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燻された金塊 SixTONES 5th アルバム『GOLD』感想


⚠️注意 こちらの記事はSixTONES5枚目のアルバム『GOLD』のネタバレを含みます。


さあやって参りましたねこの季節が。
SixTONESのアルバムが出て
ツアーが始まる時期です!!!

とか言いつつ私、毎回CDフラゲするのに届いてもしばらく全然聴かないってことを最近しまくってて。
上手く言えないんですけど多分、聴いてしまうとあまりにも推しの尊さ供給量が多くてキャパオーバーになるからって感じでしょうか。
分かってくれる方いるかな…

そんな好き避けしがちな私なんですけど、
今回は前回?に引き続き樹くんがアルバムについてインライするって言ってたのもあって。
みんなコメント欄で感想言うだろうから聴こうかなと思いまして。
他人の感想に自分の感想が引っ張られるのも嫌っていうめんどくさいタイプで。笑
それで聴いたんですけど。

まあ〜やばかった。
ブチ上がりました。


後述しますが、過去のあんまハマってなかった曲すらも大好きになるほど。

「Golden」から始まるこのワクワク感なに?!??
そしてこれは…「Lost City」と「Dawn」の兄弟だ〜!!!ってなりました。

私がSixTONESにハマったのが忘れもしない2021年のカウコン王子様5の京本大我様なんですけど、
その後にリリースされてたのがSixTONES2枚目のアルバム『CITY』だったんですね。

CITY 通常盤

2022年1月5日リリースですって。
だからSixTONESを好きになって初めて買ったのはこのアルバムでした。
ジェシーの髪長いの懐かしい!

今思うと『CITY』ってSixTONESにしてはオシャレ!!!キラキラ!!!都会的!!!っていう綺麗なコンセプトですよね〜。
『1ST』もオシャレだったなあ。

1ST 通常盤

『1ST』のツアーである『on eST』は円盤で見て度肝抜かれたし、何回も繰り返し見るくらい大好きで。

でも『CITY』のツアーである『Feel da CITY』は円盤で見てもなんか、私的にそんなにコンセプトがハマらなかったというか。

めちゃくちゃいいアルバムだけどあのツアーって何を表現したかったのかな?みたいな気持ちになって。

大バズした『こっから』や、4枚目のアルバム『THE VIBES』が大好きなことを考えると、多分個人的に暑苦しい方が好きだからでしょうか。

THE VIBES 初回盤A

あえての初回盤A。
こうやってジャケ写並べるだけでもだいぶアルバムの方向性違うなって思いますね。

なんていうか、綺麗にまとまって都会的なカッコ良さがあるよりもジャンクな雰囲気でワイワイ騒いでる方がSixTONESの良さが出る気がしてたんですよね。

でも今回のアルバム。

GOLD 通常盤

私がすごいな、って思ったのは
ただ前作の『THE VIBES』がパワーアップしたんじゃなくて、言うなれば『CITY』の都会的なキラキラに『THE VIBES』のギラギラを足して
より壮大に広がっていったな、っていうところで。
音楽性も、世界観も。

特にさっき言った「Golden」なんて…!
完全に「Lost City」と「Dawn」のパワーアップver.じゃん!と。

『Feel da CITY』の何がハマってなかったって、
「Lost City」とか「Dawn」から感じる都会的なカッコつけたキラキラだったんですよね。
でも「Golden」はその兄弟ソングなのに、キラキラっていうより、ギラギラ?
映画館で真っ暗になって本編が始まる直前みたいな、ライブハウスで音がしなくなるあの一瞬みたいな、アトラクションに乗った時のマシンが動き出した瞬間みたいな。
そんなドキドキを感じました。

というかもう「Lost City」も「Dawn」も「Golden」聴いたら何故か時空を超えて好きになっちゃったよ!
こんなことってあるんですね。

この曲でYoung old始まったらめちゃくちゃドキドキするだろうなあ。

『CITY』が都会の摩天楼を見下ろすバーでジントニック片手に黒スーツバシッとキメてるなら
『GOLD』は真っ暗なライブハウスでスニーカー履いてキャップかぶってゴールドアクセじゃらじゃらでミラーボール回っててコロナビールとか煽ってる!(いやそれジャケ写に引っ張られてるだけでは)
間違いなく「人人人」や「こっから」で見つけ出したギラギラの泥臭い方向性に『CITY』の都会要素が盛り込まれてて、つまりこの『GOLD』、最強のアルバムだなあと。

