【ドバイで流行】 ほ乳瓶で飲むコーヒー 風刺画から見る中東情勢#32
昨日、目を疑うような情報が飛び込んできました。
なんとドバイで哺乳瓶(ほ乳瓶)で飲み物を飲むことが流行っているようです。
ミルクやジュースだけでなく、コーヒーまでもをほ乳瓶で飲むようです。
またこれはドバイの1 Million Cafeというお店で提供されているとのこと。
ただもともとは1991年のフランスでほ乳瓶でドリンクを提供するお店があったようで、それに由来するようです。
夜7時に店の前に50人以上の人だかりができているほど人気のようです。
これに賛成か、反対か?と問いかける動画も。↓
またこの流行を受けて、他国(サウジ、クウェート)からの風刺画です。↓
上はサウジの風刺画家アメーン氏がTwiterに掲載した作品です。
赤ちゃんの絵が書かれたほ乳瓶を大人が持っています。
また同じテーマで、次はクウェートの風刺画家アデル・アル=カッラーフ氏の作品を2つ紹介します。
「この流行はとても馬鹿げていてくだらない、、
けど私たちは馬鹿げていてくだらないものが好きなの、、」
このことについて現地の友達にも確認してみましたが、「子どもが使用するほ乳瓶を確保のために、すぐにほ乳瓶でのドリンクの提供は禁止されるだろう」とのことでした。
実際、ドバイでは下記のニュースのようにすでに禁止になっているようです。理由は現地の伝統を侵害するから、そしてコロナウイルスの感染拡大に繋がるからということのようです。
すでに「ほ乳瓶はありません。カップのみです。」と看板を出す店も。
ところで、調べていたら次のような動画も見つけました。
サウジの報道局Al-Arabiyaが元ネタのフランスのお店を9年前に取材しておりました。
なるほど、いわば9年前にすでに中東でこれは一部の人には知られていたわけであります。
とはいえ、アイデアはすでに存在していたとしても、それがいつどこでバズるかは、状況次第といったことなのでしょう。
先ほどのクウェートの風刺画の言葉が思い返されます。
「この流行はとても馬鹿げていてくだらない、、けど私たちは馬鹿げていてくだらないものが好きなの、、」
コロナ禍中で人々の娯楽が少なくなっている中、ちょっとした馬鹿げたことが、SNSを通して加速的にバズる。
そんなタイミングだったのかもしれません。
それでは。