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ありふれたせかいせいふく/ピノキオピー いじめのある教室からのSOS

はじめての記事なので、、、
すべてのみなさんに「初めまして」!
 (ピノキオピーさんなら、「はじめましての人ははじめまして」ですね!)

今回は、ピノキオピーさん大切き中学生の私、鏡花水月が、
「ありふれたせかいせいふく/ピノキオピー」の歌詞を
考察していきたいと思います!

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いじめのある教室

狭い教室のかたつむり 舌打ちが奏でるメロディ

いじめっこ いじめられっこ どちらもピーマンは苦いね 大発見

ありふれたせいふく/ピノキオピー YouTubeコメント欄より引用

どうやらこの教室には、「いじめっこ」と「いじめられっこ」がいるようですね。
そんな教室ではいじめっ子か、いじめられっ子か、傍観者。
この三種類しかいないのでしょう。これは多様性に欠けた
狭い教室だと言えますね。
また、いじめっ子以外の子たちは、とても居心地の悪い、
そんな教室。

そんな中で主人公は、カタツムリになって殻に閉じこもってしまいそうになるような、いじめっ子以外の立ち位置なのでしょう。
そんな教室でも、いじめっ子には、音楽も楽しめるような楽しい場所。
いじめっ子は、いじめられっ子という、ある種の「敵」を作ることによって、
より団結して音楽すら楽しんでいるようです。

そんな、「全く違うように見える」両者も、
どちらも同じ「敵」(とまでは言い切れないかもしれませんが。)である、
「ピーマンは苦い」と気づきます。
これは、「白か黒か」という思考しかないような子供にとって、
違和感であり,「大発見」なのです。

かっこいいこも かわいいこも 君のもの

だから 嘘でも本音でイエスのアンケート

痛い 痛い 痛いのは嫌だから

逆らえないじゃない...

ありふれたせいふく/ピノキオピー YouTubeコメント欄より引用

アンケートとは、「いじめアンケート」や「学校生活アンケート」でしょうか。
教員はみな私たち生徒に、「本音を書いていいからね」と言って
アンケート用紙を配ります。
つまり、書くことは全て本音でなければいけません。

ですが、たとえかっこよくても、かわいくても、君(=いじめっ子?)の
思うがままに動かなければいけないので、
「いじめはないですか?」という質問も
本音として「イエス」と答えます。

いじめっ子の力の強さが表れていますね。

また、「痛いのは嫌だから逆らえないじゃない、、、」というところからも、
いじめっ子は到底逆らえないほど怖いのでしょう。

「ありがとう」も「おはよう」も「ごめんなさい」も全部

懐かしい言葉になる日が来るの

14歳も 40歳も 踊ろう らったったった

ありふれたせいふく/ピノキオピー YouTubeコメント欄より引用

今ある「当たり前の幸せ(=何気ない挨拶)」さえ、
かつての「ありがとう」「おはよう」「ごめんなさい」のように
懐かしく、惨めな気持ちになってしまうのだ。
そんな悲しみと懐かしさを感じます。

また、今挨拶を交わせている人でさえ、
自分か相手のどちらかがいじめられっ子になれば、懐かしいものに
変わってしまう可能性、
今のつらい「当たり前」も、いつかきっと過去になるんだ。
そう言ったことも感じますね。

14歳は中学2年生ですね。
40歳は社会人でしょうか。
そしてそれらは「教室」という空間になんと同時に存在しているんです。
「生徒」と「教員」という形で。
生徒も辛い状況ですが、
自分の身を思って無視するのも教員にとって辛いでしょうね。
そんな両者が、お互い辛いのではなく、お互い楽しく、
呑気に踊れたらいいね。ということでしょうか。
そして続きます。

誰か 誰か みんなを助けて

ありふれたせいふく/ピノキオピー YouTubeコメント欄より引用

「先生」「ともだち」「お母さん」「お父さん」など呼ばず、
「誰か」と言っているあたり,藁にも縋る思いなのでしょう。
そして助けてあげて欲しいのは「みんな」です。

現在の日本では、いじめが起こった時、真っ先にカウンセリングを受けるのは
いじめられっ子です。
ですが、アメリカなどでは、いじめっ子もカウンセリングを受けるようです。
いじめっ子にもいじめてしまう原因があるのでは,という
広い視野故なのでしょうか。

そんなアメリカと同じくらい、アメリカの国土面積くらい
広い視野をお持ちのピノキオピーさんの
「いじめられっ子だけでなくいじめっ子もかまってあげて」という
メッセージでしょうか。

イライラ ポイ捨て グランプリ 幼子の可愛いアイロニー

恋人も 侵略者も どちらも肉の塊か 大実験

ありふれたせいふく/ピノキオピー YouTubeコメント欄より引用

「イライラポイ捨てグランプリ」。
2番しょっぱなからインパクトがすごいですね。
グランプリというくらいですから、順位が決まり、
一番だけが讃えられる、
そんなものなのでしょうか。
「イライラポイ捨て」とは愚痴を言うような感じがしますね。
いじめっ子の中でも一番愚痴が尊重される、そんな
いじめっ子のトップがいるようですね。

「幼い子」と言うのは、40歳から見た14歳でしょうか。
いじめっ子は可愛くて、可愛いからこそ、皮肉だね、と。

恋人と言う心の寄りどころのような、味方といえる存在でも
自分たちを脅かす敵、侵略者でも、
結局はどちらも同じ、生き物であれば肉の塊である。
じゃあ違いは何なのか。
実験してみようか?と言うおとぼけなのでしょうか、、、。
分かりません。()

サーロインも ツバメの巣も 君のもの

だから スパイの通信記録はシークレット

怖い 怖い 怖いのはやだから

眠っていたいじゃない...

