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チワワちゃん

チワワちゃんが死んだ

クラブで出会ったチワワちゃんが殺されてしまった。本名も知らない私たち。なぜ殺された?チワワちゃんは何をしてたのか?何者なのか?

この映画を見た感想として気持ち悪い。薄っぺらい友情の中で自分たちの薄情さを隠すために、チワワちゃんを弔うために真実を知ろうとする映画。明るくて可愛いチワワちゃん。何者なのか。

彼女を「好きになる人も憎む人もいた。キスをしたりセックスをしたり。」私はクラブ行ったりしないし、気軽に誰かとセックスしたり、キスしたり恋人以外とはしないから私はこの映画とは縁もゆかりもない。しかし、チワワちゃんにとってのセックスはなんなのか?セックスすることで自分は必要とされてて愛されてるのかと思ってるんだろう、孤独で寂しい存在だな。浅野忠信とのシーンで「少し可愛いからってちやほやされて調子に乗ったんだろう?」と言われる。そりゃ、チヤホヤされたら調子乗るだろ。あんな可愛かったら。20年間生きてきて私は思ったのだ。顔が全てとは言わないが顔が良ければ人生損はしない。9割得でしかない、顔がよければかっこいい恋人ができる、みんなから可愛いと褒められる。就活も有利で、みんなから仲良くなりたいと思われ、おじさんにも好かれる。この映画は顔が全てじゃないよ〜〜って否定するようで結局チワワちゃんは浅野忠信とセックスする。結局顔じゃん、って思った。

大学生になって、いろんなことに気づいた。セックスは性欲という欲求を満たすもので愛がなくてもできる。私はどこかで純粋なものだと誤解してたみたいだ。愛がなくでクラブで出会った男とできるし、「お前だけは違う」って言われて運命って思わせて欲を満たせる。悲しい世の中に気付かされたのだ、この映画はそれを強く感じた。気持ち悪い世界を反映してる、「セックス、金、友情」意味が薄い中でしか生きれない彼らは愛を知らない。


#映画 #映画評論 #チワワちゃん #大学生