OurSpringBeomgyu

明日が晴れるなら それでいいや
明日が来るのなら それでいいや
あなたが笑うなら なんでもいいや
世界は変わりゆくけど それだけでいいや

春愁 / Mrs. GREEN APPLE

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もうとっくに日付は変わり、今年も春が訪れた。
こういうものは誕生日当日までに書いておくのが定石なのはわかっているけれど、当日に感じた気持ちを残しておきたいと思ったので、大遅刻だけれどボムギュさんの話をしたい。(って書いた日には全くまとまらずに既に5日が経っているのは反省です、、)

誕生日当日、メンバーや儀典チームの皆さん、スタッフさん、そしてMOAたちの愛をいっぱいに受けたボムギュさんからは、いつも以上に幸せが溢れていた。
冒頭に書いたのは Mrs. GREEN APPLE の 春愁 という曲だ。我らがForceの生みの親である大森さんの歌詞が私のボムギュさんに対する感情をとてもよく表していたので一節お借りした。(良ければこれを機にミセスを聴いてみてほしい)

ボムギュさんがくれる幸せはたくさんあるし全部心からありがたいと思うけれど、こちら側の望む唯一のことは貴方自身の幸せなので。本当にね、健康に笑って過ごしてくれていれば、それ以外は正直なんでもいいよっていう。推しに対する愛情は図らずとも大きくなってしまうものなので、私に限らず「とにかく幸せでいてくれ」と願う人は多くいると思う。現に誕生日当日のTwitterはヲタクのでっかい愛で埋めつくされた。自分でお祝いツイートをするときにあまりの感情の大きさに涙が溢れ、他の人の愛情溢れる言葉を見て泣いて、それでさらに大きくなった愛を綴ってまた泣いて、、そんな風に愛に溺れる一日を過ごすのがお決まりパターンとなっている。ヲタクでない人たちからすると、他の人の推しへの言葉に感動して泣くのは要は 他人to他人 なので、理解できないと思う。当人の私にも上手く説明できないけれど、一つだけ確かなのは 自分の大好きな人が愛されているのはとってもうれしい ということ。それだけで。

春の話

話が横道に逸れてしまったが、ボムギュさんの話に戻る。
今年のボムギュさんのセンイルタグ(日本語)は、#/暖かい春の妖精ボムギュ だった。
TODOの春の妖精選抜大会🌱はボムギュペンにとって宝物になったし、あの愛おしいくまさんを見て“暖かい春の妖精“という表現になるのはとてもわかる。
でも私にとってはどちらかというと春の妖精よりも”春”そのものと言った方がしっくりくる。彼が妖精さんだということに異論があるわけではなくて、彼は人間というよりは絶対妖精とか天使とかだと思うだけど、ただ、ボムギュさんを見て”春”だと思った。春の妖精でも春みたいな人でもなく、”春”だとそう思った。
一人の人間と季節がイコールで結ばれるのは等式としてはおかしいのだけれど、貴方はあまりにも春そのものを体現していて。春という季節が人間の姿で目の前に現れたのだと言われたら妙に納得してしまう。そんな心地よい夢のような感覚があって、きっとそれが貴方に惹かれている大きな理由なのだと思う。

ボムギュさんが春の人だというのは、MOAの中である程度共通の認識となっている(と思う)。でも初めて彼を見た時は「非の打ち所がなさすぎるビジュアル」「THE 日本人の好きなお顔」という感想で特別に春を感じた記憶はない。コンセプトフォトか何かだったので、彼自身の色よりもTXTとして魅せたい世界観を表現していたからかもしれない。そういう類まれなるコンセプト消化力の高さ故に、私が最初にボムギュさんを春だと感じたのはTODOのときだったと思う。ボムギュさんがTXTの世界観から離れたところでチェボムギュとして心から笑う様子を見て春特有のあたたかさを感じた。目尻を思いっきり垂らして笑う貴方に愛おしさが溢れた。貴方がああやって笑って過ごせているのならなんでもいいと思えるほどに、あの春の陽だまりのような笑顔が大好きになった。(ボムギュさんと”陽だまり”の親和性の高さよ)

