008』)がかつて愛読書だった身としては、自分もなんだか似たようなことするようになったもんだなあ…と思ってしまいました。この回で取り上げた4曲、ほんとに全部いいです。fishbowlは特に「熱波」を引っ提げてこの夏飛躍した感じがありましたね。
BE:FIRSTは王道でありオルタナティブな存在へ――1stアルバム『BE:1』を読み解く
初サイゾーで初ボーイズグループだったのがBE:FIRSTでした。SKY-HIの「日本で産まれる音楽アルバムのベスト盤」というワードが非常にキャッチーだったので、そこを起点に書いていきました。それにしてもBESTY(ファンの呼称)の皆さんの拡散の勢い、すごかった…。
トニセンが切り開くジャニーズの新たな可能性 サニーデイ・サービス、グソクムズ、ミツメとのコラボの意味
初ジャニーズがこのトニセンでした。イノッチと曽我部さんに親交があるのは知っていたのでサニーデイはまあわかると思っていたところ、そこに続いたのがグソクムズ、ミツメだったので驚きました。アルバム早く出ないかな。
連載「lit!」第21回:アンジュルム、CIRGO GRINCO……多彩なジャンル楽しめる最新女性アイドルソング
アイドルレビュー第2弾。ここで取り上げたのはアンジュルム、CIRGO GRINCO、yumegiwa last girl、SPECIAL CHEESE MENU。アンジュルム以外はニュース記事以外のメディアでの紹介がほぼ初だったみたいなんですよね。
CIRGO GRINCOのプロデューサー加茂さんからコメントいただいたのも光栄でした。
“攻め”のKing & Prince―「ツキヨミ」「ichiban」などから考える音楽的挑戦
ジャニーズ第2弾。あとちょっと手直しすれば完成!というタイミングだった11/4(金)23:00、3名脱退・退所のニュースが流れるというまさかの大事件。呆然としてしまいました。ティアラ(ファンの呼称)の皆さんがその後SNSで何とか現状を変えられないかと動き始めたり、FNS歌謡祭や紅白出場者発表のタイミングもあったりで、この時期はTwitterの通知が凄かったですね…。記事見ると、ツイート数が2100超えってどんだけ!
三宅健『NEWWW』が聞かせる「成熟したV6との連続性」と「新しいアイドル像」
またまたジャニーズシリーズ。三宅健のソロ、音楽的にもかなり攻めた内容なのでファン以外にももっと届いてほしいなあと思って書いたテキストです。D.A.N.とかbutajiとか、すごいところ突いてくるよなあ…。
キンプリ、なにわ、スノ、トラジャ…2022年のジャニーズソング「ベスト」10選
ジャニーズシリーズ最新作は、まさかの年間ベスト10。カウコン当日、大晦日にアップされました。普段の2倍以上のボリュームで、文体もいつもとちょっと違うはず。注目のランキングはリンク先をどうぞ。
(おまけ)ある男性音楽ファンがENDRECHERIとKinKi Kidsのライブを観た夏の記録
こちらは外部への寄稿ではなくnoteですが、あまりにも沢山読まれすぎたテキストなので紹介。サマソニでのENDRECHERIを観たことと、ちょうど同じ月にKinKi Kidsの25周年のドームライブに行ったのでそれらを合わせて書いたものでした。noteの「今日の注目記事」に載ったり、note公式アカウントにもTwitterで紹介されたり、本当に信じられないほど拡散されていました。12月31日現在、859いいねってマジかー。
ENDRECHERIのサマソニは当日にツイートした時もすごく伸びたし、その1週間前にライジングサンの藤井風生中継をツイートした時も実は結構バズっていて、8月は本当にどうかしてるぐらいミラクルが起きてました。
色々なテキストを書く機会があり、本来ならもっと書く予定だったこのnoteについてはあまり時間がとれなくなってしまいました…。またなんでもない時にもアップしなきゃなあ。来年も読んでもらえる記事を書けるよう頑張ります!それではよいお年を。