見出し画像

病院Cへの転院

前回アップから随分と間が空いてしまいました。

リアルタイムでは5日間の入院・手術を終え、術後2週間ちょっとが経過したところです。
経過は順調、重い荷物を持つ・片手側に体重をかける・走ったりして胸を揺らすなど、患部側(左腕)への過度な負担さえかけなければ、基本的な日常動作はできるようになってきました。

術後の経過についてはまた、別途まとめます。

************

で、前回は、病院Bでの針生検結果が出たものの、乳がんか?その前段階か?確定しきれてなかったところまで。

https://note.com/sheeeeep888/n/n64d445683f85

病院Bの先生には切除生検を勧められるも即決出来ず、乳腺外科でちょっと有名な(?)先生のいる病院Cに転院することにしました。

■病院Cへ転院

前回病院Bで針生検結果を聞いた時に、病院Cにかかりたい事を伝えていたので、約10日後には病院Cの予約が取れるスムーズさ。

3/13 針生検結果再診 & 紹介状依頼
3/18 紹介状受取 & 病院C予約
3/24 病院C受診

ちゃんとした医者はもちろん何も言わずにやってくれると思いますが、他院へ紹介状書いてもらう時には、かならずその病院でやった検査の数値・画像データ・病理検査のプレパラートを準備してもらって、次の病院へ持っていくこと。

次の病院でも同じ検査をする可能性も高いですが、前データがあれば比較対象になるので重要なのです。

特に針生検の病理プレパラートの準備にはある程度の時間が必要になると思うので、「まだ紹介してもらう先を決めかねてるけど…」って場合でも、別の病院へ行く気があるなら、先に準備だけ進めて貰うのが良いかと思います。

■病院C受診前にしたこと

とにかく病気や今後の検査の選択肢などについて調べて、メモにまとめておきました。

・病院Bで言われたことの概要(認識の共有)
・現状の疑問/不安(切除生検しかないのか?)
・その方法に対する質問・確認
・もし乳がん確定だったらどんなスケジュール感でどんなことするのか?
…など。

ちなみに私は利用してないけれど、検索してる中で出てきたのが、
病理診断結果だけのセカンドオピニオン
というサービス(?)。
もちろんこれは保険診療ではなく、自費診療になるので、プレパラート持ち込みで5万円くらいが相場な様子。
検査をした病院の、病理診断そのものに疑問や不満がある時には、検討してみても良いのかも?

■病院CのK先生と初対面

2020/3/24 病院C 初回受診

以前にも少し書きましたが、私が勤めているクリニックの先生の知り合いで「ジャンル別・日本の名医」みたいな本とかにもよく載ってる病院CのK先生。
でも、全然偉そうとかそういう感じではなく、気さくな雰囲気のおじさんでした。笑

紹介状にも記載はあるけど、まずはこれまでの経緯を説明。

私「病院Bでは、次は切除生検を勧められたんですけど、切るのはちょっとイヤだなーと思ってて…」
って正直に伝えたら、
先生「それは最終手段かな。なるべく切らない方がそりゃいいもんねぇ」と。

事前に調べた中で、
針生検よりも精度が高く、切除生検ほどのハードルの高さではない、針生検より更に太い針で組織を採取する【マンモトーム生検】というのがあり、もちろん病院Cでも実施してるようなので聞いてみたら
先生「持込プレパラートをもう一度見て、それでもやっぱり確定診断できなさそうなら、マンモトーム生検かな」と。

どうやら方針的には気が合いそうでひと安心。

まずは持ち込んだ病理プレパラートを病院Cでも再度見てもらうと同時に、その間にひと通りの検査をやって、2週間後にまとめて結果説明しましょう、ということに。

時系列に実施したのは以下。

3/24 診察(初診)
*経緯説明・質問など
*触診
持込プレパラートの病理再診断 依頼
マンモグラフィ(当日依頼)
3/30 乳腺エコー
4/6 乳腺MRI
4/7 診察(再診)
*検査3種+病理再診断の結果

普通、MRIは乳がん確定後に
どのくらいがんが広がってるか?を見るためにやることが多い
らしいけど、今回は「やっておこうか?」ってことでやってもらった。

ということで、予約の関係で全部いっぺんに!というワケにはいかず、3種類の検査を3回に分けてやることに

それでも、乳腺エコーとかは混んでるみたいで
先生「たまたまキャンセル出たからこの日に入れられたよ!!」って、めっちゃ「ラッキーだったね」アピールされた。笑

まぁ、どちらにせよ病理診断は2週間くらいかかるから、その間に他の検査をやっておく、ってことで、スケジュール的にはスムーズ、だったのかな?