でもこれは ボムギュさんのお顔立ちが世界一好みだから とかではないと思う。彼のビジュアルは国宝級だしお顔自体もとっても大好きなのでややこしくなっているが、私の言う”春”は顔のパーツや配置ではなく表情、もっと言うとその奥にある気持ちや心のことを指している(と自分では一応思っている)。動画などを通してその人柄に触れるたびに、ボムギュさんの心は春そのものだと思った。
その中でもやっぱり一番春なのは、貴方らしいあったかい優しさだと思う。このあたたかさは、とにかくちょうど良くて、つい気づくと昼寝をしてしまう春のやわらかいあたたかさで。あったかいけれど、直射日光じゃなくて、陽だまりを見つけてひなたぼっこをするような。いつもにぎやかムードメーカーの貴方のふとした時の気遣いや思いやりには、そんな風に心地のよい春のあたたかさがあって、そのやわらかい光に救われている人間は私含め少なくないと思う。救われていると言うと大袈裟に思われるかも知れないけれど、自分がいっぱいいっぱいになったときに貴方のあたたかい笑顔ややさしさに触れて”もう少し頑張ってみよう”って何度もなっているので。
春と秋って気温的には近いのかも知れないけど、春ってやっぱり秋とは違くて。寒く厳しい冬が終わって雪が解ける季節。寒さに耐えた植物が花を咲かせる季節。ボムギュさんはさ、私たちが頑張って進んだ先に存在する春なんじゃないかな。ちょうど貴方の誕生日くらいの時期の、これからあったかくなることを教えてくれる春の初め。

ここまでの話だと、春じゃなくてもやさしくあったかいものなら他でもいいのでは、と思われるかもしれない。(コンポタとかね←silent好きの思考回路)
なので、他のところも書いてみる。まずはその”儚さ”だ。
これは正直ビジュアルの部分も大きいが、あまりに美しすぎるからか、ふと目を離すと消えてしまうのではないかと心配になるほどに儚い瞬間が多々ある。特に
その横顔。
後述するけれど私の大好きな豊かな感性も影響している気がするし、にぎやかなときはかなりテンションが高い分、静かに佇んでいる時にボムギュさんと彼を包み込む世界の境界が溶けてなくなってしまいそうというか。
私たちは終わりがあるものにより魅力を感じてしまう性で、春の桜だって一年に一回限られた時間に咲くからこそあそこまで輝くのだろうなあって思うし、これはTXTの物語にも重なるけれど青春だって限られた時間だからこそ大人になって振り返った時にキラキラと輝くのだと思う。
私がボムギュさんに儚さやそれゆえの綺麗さを感じるのは、あたたかさとは逆で、コンセプトフォトやMVといったTXTの物語を紡ぐときだ。これは、その時のボムギュさんにしかできない、そこにしかない表現一つ一つに儚さを感じているように思う。この儚さに”春”を重ねた直感は間違っていない気がする。

もう一つ大きな部分があって冒頭のタイトルでもある 春愁 だ。
春愁とは、春になるとなんとなく気持ちがふさいでしまったり、物思いをしたりしてしまうこと。春といえば気候も過ごしやすいし桜だって綺麗だし、どちらかというと気持ちが弾みそうなものだけれど、気づいたら考え事をしてしまっていたなんてことも多くて。出会いや別れ、新たな物事の始まりが溢れているから、人間の心が色々なものを感じ取りやすくなるのかもしれない。
物思いというとマイナスのイメージがあるような気がするけれど、考え事の多い私からすると、悩むことの多い人は他の人の悩みにより深いところで寄り添うことができる人で。一見悩みのない底抜けな明るさに見える彼も、たまに自分が思い悩んでいることを私たちに見せてくれて。そういうところが、ああこんなにすごい貴方でも悩みがあってそういうものを一つ一つ乗り越えているんだねって自分も頑張るモチベになったり、私だけじゃないんだって肩の荷をそっと軽くしたりしてくれるの。
あとね、貴方のもともとの空気感なのか、そういう悩みのお話でさえもどこかあたたかみがあって。いつか乗り越えられるんだろうなって思わせる光があるんだよね。それに助けられています。
もちろん大切な貴方に悩んでほしいとは思わないけど、色々なことを考えることができるボムギュさんらしいところは好きだから、なんていうか悩んじゃダメ！も悩まなきゃダメ！もないから、考えたい時は時間をかけて納得がいくまで考えてほしいなって思う。