ありふれたせいふく/ピノキオピー YouTubeコメント欄より引用

未知だったので、調べてみました。
サーロインとは、一頭の牛からごくわずかしか取れない
貴重な部位のお肉。
ツバメの巣は「縁起がいい」と言う意味かな?と思っていると、
なんと高級な料理だそうです。
そんな高級料理食えるいじめっ子何奴?!と思いましたが、
これも、どれだけ位が高いものでも
自由に手に入れられる、と言う
いじめっ子の権力を表しているのでしょうね。

だからというのは「君(いじめっ子)の権力が怖いから」と
読めます。
「スパイの通信記録」というのは,「ちくりをしていたと言う証言」で
これ以上いじめられる人が増えるのを望まないから
見て見ぬ振りして「シークレット」。

「眠っていたいじゃない」と言うフレーズから、
いじめのある教室にだんだん行きたくなくなってきてしまっている
主人公が伺えます。

「うれしい」も「かなしい」も「わるふざけ」も全部

四六時中 監視される日が来るの

佐藤さんも 鈴木さんも 歌おう らんらんらんらん

いつか いつか 名前も忘れて

ありふれたせいふく/ピノキオピー YouTubeコメント欄より引用

いろんな感情が渦巻く中で育まれていくのが
学校というシステムなのではないでしょうか。
そんな「学校」と言う場所で、
何故監視されなければいけないのでしょうか?
監視される方が、感情を下手に出しにくいのではないでしょうか?

いじめが再発しないように。

そう言うことなのでしょう。

今はまだ大丈夫だけど、
いつかきっと誰かが手を打って、
いじめっ子を成敗し、その他を監視する日が来てしまうのでしょう。
それは良い結果とは主人公は思えないようですね。

佐藤さんと鈴木さんは「よくある名前」であることから、
「お友達」くらいの意味なのではないでしょうか。
とりあえず誰でもいいから、
名前もわからないような仲でもいいから
みんな仲良く歌えるようになったらいいな。

主人公は切実に平和な状態を望んでいるようですね。

仲間になったらハッピーエンド?

仲間はずれはどこへ行こう

血まみれになったパスポート

選択の瞬間は すぐ すぐ すぐそばに

ありふれたせいふく/ピノキオピー YouTubeコメント欄より引用

仲間になったら、と言うのは
みんな友達になれたら、と言うことでしょうか。
では仲間(友達)になれなかった者もしくは、
誰かが友達になるために選ばれた「ハブられ役」はどうすればハッピーエンドを迎えられるのだろうか。

「血まみれ」というのは、「禁じられたもの」「争いを経て得たもの」
と言う感じがします。
パスポートというのも国と国を渡るためのもの。
他クラス(他グループ)に行くか否か。

だいぶピンチのようですね。

「さよなら」も「おやすみ」も「またあした」も全部

繋がらずに途切れる日が来るの田中さんも高橋さんも 笑おう わっはっはっは

誰か誰か誰か誰か誰か

ありふれたせいふく/ピノキオピー YouTubeコメント欄より引用

途切れる、というのは、
だんだんみんな言わなくなってきてしまう、と言うことでしょうか。
強いいじめ対策の末に暗くなっていく子供達の未来が
主人公には見えているようです。

誰か、と繰り返すところから、
早く助けて欲しい。主人公の強い思いが伝わってきます。

「ありがとう」も「おはよう」も「ごめんなさい」も全部

懐かしい言葉になる日が来るの陰謀論も ガスコンロも踊ろう らったったった

誰か誰か みんなを助けて

ありふれたせいふく/ピノキオピー YouTubeコメント欄より引用

陰謀論、というのはあまりいいものではありませんね。
ガスコンロはどう言った意味でしょうか。
持ち運び可能で吹事に使うもの、と要約できました。
対比してめると、陰謀論は有害で、根拠のないもの
対して ガスコンロは、有益で、根拠のあるもの。

また、陰謀論モガスコンロも、生き物ではないので、踊ったりできません。

全く正反対の性質を持っていても、踊ったりできなくても関係なく、踊ってしまえるくらい楽しくなったらいいな!という思いが表れているのでしょうね。

また、自分から動くことのできない「いじめのこわさ」が
くり返される「誰か」「助けて」などから伝わってきます。

ピノキオピーさんからのメッセージに気づいて、
彼ら(?)が本当の意味で「助けられる」日が来るといいですね。

まとめ

リズミカルで楽しいメロディーでありながら、
ストーリーは少し暗いSOSでしたね。
他にもピノキオピーさんの楽曲の考察はたくさんしていきたい
と思っているので、ぜひ楽しみにしていて下さい!

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