月の子どもたち
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今日21歳になった君へ
お誕生日おめでとう🧸🤍
幸せだと思える瞬間が、少しでも多い一年になることを祈っています
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2:00
寝付けない夜
疲れているはずなのに
明日だって早く起きないといけないのに
眠れない夜
焦燥感が仇となって一層私を眠れなくする
君はちゃんと眠れているのかな
ふと君のことを思い出した
夜眠れないんだと打ち明けた去年の7月の君
もしかしたら今、君も眠れなくて起きているのかもしれない
遠くだけど近い場所で
眠れないけれど
私は夜が好きだ
昼間の不安から逃げられるから
昼間の息苦しさから幾分かは解放される時間だから
このまま世界が終わってしまえばいいのにな
そんな気持ちに駆られる
朝は来てほしくない
昼間の太陽より明るくはないけれど
夜の月の光は私にとって充分な光
4:00
やっと明け方に眠る私
早朝の鳥の鳴き声は私にとっての子守唄となった
7:00
あまり眠れなかった体
体が鉛のよう
気分も悪い、眠い
足取りをふらつかせながら電車に乗り込む朝
いつになっても慣れない、昼間の明るすぎる光の下で
自分の身体を無理やり動かす
そしてまた月が夜空を照らす頃、
私たちはやっと息ができる
月の時間は私たちの時間
私たちのための時間
君も同じなのかな
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