あとこれは完全におまけだけど、韓国語で 春 を意味する”봄”がボムって読むのを知った時も勝手に嬉しかった。韓国語がわかる方からしたら”범”규だから音としては全然違うよって感じだと思うけれど、日本人の私が彼の名前をうまく発音できなかったら”春ぎゅ”って聞こえるのかな、それはそれでいいなあなんて思ったり。愛おしい名前だね。

つらつらと春のことを書いてみたけど、やっぱりボムギュさんは 春 だよ。
Our Summerの大好きな歌詞を借りると

どこにいても どんな季節でも 僕たちが一緒なら そこはもう春

アイドルの話

ボムギュさんに限らずだけど、アイドルってなかなかに特殊でシビアなお仕事だなあと思うし、お仕事って言うのも違和感があるほどに人生を賭けているわけで。
ボムギュさんのオーディションの話とかを考えると、彼がこうしてアイドルになって異国の私にまで届いてくれているのはかなりの奇跡だよね。どのアイドルに関してもそう言えなくはないのだけど、ボムギュさんはそれはもう相当な奇跡で。
彼はいわゆるborn to be idolではないと思う。アイドルには向いているし天から与えられたものも十分すぎるのだけど、他の道でも活かせるような才能や器用さもあるし、貴方ほど感受性の豊かな人が矢を向けられてしまうこともあるその世界に居続けるのはさ、どうしても難しいこともあるのかなあって。
きっとこの道でなくても、日々ささやかな幸せを見つけて、あたたかい毎日を過ごしていく人だし。そういうところが大好きなわけで。

これはただの勝手な私の思考だけど、というかこのnote全部そう
表舞台に立つ多くの人はそこで立ち続けるために自分の心を強くしている、というか、色々なものへの防御反応として勝手に強くなるのかなと思う。
それは言うまでもなくすごいことだ。でもその分、一般市民の私のような弱さや不安定な揺れみたいなものはあまりない気がする。
私がボムギュさんにすごいなあかっこいいなあと思うのは、彼は彼のままその世界にいるということだ。無理に自分の心を強くしたりはせずに、様々なものに対する心の揺れは残っているように見える。繊細でいて、奥深くの芯はしっかりと持っている。それってかなり難しいことだと思うから。貴方がそのやわらかくて細やかな心をそのままにアイドルで居続けてくれることがとてもありがたい奇跡なのだ。

そんな細やかな心を持った貴方だからこそのアイドルとしての魅力もあると思う。それは表現の複雑さだ。表情管理に関してはわかりやすい。神に与えられたと言っても過言ではない緻密な表情管理は観るものを魅了する。毎回のステージでこれは現実かと疑うような瞬間が生み出される。数多の表情の中には、私たちが普段見ているボムギュさんに近いものもあれば、苦しみや怒りなど普段の貴方からは遠そうなものもあって。ボムギュさんのお顔はどこを切り取っても美しいけれど、別にかっこいいと計算されたものではなく、むしろ綺麗に見えるかということは二の次のような、それくらい思いが先行している。そんな複雑な感情がカメラを通して心にダイレクトに入ってくるのだ。

歌声に関してもそうで、ボムギュさんの声は唯一無二の複雑な響きを持っていると思う。多めに含まれた息の分だけ彼の感情が聞こえる。韓国語がほぼわからない耳だからこそ楽曲において音色から受け取る割合は必然的に多くなる。何を言っているかはわからないけどこういう感情が伝わってくる、というのはよくあるし、実際歌詞を調べてみるとかなり当たっていたりする。ボムギュさんに限ったことではないのだけれど、彼の歌声から伝わってくる感情は多彩だなあと思う。その声に空気感や感情だったり、聴覚以外の情報がたくさん詰まっているから、何回も聴きたくなる。情報は詰まっているのにうまくまとめられていて、心地いい音色なのが本当にすごい。