樹くんも言ってましたが、最高のアルバムって言うだけありますよ。
ほんと毎回毎回が最高傑作。

そしてジェシーから歌い出す英詞にハズレなし!!!!
あと個人的にはオーケストラから始まる短調の曲とか「ゴーン」から始まる曲は名曲多い。
それでいくと「PUNK STAR」もやべえ。

まあ、
間違いなく初めてSixTONESの曲を聴く人に渡すアルバムではないですよね。
だがそこがいい。

こういうSixTONESいいでしょ?
またこういう世界観で進化したよ、楽曲提供もあるよ〜、でもこれがSixTONESの真ん中を通ってるものだよ、みたいなのを見せつけられた気がする。

なんていうか暗いんですよね、
SixTONESって。
黒も似合うし。(安易)
パリピとかうぃぷざとかあんなパッパラパーな鬼明るい曲も超似合うのに「Imitation Rain」とか「Lifetime」みたいな暗い表現がすごく出来るというか。
それはSixTONESが悲しさとか苦しさとかそういうものをデビュー前からずっと抱えてて、でもこのままで終われるかって這い上がろうとする泥臭い気持ちがあるからなのか。
それをSixTONESというアイドルとして表現すると暗さを内包したこんな輝きになる、みたいな。

だからこのアルバムは、キラキラから進化してギラギラに光り輝く金塊のSixTONESだなって。
だけどその金塊は燻されてる。
辛さとか悔しさとか上手くいかなかったことなんかは、汚れじゃなくて彼らをより輝かせる味なんだろうと思う訳です。

はあ、ツアーであのキラキラギラギラの曲たちがどんな風に化けるんだろう…
絶対ブチ上がるはず。


つかみなさんどの曲が好きですか?
私はねえ、選べないね!!!!

普通にGolden好きだしぼーらーず好きだし
SPICY GOLD ver.??!?やばくね?
Underline最高!
恋バタやべええええ
って感じだけど
「Don't Know Why」にやられました。

SixTONES-5thアルバム「 GOLD」初回盤B 収録ユニット曲digeST


私的慎太郎ユニット史上最高傑作です。
北斗のスーパーボーイで掴んだナニカと慎太郎のふと見せる陰みたいなのが抜群にマッチしてる。
最高。
北斗ありがとうって思った。
ちょっと「君がいない」に通ずるところもありますよね。

慎太郎ってユニット組むと明るさとか元気さとかノリの良さを引き出されがちだけどこれは…
見たかった慎太郎〜!!!!
慎太郎て俳優としてはシリアスな演技にその真髄があると思ってて。
元気でバカで明るさしかないように見える男からふとした時に感じる仄暗さ!?!?みたいな?!?
それが引き出されてる。
最高すぎる。
でも相手が北斗だからバシッと決まってる気がする。
俳優北斗はマジで岩井俊二的なところに真髄がある(と思ってる)からその繊細さと慎太郎の暗い部分が融合してアレが出来上がってんだね〜。

まあ、暗い男が好きなんだろうな。
だからキラキラしてるだけじゃない今回のアルバムにこんなに惹かれてしまったのかもしれません。

何というか、あんなギラギラな曲達を聴いた感想が「暗い男が好き」って意味不明ですけど、
真っ暗なドームをギラギラの電飾やら衣装やら照明ではちゃめちゃにするSixTONESが大好きということです。

色々脱線しつつ好きなように感想を書いてきましたが、まあ〜ハマんない人もいるだろうなあと思います。
今回のアルバム。

全然アイドルらしくないしね。笑
ホルモン知らなくて恋バタとか聴いたら多分びっくりするよね。
SixTONESってこの泥臭い方向性でずっと行くのかなとか不安になる人もいるだろうな。笑

でもまあ、良いじゃないですか。
ハマらなくても。
アルバム全部好きじゃないとファンじゃないなんてこともないし。
私みたいに時間経って好きになるってこともあるし。

好きじゃない曲もね〜
お金かけて作ってもらったなあって、
それだけで嬉しく思ったりもしますしね。
もしかしたら未来のSixTONESの曲たちを聴いて、過去のアルバムごと好きになる、そんな未来が多分ありますから。
私が証明だ!

常に変化して進化して楽しませてくれるじゃないですか。SixTONESは。
多分これからもそうなんだって
それに対して信頼してもいいのかな〜と
まだ好きになって3年とかですけど思いました。

追記
Don't Know Why聴いてて思ったけど
最近のSixTONES、Ayy言い過ぎである。

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