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2023.8.4 吉川晃司 Premium Night 2023 "Guys and Dolls" @上野学園ホール
#吉川晃司 #GuysandDolls
— ほんのこ (@shbttsy74) August 4, 2023
広島の夜は熱かった…!百戦錬磨のプレイヤー10人がチームを組んで奏でる、最高にラグジュアリーな音楽空間を堪能しました。天使Chloeちゃん&チーママ大黒摩季さんの振り付けに合わせて踊るのが本当に楽しくて!来たる40周年のためにも元気でいなくちゃね。 pic.twitter.com/Y7PcoI9q8h
ずいぶんながいことCDで、テレビ番組で、映画で、さまざまなメディアで吉川さんの音楽や演技を見て聴いてきましたが、ライブに参加するのは今回がはじめて。
座席は2階のほぼ最後列でしたが、それでも肉眼で見る吉川さんは最高にカッコよく、スーツ姿でもタンクトップでも男の色気をこれでもかとまき散らかしていたのでした。眼福。
すくない日程とはいえツアーの初日ということで、この日はメディアの取材も入っていたようです。
同日深夜配信のデイリースポーツ記事がこちら。
広島公演のセットリストを載せるのは、9月2日の武道館公演が終わってからにしようとおもいますが、上記の記事であげられた楽曲だけならいいかなー、ということで。
RAIN-DANCEがきこえる
昨年の『Premium Night "Guys and Dolls"』で演奏した楽曲は、今回のセトリからはずれるのかなと勝手におもいこんでいたのですが、あにはからんや、ライブの現場で聴くことができてありがたい!
この曲もふくめて、おおくの楽曲でコーラス大黒摩季さん&Chloeちゃんの振りつけがあって、一緒にあわせておどる場面が多々ありました。
おそらく通常の吉川晃司バンドでは見られない光景だったろうとおもいます。
そう、今回(前回につづいて)コーラスが大黒摩季さんだと何人か知人にはなしたところ、みんな「ええーっ!?」とのけぞっておどろいていました。
それはそうですよね、もともとビーイングのバックコーラスからキャリアをはじめたとはいえ、ずっとセンターでうたってきたベテランシンガーがサポートにつくわけですもの。
しかしいまおもいかえしても、ライブ中の大黒さんのなんてたのしそうなこと。
振りつけを吉川さんにも一緒にやろうとうながしたり、両手でハートマークをつくって「殿、こうですよ、こう♡(想像)」なんて見せて、吉川さんも「え、これでいいの?(想像)」とハートマークをつくってみたり。
ツアーグッズのタオルを素敵なパフォーマンスで披露して、
吉川「いろいろ引き出し持ってるねえ」
大黒「長くやってますから!」
というやりとりがあったり。いいコンビですね。
もうひとりのコーラス・Chloeちゃん(吉川さんがずっと「ちゃん」づけだったので)については、バンドメンバー発表の報を見たときは恥ずかしながらまったく存じ上げず。
情報をさがしてみたら、キーボーディスト・別所和洋さんのバンド「パジャマで海なんかいかない(PAJAUMI)」のボーカルとのこと。
YouTubeの演奏動画を聴いてみたら、これがいわゆるネオソウルのサウンドで気に入ってしまい、すぐにCDアルバムをお取り寄せしました。本当にいい!
いつかPAJAUMIのライブにも行ってみたいですね。
初顔あわせとなるこのChloeちゃんのことを評して、吉川さんいわく「天使」。
(「オレは最近悪魔みたいな役しかやってないけど」とも)
そして、タッグを組む大黒さんについては「チーママ…いや『大ママ』か」。
このコーラス隊の衣装が、スパンコールがキラキラとかがやくドレス姿だったこともあり、吉川さんとフォーメーションを組んで踊る姿がまるでシュープリームスのよう。
ふだんはギャング団のような風貌の(失礼!)吉川晃司ライブから一転し、とてもオシャレな雰囲気がただよう一夜になりました。
キャンドルの瞳
セトリの中盤に演奏された「キャンドルの瞳」は、キーボード・ホッピー神山さんの演奏だけで歌うバラード・アレンジに。
後奏ではホッピーさんのキーボード・ソロも。
この曲はしっとりした雰囲気でしたが、アッパーなチューンではスキあらば手をヒラヒラとおどらせるホッピーさん。さすがのフリーダムっぷり。
今回のサポートメンバーもとにかく豪華な面々がそろっていて、それぞれの見せ場となるソロパートも各曲でもうけられています。
これだけの凄腕がそろいぶみしたステージを見られることは、そうそうないだろうとおもいますので、本当に贅沢なものを見せてもらいました。
先の記事にも書かれていたように、高校時代の吉川さんは当時組んでいたバンドで、今回のサポメンである今剛さん(おそらくPARACHUTE)や山木秀夫さん(いろんなバンドをされているけど、どれだろう…)の楽曲をコピーして演奏していたそうで、そのころの思い出話も。
「その時もこの上野学園ホールで演奏したんですよ。で、さっき化粧室で用を足していたんですが、そこの窓から外を見ていて『ああ、オレ高校生の時もここにいたな…』と思い出して。あれから40年以上経って、またここでお世話になってます」
10代のころにあこがれていたミュージシャンと、いまこうして一緒に音楽をかなでているというのは、どれだけ感慨深いものがあるのでしょうね。いいなあ…。
BOY'S LIFE
声出し解禁ということで、サビ前の「♪WOW WOW WOW」や、最後にくりかえす「♪BOY'S LIFE」も一緒にうたうことができました。
こういうシンガロングやコール・アンド・レスポンスはやっぱりたのしい!
すこしまえのMCでは、ここ最近の役者業についても。
現在はTBS系『トリリオンゲーム』に出演中で、その話もありました。
「会う人みんなに『吉川さん、これ役作り必要ないです』『いつもの吉川さんでいいですよね』と言われるんだけど…オレそういうふうに見えてるの?(笑)」
背筋が凍る悪役からクセのつよいトリッキーな役まで、さまざまな役を演じる吉川さんですが、ぼくとしてはやはり『舞いあがれ!』の大河内教官がイチオシ。
あの「右を見ろ」で、全朝ドラ視聴者が恋に落ちましたもの。
あと、グッズ販売については、開場前に先行販売時間があり(整理券配布あり)、混雑しないよう配慮がされていました。
ぼくが買ったのは、前述のタオルと、会場限定のチャーム、そしてウクライナ避難民チャリティのための「NO WAR」Tシャツ。
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とにかく見どころ・聴きどころがたくさんあって書ききれない!
名古屋・大阪・東京公演に行かれる方、どうぞたのしんできてくださいね。
(セットリストは後日にアップします)
(2023.9.3 追記)
というわけで、広島公演のセットリストをアップしておきます。
【セットリスト】
1. ODEON
2. RAIN-DANCEがきこえる
3. Virgin Moon
4. ロストチャイルド
5. MISS COOL
6. ジャスミン
7. LOVE CHARADE
8. in a sentimental mood
9. キャンドルの瞳
10. HEART♾️BREAKER
11. 心の闇(ハローダークネス)
12. ギムレットには早すぎる
13. サイケデリックHIP
14. 雨上がりの非常階段
15. Black Colvette '98
16. No No サーキュレーション
(アンコール)
1. LA VIE EN ROSE
2. 奪われたWink
3. BOY'S LIFE