本当のところはわからないけれど、ボムギュさんが表情でも歌声でもあそこまで複雑な表現ができるのは、貴方の実際に経験した心の揺れや感情の複雑さに関係するような気がする。ボムギュさんの表現は心の深いところから生まれたもので、そう感じさせるようなリアリティがあって、だから私たちの心の深いところに自然と入り込んでくる。貴方の貴方らしい感性で経験してきた感情を大事に大事にしまっておいてくれたから、そういう表現が生まれるんだろうなあって勝手に考えてしまう。
でももしかしたら、貴方のその並外れた感受性や共感能力で周りの人の感情まで自分の表現に落とし込めているのかもしれない。自分のことのように相手のことを思える貴方ならありえるなあって、メンバーの活躍を喜び、メンバーの悩みに寄り添う姿が頭に浮かんで、一人で納得した。

感性の話

前の方にも出てきたと思うのだけど、最後に私の大好きなボムギュさんの”感性”について書いてみる。
“感性”という言葉は日常でそんなに多く登場するものではない。それなのに、ボムギュさんの好きなところとして”感性”を挙げるファンの数は私の周りだけでもかなり存在する。その気持ちすごくわかる。

感性って調べてみると色々な難しい文が出てきて、でも自分はそこまで考えて理解して使っているわけではないので先に定義しておくと(←珍しく理系)
私は、ある物事を前にしたときにどんなことを感じるか、とか、この世界がどんな風に見えているか、とかそんなような意味で使っている。

そもそもアイドルの感性ってなかなか表に出づらいものだと思う。普段のその人に近い話なので、アイドルとしての自分とプライベートでの自分が分かれていてアイドルの部分だけを見てほしいと思う方もいるだろうし、そういう場合は本人の感性に触れる機会は少ない、当然それだってプロアイドルの形だし。でもボムギュさんは気を許した友達みたいに、チェボムギュとして興味があることや綺麗だと思ったもの、ふと頭をよぎった記憶など、本当に色々なことを”ねえねえ”って隣の席の子に話しかける感じで教えてくれる。ちなみにボムギュさんに使いこなしてほしい日本語ランキング1位が”ねえねえ”なのでどなたか教えてください。
そういう話を聞いているうちに、貴方の心を惹かれるものや感じ取るものが少しずつわかってきて、それがなんだか普通に友達と仲良くなっていく過程のようで本当に嬉しい。
MV撮影現場で”綺麗だからMOAに見せてあげたい~”って言ってカメラに収めた景色をふと思い出したときに私たちに見せてくれる、みたいなこともちょこちょこあるけど、ほんっとうに幸せ者だなって気持ちになるの。私たちに見せたいと思う気持ちも、そうやって自分の綺麗だと思ったものをアイドルとか関係なく見せてくれることも、実際に見せてくれた景色が本当に綺麗すぎることも全部、ありがとう。中には私が見過ごしているような綺麗なものもたくさんあって、貴方の世界に対する解像度の高さにびっくりする。同じ世界なはずなのに、ボムギュさんを通して見る世界はずっと綺麗なもので溢れていて、この世界のこともっと好きになれる。ささやかな輝きや幸せを普通のことのように見つけていく貴方が素敵で大好き。

一つ一つこんな感性がああだとか説明するのは野暮だろうし、その感性を完全に理解する日は来ないと思うけど、それでいい。私は貴方の感性が好きだ。貴方の見る世界が好きだ。私から見える世界とは違った景色をこれからも見ていたい。
もっと言うと、理解できないからこそ知りたいとより心惹かれるのだと思う。いつもと変わらない何気ない日常の一コマに”ボムギュさんならどう考えるのだろうか”そう考えるだけでそれは見たことのない景色に変わる。普段の私ならため息をつきたくなるような物事だって”これはこれでいいじゃん”と思えたりする。ここまでくるともう本人は一切出てきていないしボムギュさんという概念の話になってくるのだけど、貴方の感性のおかげで面識のない私の人生にささやかな幸せが何個も増えてるの。ありがとうね。

思った何十倍も長々と書いてしまったし、話のまとまりも皆無だし、そもそも誕生日には全然間に合っていないし、きっとここまで到達した方はいないだろうけど、私がボムギュさんへの大好きを再確認できたので満足です。

私の春へ。どうか健康で、幸せで居てね。

SHE_🌱