まずは何から?~クロス編②~
こんばんは。
先日の予告通り、今日はクロス職人さんの仕事について話していきたいと思います。
皆さんの中に、クロス屋さんが実際に貼っているのを見たことがある人はどのくらいいるのでしょうね。
僕は初めて作業を見たとき、感動しました。
早い早い。どんどん壁や天井が綺麗になっていきます。
糊なのか、クロス本体なのか、独特のにおいがあり、何故かクロス屋さんは皆さん同じにおいがする気がします。(笑)
まず、大まかな流れを説明すると
①古いクロスを剥がす。(リフォームの場合)
②下地・パテ処理をする。(新築・リフォーム共通)
③クロスに糊を付ける。
④クロスを貼っていく。
どうでしょう。わかりましたか?
これが前回お話していた、建築用語難しい問題ですね。
上記の中で、お客さんに聞かれることが多いのは「下地」「パテ」ですね。
「下地」
ここでは、クロスを剥がした際に出てくる壁のことです。
※豆知識
実はクロスには裏紙がついており、うすーーく2重構造になっています。(ティッシュみたいな感じ。)
「パテ」
これは粉で、お水と混ぜて使用します。(小麦粉みたいなイメージ)
裏紙の凹凸や、クロスを貼る壁の凹凸を埋めて整え、壁全体を平らにします。貼った後に凹凸が浮いてこないようにするためです。
パテを処理をした後は、パテが乾くのを待っている間に壁紙に糊を付けます。糊を付けるタイミングは職人さんごとに違う場合もあるので、あくまで参考までに。
糊を付けるのは専用の機械があり、数値等を入力すると、その分の長さの糊付けがされます。なんとも画期的な機械!ちなみにものすごく大きいです。
思っていたよりも高くて驚きました。
パテが乾いたら、やすりでパテ自体の凹凸を削っていきます。この作業は粉が舞うので、在宅での作業は要注意です。
これを知らず、養生をしっかりせずに作業をしてしまうと、お客さんがプンプンに怒ってしまいますので、ご注意を。
下地が綺麗に整ったらいよいよクロスを貼りだします。ここまで来てしまえば、あとはあっという間です。
職人さん達のスゴ技が繰り出されます。
クロスは、基本的には幅が910mm(91cm)ですので、どんどん進みます。
(この数値をmmで表現するのもわかりづらいですよね。僕も初めは慣れずに戸惑っていました。)
この先の貼り方や、技術は僕なんかが語れるものではないので、遠慮しておきますね。(笑)
また工事の内容を、今回のような形で書いていけたらと思います。
それでは。