マンモ・エコーは既に経験済だったから何の問題もなくスムーズに。
病院Bよりさらに大きい病院なので、完全分業でどの検査も診察とは別の検査室みたいなところで、専門の技師さん?がやってくれた。

■初体験の【乳腺MRI】

で。
今回、病院Cで初体験したのが
【乳腺MRI】

MRI自体は30分くらいで終わるけど、
その前に色々あって、MRI受付〜検査終了まで全体で1時間くらい

◇着替え(上半身ノーブラ)
◇腎機能検査(指先針刺してすぐ結果出るやつ)
◇点滴針を刺す (造影剤あるため)

MRI自体は、過去に子宮筋腫をやった時に経験があるのだけど、その時は(というか大半が)仰向け。
だけど、乳腺MRIは【うつ伏せ】!!!

両腕は万歳ポーズで、水泳の飛び込みみたいな感じ?
おでこを台の上に乗せて(マッサージとか受ける時みたいな)、胸当ての乳房のとこだけ穴開いてるみたいな台にうつ伏せになる。
なんとも落ち着かない姿勢…。

そしてMRIは検査中に工事現場?壊れた電子機器?みたいな、ドドドド!ピーガガガ!みたいな騒音がするので、それを和らげるためのヘッドフォンを装着。

子宮筋腫の時はただヘッドフォン?耳栓?だけだった気がするけど、今回はヘッドフォンからほのぼのとした音楽が小さく流れてた。
例えるなら『どうぶつの森』BGM的な

あと、造影剤は検査の途中から入れるみたいなんだけど、なんだかじわーっとなんともいえない違和感が。
でも特にアレルギー症状とかはなく一安心。(造影剤アレルギーというのがある)
ちなみに一応、気分が悪くなった時のためのナースコール的なボタンは握らされてます。

そんなこんなで、初の乳腺MRIも終了。

■謎の予約と悪い予感

MRIで検査フェスも終了、残る予約は翌日の病理診断結果も含めた診察日のみ!
…と思ったら、会計時にもらう次回予約一覧には、次回診察のさらに2日後もうひとつ予約が

「え?なんも聞いてないんですけど???」

と思って、外科窓口で聞いてみると
「明日先生から説明があると思いますので」
とのこと。

ここで確信。
「あー、完全なシロ(乳がんではない)じゃなかったってことだな…」

もちろん、病院Bで切除生検勧められたくらいグレーだったんだから、同じ病理プレパラートを見て「完全にシロ!」となる可能性の方が明らかに低かったワケで。

つまりなんらか、次のステップが必要ということを察したのでした。

■病院C初診〜MRIまでの費用

◇3/24 診察(初診) : 5030円
*診察 (触診含む)
*持込プレパラートの病理再診断 依頼
*マンモグラフィ(当日依頼)
◇3/30 乳腺エコー : 1050円
◇4/6 乳腺MRI(造影剤あり) : 9430円

やっぱりMRIが少々お高め。

診療報酬点数(※)マメ知識としては、
診察がなく検査だけ受ける場合は、診察料(再診料)にあたる[外来診療料]というのは算定されません。普通。(3/30分参照)

※診療報酬点数とは
: 診察や検査などによって決められた点数のことで、病院会計の基準になるもの。[点数の合計×10円 = 病院に入る金額]となり、そのうち1〜3割だけ窓口で患者さんが自己負担し、残りは保険組合等が支払ってくれている、というもの。

でも、4/6のMRIの時は、検査だけなのに[外来診療料]が算定されてる。
なぜ???と思って会計窓口で聞いてみた。(めんどくさい患者←)

「MRIの造影剤投与は担当医が指示を出して実施しているため」
…なんだそうです。

まぁ、納得がいくようないかないような。
診療報酬点数とは複雑怪奇なものなのです…。

次回はこの一連の検査結果と、悪い予感のしたその次のステップのお話。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?