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夢が叶った日のこと-1

2020.11.23.

一生忘れられない1日のこと。大切な大切な、私のいちばんのロックンロール・バンドが夢を叶えた日。そして、私の夢を叶えてもらった日のこと。曲の感想込みの全力の記録。長いので数回に分けます。
今回は、会場前の気持ちと、イノセンスまで。

武道館公演は、大好きな幼馴染みちゃんと行く約束で、同じホテルを取って前日の日曜から合流。
1年以上ぶりの再会。バニラズの武道館公演が嬉しいのは言うまでもなく、大好きな人と会えるのが嬉しかったし、大好きな人と大好きな音楽を共有できることも嬉しくてたまらない。
お酒飲んで、曲聴いて、PV観て。平成ペインのダンス練習して。大好きなスタンドバイミーのPV、ゴーゴー・トレインコースター観てキャッキャ言って。いやヴァニラズ・オリジナル大好きなんです。みんな観よう。
https://youtu.be/2vmrf4Ehjd0
起きれなかったら困るから、話も半ばに解散して、でもついに明日かって思うとドキドキして、なかなか寝付けなかった。

当日。ライブ以外の予定も特になかったので、朝から武道館まで足を運んでみることに。色々近況の話をしながら歩いて、武道館が見えたときはもう心臓の高鳴りが凄いことになった。で、北の丸公園入って。物販会場が見えて。そして。そして。入り口に掲げられたバニラズ見て大歓喜。ほんとに武道館公演やるんだ!嬉しくて嬉しくて、もう子供みたいに跳ねちゃって。
開場前は生憎の曇りだったけど、昼間は暑いくらいの晴天で。青空の下、どうしようもない幸福感を感じた。一旦武道館を離れて、買い物したりお昼食べたり。開場前に一個とんでもエピソードがあったんだけど、その話は大事すぎるから、ここでは割愛。
そして入場。もうずっと情緒不安定に。ついにこの日が来たのかって、ほんとに感慨深くて、何聴けても嬉しいよね、でもとりあえず一旦落ち着こう、深呼吸しよう、なんて幼馴染みちゃんと言いながら過ごした。会場セットを見ても、なんだか実感も湧かなくて。本当に嬉しい気持ちと、ついにこの日が来たのかって気持ちと、本当に今日、武道館に立つバニラズを見れるの?って信じられない気持ちでずっとぐるぐるしてた。

会場が真っ暗になって、We are go!の軽快な音が鳴った瞬間、あぁ、本当にたどり着いたんだね、本当に夢を叶えてくれるんだね、ってブワッて涙が止まらなくなった。ごめんなさい、すぐ抑えたけど歓声上げずにはいられなかった。We are go!で入場するって分かりきってたし、しかもSEでこんなに泣いちゃうなんてある?って終わった後は笑えたけど、その時は、もう、ほんとに感極まってずっと泣いてしまった。

メンバーが入場して、止まらない涙を拭いながら彼らを見つめて、ついに来た夢の舞台、全部目に焼き付けるぞって、泣いてる場合じゃないって思ったけど、1曲目。オリエント。無理でした。また決壊してしまった。夢舞台の始まりを飾ったのが、思い入れの深い大好きな初期曲。
ずっと聴きたかった、
「僕を駆り立てるここは、日本武道館」。
本当に嬉しかった。たまんなかった。大きな日の丸の下でロックンロールを鳴らす姿、最高にかっこよかった。

たくさんたくさん泣いて、でも、次のアメイジングレースからは、全力で楽しんだ。
曲中ちょくちょく涙が溢れてはきたけど、マジック、デッドマンズチェイス、チェンジユアワールド、ヒンキーディンキーパーティークルー、、ってたくさん跳ねられる曲ばっかりで、全力で腕上げて、踊って、ジャンプして、一緒に歌えない分、本気でクラップして。武道館にいるはずなのに、まるでライブハウスにいるような感覚を味わった。いつの間にやら、イヤリングはないしラババンもない。落としたことに気付かないくらい、最高の音楽という魔法に酔いしれてた。(ちなみに、終演後無事回収しました)
こんな広い会場なのにライブハウスでもみくちゃになってる感覚がして、やっぱりバニラズはライブバンドなんだなって思った。生の音で聴くのが最高なんだ!
初めてライブハウスに行ったとき、髪も顔もぐちゃぐちゃになりながら夢中で跳ねてるお姉さんを見て、すごすぎて驚いたんだけど、今日の私も、きっとそのお姉さんと同じくらい夢中で跳ねてたと思う。

そしてまた涙腺崩壊ターン。
プリさんのバームクーヘン。純粋に楽しむだけではいられない曲。2年前の事故で、意識が戻ってないって報告を読んだ時は、世界が真っ暗になって、仕事も手につかなかったことを思い出した。地獄から戻ってきてくれたプリさんが、武道館で、歌ってる。泣かない方が無理だった。
「ただ生きるだけじゃあ物足りないよな」
生きてくれてただけで良かった。でも、そんなプリさんが、夢の場所で、ベース鳴らしながら、そう歌ってくれた。本当に、嬉しくて、戻ってきてくれてありがとうって。ずっとずっと泣いてた。

暗転の後は、笑ってしまった。楽器チェンジして、セイヤさんがギターボーカル。牧さんがドラム、プリさんがギター、進ちゃんがベース。JETT ROCK SCHOOL!
「中学生!」「大学生!」なんてコールの最後、「大人!」全力で手を振った。笑ってたのに、また涙がブワッて溢れた。
だって、バニラズに出会ったときは、まだ学生だったんだよ。そこから、バニラズの音と生きて、今は会社員として頑張ってる。そのぐらい時が経ったんだよ。ここにたどり着くまで、長かったねって。本当に、今日まで、ロックンロールを止めないでくれたことへの感謝で、こんな楽しい曲なのに泣きながら、でも笑いながら、飛んでた。

その後、バイバイカラー。シングル曲が多いセトリの中選ばれた、アルバム曲、本当に大好きな曲で。最近の曲の雰囲気に近い、オシャレな音。それに合わせた、暗い会場に、青い光や白い雪のような光の演出。見惚れながら聴き入ってた。横振りの腕も楽しかったな。

バイバイカラーで少しクールダウンしてからの、進ちゃんの本当に綺麗な声で始まったイノセンス。また泣いた。
先に投稿した総括クソデカ感情記事でも2回も名前を出してしまったけど、実のところ私は、脱退したメンバーの怜也さんのギターが大好きで、怜也さんの抜けた後に加入した進ちゃんが当初は全然好きになれなかった。でも、怜也さんとの音とはまた違った、かっこよくて色っぽい進ちゃんの音は、バニラズがサイコウを更新してく、確かな武器になった。もうバニラズに欠かせなくなったその美声も。
5年前、怜也さんの後に入ってくれたのが進ちゃんじゃなかったら、武道館にたどり着いてなかったかもしれない。だから、本当に、一緒に鳴らし続けてくれてありがとうって、感謝が止まらなくて、ずっとずっと泣いてた。

書いてて思ったけどほんとずっと泣いてたね。
とりあえず、一旦ここまで。

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