東洋大射撃部の話
こんにちは。小山です。
ライフル射撃のコーチをしながら
競技用ジャケットを作ったり、
射撃場の運営をしています。
今日は僕がコーチとして指導してる
団体の1つである東洋大学射撃部について
広報の意味も兼ねて書いていきます。
部活動の近況
東洋大学射撃部は6/21から
ようやく部活動としての練習が再開し
新しい練習メニューとスタッフ配置で
再始動しました。
再開2週間弱の春の関東大会は一応、
男子総合が3位、女子が6位。
種目別で見ると
エアライフル男子が優勝、
エアライフル女子が3位でした。
AR練習の拠点が出来たから、
という理由もあると思いますが、
他大学さんの調整が間に合わなかった
というイメージが強い試合でした。
そんな中、明治さんの
男女総合優勝はマジで凄いです。
おめでとう!
東洋も再開して間もない中、
よく頑張りました。
SBは僕がいれば何とかなるので
今年は例年より楽しみですね。
新しい練習メニュー
再開に伴い週1回の全体練習が
加えられる事になりました。
実は全体練習は過去にも
部の練習メニューにあったのですが
それは朝霞射場が開放されてた時代で
当時はSBは紙的(手動orマコト)
ARは手動手回しで
月5000円の使い放題だったものが
時間制料金で月換算2万円以上になり、
それも閉鎖となったりと
なかなか凄い状況だったので
撤廃されてしまいました。
去年から練習拠点が
うちの射場(@JMShootingRange)に
移動となり、かなり使いやすく
なったように思います。
全体練習の内容
今回の全体練習の再開に伴い、
大きく変化したのは
トレーニングと座学の追加です。
週に1回、SB練習拠点の長瀞の
休場日に連動するかたちで月曜日に
行う事になりました。
全体練習とはいえ密を避ける為と
射座数の都合により3チームに分けて
各セクションをローテーションし
半日かけてメニューを消化します。
①射撃練習
②トレーニング
③座学
各セクションが2時間で
交代時間を合わせて
だいたい7時間程度となります。
①射撃練習
AR射場を利用しています。
取り敢えず普通の練習です。
僕が見たりもしますし、
後述の浅見トレーナーが
見たりしていく予定です。
相変わらず内容は特に
決めてないのですが
座学ではセッティングや
ルールにも触れるので
目標設定と何してるかだけ
各個人で考えて貰っています。
②トレーニング
トレーニングについては
ストレッチ、ランニング、
体幹トレーニングといった
基本的な項目を行います。
担当は浅見トレーナー。
東洋射撃部OBで理学療法師の
学校に通っています。
彼がスタッフに加わったことで
トレーニングの指導や
筋肉の使い方などで
より細かい指導が可能になりました。
また射撃後のマッサージや
体調や健康状態の相談などの
アスリートとしての体のケアも
かなり先駆けて進めそうです。
戻ってくれてマジでありがとう。
③座学
担当は僕です。
目標の設定から始まって
ジャケットやセッティング、
試合前のメンタルセットなど
僕の専門知識分野の内容です。
今年は僕が忙しすぎたので
あまり内容が詰まっておらず
ディスカッションが中心ですが
射撃の知識は高校によって
かなり大きく差があるので
実際の部のスピードを上げるには
知識の均一化で
全体の底上げが必要です。
一番大事なのは確認作業で
自分がどうしたいか、
それがいつまでなのか、
週1という期間は絶妙で
立ち位置を確認する為には
非常に大事だと思っています。
練習をするのか、バイトするのか、
遊ぶのかで個人の自主性が
非常に問われる部活なので
学生のうちに判断をし続けるのは
非常に大変なのですが
目標と立ち位置を確認しつつ
頑張って欲しいです。
練習もバイトも遊びも
大学生アスリートには全部、
必要な要素だと思ってます。
時期的に遊びは制限があるので
射撃を楽しんで欲しいところ。
みんな射撃ありきで上京してくるので
そこは親御さんや母校の期待を
裏切らないようにして欲しいな。
現状として東洋大学射撃部は
週1の練習になっていて
練習頻度は個人に任せてます。
当然ですが、練習量が
多い学生は数字に反映されて
僕やスタッフも気にかけるので
必然的に競技成績は
伸びる傾向にあります。
ただ僕の時間の濃度を考えると
週1使うのは配分ヤバめなので
今後は必要に応じて
交換ノートを提案しています。
いわゆる射撃ノートに
僕と浅見トレーナーが
赤ペン先生していく方式です。
スタッフ達も多忙なので
効率の良い仕組を作って
成果に直結すれば良いと思います。
取り敢えず内容としては
こんなところです。
僕もコーチ6年目で
だいぶ慣れが出てきて
権限も増えてきました。
同時に忙しくなってしまい
なかなかバランスが取れずに
部員には申し訳ない部分も
増えてしまっているので
取り敢えず、出来るところまでは
やってあげたいなと思っています。
練習場所を提供できるようになったのは
本当に良い事なのですが、
それを維持するために働くあまり
中が疎かになる循環は
世の中のお父さんの気分です。
今後の方針
方針決めるのは監督のお仕事ですが
現場ではかなりの権限を頂いています。
まずはスタッフの増強はしたいです。
ルールに強い人と
銃器やパーツに強い人、
栄養や食事に強い人、
あとは生活指導出来る人が
ベストな布陣だと思ってます。
審判員、銃砲店店員、
栄養士、学校職員辺りですね。
今まで僕1人で抱えてたのが
異常な状態だったので
分業したいのが正直なところです。
OB外でも全然OK(むしろ外部が良い)ので
もしご興味ある方がいらっしゃいましたら
ご連絡ください。
今後の課題
部活動としてはSBの練習環境と
スカウト枠が残された問題です。
特に推薦の確約枠が無いのは
痛恨レベルですね。
数年前の首都圏の大学の
定員数の政府の方針に
煽りに煽られまくっています。
こちらとしても過去の面接内容や
フォローはしてるのですが不安要素で
本当にこればかりは本人7割、学校3割の
推薦入試の法則が如実に現れているので
枠を取らなければどうしようもないです。
余談ですが僕は模試だけ見ると
偏差値60半ばぐらいだったので
そこそこ好きなとこに行けましたが
将来を考えて勉強したい学部があって
かつ射撃部のある学校という
基準で大学を選びました。
職業がこんなになるとは
思ってなかったので結果は微妙ですが
大学生活はお釣りが返ってくるほど
楽しかった記憶があります。
今の生活も結構楽しいけどね。
一般生の受け入れやOB会の立て直しなど、
まだまだやる事は多いのですが
もう少しで仕組みは整うように感じます。
という事で部活の紹介でした。
練習や合宿は見学・参加は
基本的に自由なのでお気軽に
部活の方に問い合わせて見て下さい。
★東洋大学Ⅰ部体育会射撃部
ホームページ
➡ https://sites.google.com/view/toyo-shooting
メールアドレス
➡ shooting.toyo@gmail.com
Twitter
➡https://twitter.com/toyo_shooting
それではまた射場で会いましょー。