【生きづらい】私は宇宙人らしい
大阪に来たころ、転職先の同僚(元同僚ですが)にアドバイスを貰いました。
「あなたは宇宙人。地球に出稼ぎに来てる宇宙人と思って生きた方が生きやすいと思うよ」
語尾や言い方は正確には違うけれど、その話の内容は『宇宙人がいかに地球人の中で上手く生きていくか』というものでした。
他の人と違う感覚?
私は小さい頃から、たぶん幼稚園の頃からかな。
周りのみんなと自分は、なんだか違っているなぁと感じていました。
周りのテンションというのか、周りの考え方というのか、漠然とだけれど、自分は周囲をなかなか理解できないし上手く馴染めない。
そんな感覚をずっと抱えていました。
だから仲良くなれる友達は、隣に静かに居ても苦じゃない人だったり、会話で楽めるのは感情抜きで冷静に論じれるタイプの人だったりします。
でもその人達も少数派でした。
ほんとに大多数は、小さなことでテンションが上がって大声で笑いながら喜べる人達です。
私の大の苦手となる群衆です。
私の中の文化?法則?には無い感情の動きなんです。
だから、その元同僚の方から教えて貰った『私は宇宙人』という例え話がスッと胸に落ちたのです。
『地球人』に寄せていく
その元同僚の方の例え話の詳細です。
私は、地球に出稼ぎにきている火星人。
地球人に混じって、地球人のように仕事をして、生活をしなければならない。
火星人ぽさを出したら、地球人からは大抵白い目で見られることになる。
だから、地球人の行動を観察して真似る。
もしくは、地球人に好かれる行動を取る。
そうすれば、地球人に混じっていても、仕事は上手くいく。
たしか、このような内容でした。
これを聞いたときは目からウロコでした。
私は必死に『普通の人』自体になろう近付こう、という考え方でいました。
実際は、本質は宇宙人なのだから『見た目や振る舞いを地球人に寄せる』それだけでした。
まず手始めに全く興味の無かったファッションやメイクを改善しました。
手入れが面倒ですが髪も伸ばしました。
絵を描く邪魔になるネイルもしました。
できるだけ笑顔で過ごすようにしました。
そしてネガティブな発言はしないようポジティブな言葉を使うよう気を付けました。
その結果、効果は抜群でした。
他人からの視線の温度が冷めていたものが、大抵の人から受け入れられやすくなりました。
見た目の効果って怖いですね。
自分の本質を無視しないで
しかし『地球人に寄せる』にしても、私の本質は宇宙人のままでした。
近年は、環境や人との相性が良くないと、すぐに身体が悲鳴を上げてしまうようになりました。
やはり『自分らしさ』というものを隠し通すのは、私にはリスクがあったようです。
結果的に現在は、人と対面で関わることに、恐怖を覚えています。
全く関われないわけでは無いのですが…毎日となったら近所の河にダイブしたくなるくらいです。
自分の心の声も大事にしつつ、地球での生活をもう少しエンジョイできるといいなって思います。