いのちのやくそく / 9章 しずけさのなかでめをとじる / 子育てに不安を感じたら瞑想を 189
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「いのちのやくそく」(池川明、上田サトシ著、2016年8月1日、センジュ出版より発売)より抜粋して、少しずつ「マガジン『いのちのやくそく』」に書いています。
今回は、「9章 しずけさのなかでめをとじる / 子育てに不安を感じたら瞑想を 189」です。
考えてみると、自分の身体の中に自分とは異なる誰か、他の人が入ってくるというのはあまり経験がない事で、自分の一部のように考えてしまうこともあるのだと思います。
そして出産をして子育てが始まった時に、自分の一部と思っていた子どもが実は個性を持っていて、他人だと感じた時に、どのように扱えば良いのか解らなくなって不安になったりするのかもしれません。
妊娠している時、子育てをしている時。そんな特別な時というのは、自分自身の「たましい」に向き合って、幸せを考える時です。
これまでの生き方や、周囲の人たちとの関係を考え、これからの自分のあり方を考えるチャンスです。
それでもそんな時に不安や恐れを抱いてしまったら、目を瞑って深呼吸して心を落ち着かせるのがお勧めです。
きっと自分のこころの境界線が明確になってきて、自分に集中できて落ち着いてきますよ。
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するとすべてのものごとに神が宿っているという、日本古来からの「八百万の神々」という考えの意味が、なんとなく理解できると思います。古代の日本人は瞑想をして、物や空間、そしてあらゆるものごとに通じ合い、万物に神やたましいが宿ることを知っていたのです。
子育てに不安を感じたら瞑想を
妊娠してお母さんになったと知った瞬間から、多くの方々は大きな喜びに包まれると思います。しかしその一方で、心と身体に生じるさまざまな変化に戸惑って、負担を感じるお母さんもいるかもしれません。
現代は核家族化が進んで、孤立してしまうお母さん方が多く、ネットの膨大な情報やさまざまな価値観に基づいた育児論に触れ、「さらに子育てを不安に感じてしまう」という声もしばしば耳にします。
いったん悩みや不安のループの中に入ってしまうと、次から次へと不安な気持ちが湧いてきて、まるで迷路の中に入って抜け出せないように思えてきます。
そういう時というのは、心が助けを求めている時ですから、サインを見逃さず、耳を塞がず、しっかりと心の声を聴いて欲しいのです。自分のたましいが何かを訴えるべく、「向かい合って話をしたい!」と叫んでいるその声に、そっと耳を傾けてみてください。
そんな心の声を何処かへ押し込んで、忘れて否定しようとしても、その声は消えることなく助けを求め続けます。別のものや何かを手に入れて心をごまかそうとしても、結局は心は落ち着くことなく、悩みや不安を深めるばかりなのです。
そんな心のサインに気がついてなんとかしたいと思ったら、静かな場所で目を瞑って、瞑想することをお勧めします。
「自分の心が何を感じて、どんな思いを持っているのか?
何に執着して、その理由はなんなのか?」
そんなふうに心に問いかけて考えていくと、心の声が少しずつわかるようになります。すると「本当の自分は何を感じて、何がしたいのか?」を理解することができて、どうすればいいのか判断できるようになっていくのです。
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