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ファラフェル論争。何もなくてもファラフェルはある。
モロッコ旅行記では登場しなかったファラフェルではあるが、昨日クスクス論争について書いたので、今日はついでにファラフェル論争についても書いておきたい。
これもその起源は様々な説があり、エジプトという説や、ヨルダン、レバノン、パレスチナなどのシャーム地方(レバント地方)の説などだ。
また地域によって呼称もちがう。ファラフェル、タアミーヤ、バーギヤなど。調べていて気付いたが、日本語Wikipediaにも詳しく載っている。
この動画でも呼称の違いを紹介しているが、起源はエジプトのアレクサンドリアとしている。
これはエジプトとヨルダンのファラフェル勝負の特集。
そういえば、ヨルダンに行ったときファラフェルがおいしいという評判のお店を教えてもらってそこにいった。名前はHashem Restaurant Down Town。
ここのファラフェルは本当においしかった。おすすめ。
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というか今気づいたが、さっきのエジプトvsヨルダンの動画で紹介されているファラフェルの店、このHashemだ。そんなこともあるんだ。やっぱ有名なんだな。
ところで、ファラフェルについての動画を見ていたら、2023年10月7日以降のガザのファラフェルについての動画も見つけた。
動画に出てくる青年が言う。
パンもない。食べ物もない。飲み物もない。甘い飲み物も、しょっぱい飲み物もない。電気もない。ガザでは何もかもが絶たれている。ただ、ファラフェルだけがある。
こちらも昨年のラマダン期間中の、ガザのファラフェルの動画。
これは3年前の動画だが、同じくガザのファラフェルのお店の動画。
戦争によってファラフェルのお店を破壊されたオーナーが、ガザで再度店をオープンしたニュース。
このように、ガザにおいてファラフェルというものが、一般市民の”生”の象徴的なものとして描かれている。
「何もなくてもファラフェルはある」というように、庶民の生活の根源的なものとして、またアラブ人のアイデンティティとして、ファラフェルという存在を感じさせられる、、。